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投稿者:ワッタカッタ!

観光情報・交通旅行情報掲示板主邑山とサンシュユ・マッコリで春満喫の旅♪

2010-04-05
ソウル郊外 楊平郡の主邑山の山裾はサンシュユの黄色の花が咲きはじめ、
山里は黄色の絨毯で春をむかえていました!

火曜日、広蔵市場の屋台で並びに座ったおじさんの話。
「今週末、山に登ってテジカルビ食べてサンスユ(韓国語ではサンスユ)のマッコリを飲むんだ」
サンスユ?って、Wikipediaによると
サンシュユ(山茱萸)は、中国、朝鮮半島原産の落葉小高木で、高さ3〜15mになる・・・らしい。
「その話のった!私たちも行きます」とサンシュユ祭り見物と、登山決行です。

4月4日、日曜日の朝、龍山駅は登山客が9割以上、ソウルの電車は自転車の持ち込みがOKなので
マウンテンバイクを脇に本格的装備の自転車愛好家のグループもいて、大・混・雑!
約束の時間になってもおじさんのグループがみつからず、電話番号のメモを忘れてしまい
連絡が取れないまま「まっ行ってみるか!」と中央線で山に向かうことに。

龍山駅9:13発、元徳駅10:40着66.4キロ、T-money使用可で片道1700ウォンです。
龍山駅を出たら途中の駅からも、登山スタイルの乗客が大勢乗り込んできて、回基駅を出るころは
登山客貸切電車状態に!座って行くなら、始発の龍山駅から乗車することオススメします。

チュウプ山は【主邑山】【趨揖山】とも表記されています。地元の人は【七邑山】と呼んでいます。
おじさんに聞いていたルートで登りました。山頂まで片道1時間30分、標高583メートル。
去年12月に出来た元徳駅には案内の人もいて、山のポイントには韓国語の案内もあり迷うことはありません。

しかし冬の間に、なまっていた足腰にはキツイ坂道でした。
もうすぐ山頂と青い顔で一歩一歩登っていると、待ち合わせで会えなかったおじさんが仲間30人の先頭に
たって下ってくるのにバッタリ会いました!「ああ~ヒョンニム」
「下ったらメウンタン食うから来い!」とドジな私たちに電話番号のメモを渡して下りていきます。
山頂583メートルに立ったのが、1時半まわっていました。(途中で昼食の休憩あり)
山はいいです♪つらかったコトはすっかり忘れて、又登りたくなりますよね。
下りはルートを変えて、祭り会場の方へ下山して行きました。
松の枯葉でフワフワの下り道は滑って滑って、やっぱりつらい。でも又、山へ行きたい♪なぜだろう~?

山の中腹にいても里からガンガン、カラオケの大音量が聞こえてきます。
「急げ!マッコリがなくなったら困るぞ!」と、つれあいは一人ドンドン下りていきます。
私は2度3度転びながら、やっとやっと里へ出ました。マッコリが残っていますように!

しばらく歩くと、黄色の小さな花をつけた木が一面に広がっています。
「これがサンシュユの花か~」
ここは、樹齢100年以上になるサンシュユの木、約7千株が群落をなしているそうです。
振り返ると主邑山を背景に黄色の花の絨毯が広がり、昔話の絵本のような、春の幻想的な風景。
写真を撮っていると「マッコリが無くなるってっ!」「ハイハイ~」花よりマッコリです^^

祭り会場では水車が回り、カラオケの熱唱、テジカルビの焼けるニオイ、
子供が走りまわり、大人は酒に酔い地べたにゴロゴロ寝転がり、
山の幻想的な景色から一変、しかしここも韓国の春の風景です。

내리산수유주が残っていましたよ!マッコリというべきか、この村の伝統酒です。
『ネリサンスユ酒』原料はサンシュユ、松葉、米、きれいな水。
製造はネリ(ここの集落の地名です)セマウル婦人会とあります。
オレンジ色の澄んだ酒(こちらは酒の上澄み)のボトルが5000ウォン
白く濁った、濁酒のボトルが3000ウォンの2種類ありました。
マッコリというか、サンシュユの香りがする軽い薬酒の味わいです。
登山の後のサンシュユ・マッコリは五臓六腑にしみわたる美味しさでした。指先まで酔いがまわります。
ネリ・セマウル婦人会の白菜キムチ、これが涼しいