KTX旅行記第１弾！～木浦（モッポ）編～

こんにちは！てんちゃんです。今年の４月にＫＴＸが開通してから３ヶ月が過ぎようとしています。そして、てんちゃんはこのたび、よ～うやくＫＴＸデビューを果たしました！今回ソウルから向かった先は朝鮮半島の西側を走る湖南線の終着駅、木浦（モッポ）！それもなんと日帰り旅行なんです！てんちゃんはＫＴＸも初めて、木浦も初めてという全てが初体験の旅。食いしん坊のてんちゃんとしてはグルメが一番の楽しみ！それプラス観光、やっぱり港町だから遊覧船などがあれば楽しみたいな～っと行く前からわくわく気分。今日はそんなてんちゃんの珍道中をご紹介しましょ～う！旅には先輩記者のおたみ師匠が同行してくれましたが、旅の途中にハプニングが！！そのハプニングとは。。。？！さっそく行ってみよう！

竜山駅から木浦へ
時は６月１１日の金曜日！竜山駅を朝６時３５分発の木浦行き始発のＫＴＸに乗って、木浦へ向かいます！ＫＴＸが開通する以前は木浦までだいたい５時間近くかかっていたので日帰り旅行は正直ムリって感じでしたが、このＫＴＸの開通でなんと３時間で行くことができるようになり、日帰り旅行が夢ではなく現実になったのです。６時３５分発のＫＴＸに乗ると木浦に午前９時５５分到着！ん～観光するのにピッタリの到着時間ですね～！！

ＫＴＸ初体験！
さぁ～電車は動き出します！てんちゃんの乗った一般席のつくりは、ガラスを多く使用したシンプルで清潔感のある感じ。でも運悪く、この日の座席は逆向き！電車酔いはしないかとちょっと心配でしたが、ウワサに聞いていたよりも乗り心地は快適。揺れもそれほど感じなかったですね。あえていまいち？！っと感じたことは座席が狭い上にさらに大きなテーブルがくっつき、ますます狭くしていたことくらいでした。朝一の電車ということで小腹が空いてきたので、さっそくおたみさんと車内で食べ物探し。発見したのはデッキにあるスナック類の自販機。チョコレートを1000ウォンで買って腹の足し～！！＾O＾/

湖南線の終着駅"木浦"へ到着
おたみさんとの会話がはずんだ後、ちょっと一休み～っと眠りに付いたと思ったらもはや湖南線の終着駅木浦に到着しちゃいました！こちらの駅もソウル駅や竜山駅などと同様すっかりきれいにリニューアル！駅を降りたホームから漂う木浦の風は、ソウルなどの大都会とは少し違ったのんびりしたほのぼのとした感じ。改札を出る手前には"湖南線終着駅"っという石碑が建てられています。さっそくここでも記念写真！改札を抜けるとそこは小じんまりした小さな駅。竜山駅やソウル駅とは規模が違い、コンパクトにまとまっているから意外と利用しやすいです。駅を出た左手に観光案内所を発見！ちょっくら立ち寄り、木浦マップをゲット。観光案内所の方のオススメ観光スポットは儒達山（ユダルサン）という山と、お刺身など海の幸をふんだんに楽しめるスポットは北港（ブッカン）という港町で、ここには「お刺身タウン」というものがあると教えてくださいました。（てんちゃんたちは韓国語で質問、韓国語で答えてくださったんですが、どうも日本語はダメっぽい雰囲気でした。日本の皆さんは「日本語木浦マップ」をここでゲットするくらいしかできないかもしれません。。。）それではさっそく出発しま～す！

木浦駅

北港お刺身タウン
木浦駅前からタクシーに乗って北港へ向かいます。駅からタクシーに乗って１０分くらいで北港（ブッカン）に到着です。「北港お刺身タウン」っといわれるだけかなりの数のお刺身店が軒を並べています。まずは港の方へ！港には近くの島へ向かう船や漁船などがあちこちに停泊していました。海の空気を吸い込んだ後は、さっそく腹ごしらえ！朝食をろくにとっていなかったため、てんちゃんは木浦に到着したときからすでに腹ペコ状態だったんですよね～。お店の前の水槽には木浦名物のセバルナクチ（あしながだこ）やホタテ、イシダイやひらめなどのさまざまな魚が泳いでいます。どれも生きていて新鮮そう～！

お邪魔したのは「ビチフェッチッ(ビーチお刺身店)」！
刺身屋さんには刺身のみを楽しむカジュアルなものから、お刺身プラス付き出し（いろいろなおかずなど）そしてメウンタン（魚のアラの辛鍋）もセットで楽しめるお店までさまざま。てんちゃん一行はせっかくの旅行ということで、張り切って付き出し込みのお刺身店「ビチフェッチッ(ビーチお刺身店)」へ行くことに決定！メニューはてんちゃんたちがぜひ食べた～いと思っていた木浦名物のセバルナクチ料理と、お店のアジュマ（おばさん）オススメのスズキの刺身をいただくことに！６万ウォンということで付き出しにはサザエやアワビもサービスしてくれるとのこと！ん～楽しみ～～！！＾o＾/

さっそく２階のお座敷へ。次々と運ばれてくる突き出しにてんちゃんたちは目をまん丸～！お刺身を食べる前にお腹がいっぱいになっちゃいそうな分量です。ナマコやサザエ・アワビの刺身にホタテの焼き物。そして玉子焼きから焼き魚に茹でた貝まで海の幸がたっぷり！コリコリとした歯ごたえのナマコやサザエもおいしい～。

木浦名物セバルナクチ（足長だこ）を食べよう～！
そして忘れてならないのがセバルナクチ！生きてグネグネ動くタコを食べるタコの踊り食いです！もちろんタコの踊り食いはてんちゃんもはじめて。以前から挑戦したいと思っていたんですが、この日ついにチャレンジです！うっすらふりかけられたごま油が香ばしい香りを発しています。タコのギラリと光る目が見てる～～～っといいながらすでに箸はタコをつかんで一気に口に中へ！！吸い付く吸盤を無視しながらムニャムニャカミカミ！初めての感触なんだけどこれがけっこういける～～！！柔らかくて食べやすくおいしいじゃあ～りませんか！！なんだかクセになる味ですね！もう一品は割り箸にくるくると巻かれたナクチクイ（タコの焼き物）！これもやはり柔らか～い！

儒達山（ユダルサン）
たらふく食べた後にはちょっと運動～っということで、木浦一の観光地ともいえる儒達山（ユダルサン）に向かうことにしました。儒達山は木浦の中心部にあり、山頂からは木浦市内や多島海を一望でき、山には公園や景色を見わたせる展望台のような場所がいくつもあるんだそうです。てんちゃんたちは北港からタクシーで移動。約2000ウォンほどの距離でした。登山口で入場券を購入し、さっそくスタート！

李舜臣将軍の銅像		木浦の涙ノレビ（歌碑）		テガルク

おたみさんに異変が！！
実はすでにてんちゃんお疲れ。はぁ～はぁ～言いながら「ヒョンチュンタプ（顕忠塔）」というタワーや「ユソンガク」などを横目に歩いていきます。途中クジラの形の岩を発見！何だかかわいいでしょ？！ここでも記念写真！次に見えた「カンウンカク」という展望台で休憩。景色はもう最高です！すぐ前にはイルドゥンバウィという岩がそびえています。このあたりから見える日没の景色はとっても素晴らしいそうです。汗だくになり疲れた～っといいながらお水を飲んで、おたみさんの方を振り返ると異変が！！おたみさん、顔が真っ青！気持ち悪い～っとテンションダウン！！これは緊急事態！！ひょっひょっとして食あたりか～？？っといって困っていると、通りがかりのおばあちゃんが声をかけてきてくれ、なんとおたみさんの手をマッサージ！「このツボを押すとだいぶ楽になるわよ～」っと言いながら一生懸命もみもみ。おまけに胃薬の漢方薬までくださりました。「何を食べたの？！」「刺身！」「そらいけないわ！この時期、運が悪けりゃ食あたりをおこすのよ！！」とおばあちゃん。この場を借りておばあさん、本当にありがとうございました！ほんとに親切な方でした～。ちなみにてんちゃんは幸いにも全くなんともなく、元気いっぱい！やはり食あたりは人に寄るようですね。あ！それからおたみさん曰く、マッサージは気持ちよかったそうですよ*＾o＾*

ヒョンチュンタプ（顕忠塔）		クジラの岩		カンウンカク

っということで登山はこれで終了。ムリは禁物なので、のんびり山を降りることにしました。山を降りながらもおたみさんはかなりつらそう。旅はここでうちきりか？！と思ったのですが、さすがおたみさん！山を降りきたころにはだいぶ楽になってきたとのこと。でも念のため薬局に直行し、薬を服用。これでかなり復活～！旅はこのまま続けることになりました！！あ～よかった＾-＾/ちなみに、儒達山には他に彫刻公園やイドゥンバウィ、達城寺や素晴らしい景色を見渡せるナッチョ台などといった見どころがたくさんあります。行かれるときぜひ立ち寄ってみてくださいね！

遊覧船クルーズで島めぐり
気持ちも新たに、今度はてんちゃんが楽しみにしていた遊覧船に乗ることにしました！遊覧船は儒達山の裏側にあるシナンビチホテルの前から出航しています。だいたい１時間に１本程度出航しているそうですが、定員が１０人以下の場合は出航しない場合があるそうなので注意が必要。所要時間は１時間、料金は 10000ウォン。遊覧船というワリには少しおんぼろな感じのする船ですが、それもまぁ～いいでしょう。小さな港町の漁船？！って感じでおもしろいじゃないですか！てんちゃんとおたみさん、乗り込みま～す！

どんどんどんどん乗り場から船は遠ざかります！右には国立木浦海洋大学が見えてきました。そういえば駅で真っ白な海洋服をまとった青年がいましたいました！きっとこの大学の学生さんだったんですね。それはさておき、船は１階と２階になっていて、１階は靴を脱いでくつろげる座敷風になっているのに対し、２階はサイドにイスが置かれたスタイル。てんちゃんたちは２階で風を感じながら大空と海を楽しむことに！まわりに見える島々の案内アナウンスを聞きながらの旅。でも残念ながらアナウンスは韓国語のみ、おまけに音割れしていていまいち韓国語も聞き取りにくかった～

海から見える儒達山

海から見える儒達山

国立木浦海洋大学

遊覧船を降りた頃にはすでに５時を過ぎていました。今日は夕方６時４０分のＫＴＸでソウルに戻る予定。そろそろ駅のほうへ向かいます。駅周辺にはクァク・ジェヨン監督、ソン・イェジン主演の映画「ラブストーリー（原題：クラシック）」の撮影場所があるそうなので、そこに立ち寄ってみることにしました。いったんバスに乗って木浦駅の方へ移動。木浦駅までの１０分ほどの景色だったのですが、これまた良かったです！す～っと伸びた海岸線に古めかしい漁師町に、お店といえばソウルでは見られない魚取りの網を売るお店。木浦港旅客ターミナルもこの途中にありました。

駅からチョウォン観光ホテルを結ぶ通りが「ラブストーリー（原題：クラシック）」の撮影場所。映画の中でのベトナム派遣軍壮行パレードはこの通りで撮影されたそうです。映画中では水原で行われてことになっていますが、実際は木浦のこの地で、看板など全て昔のものに変えて撮影されたんですね。もう少し他の撮影地も行きたかったのですが、時はもう６時過ぎ。駅で待つことにいたしました！もう少しゆっくり木浦を楽しみたい～っという方は、ソウル行きの最終列車である夜８時４０分発の電車で戻れば、夜０時ごろにソウルに到着しますよ。

駅周辺にはコンビニやファーストフード店が建ち並んでいるのでさっそく電車で食べるおやつをゲットし、いざソウルへと向かいました。帰りの電車はさすがに２人とも疲れて、半分以上眠ってしまいました。そしてソウルには夜８時５９分に到着！！今回の旅はおたみさん、本当にお疲れ様でした！！最後は体調も回復して、ほんとよかった！！こんなハプニングがあったものの、全体的にはとっても充実した旅になりました！初めてのＫＴＸに初めてのサンナクチ（生きたタコ）！儒達山から見渡した素晴らしい景色に遊覧船での島めぐり！とっても遠く感じてた木浦がこんなに身近に感じられ、ＫＴＸよくやった！っとてんちゃん褒めてあげたいです！これからもステキなＫＴＸ旅行記をお伝えしたいと思います。次回はどこに行こうかと今からドキドキのてんちゃんがお伝えしました！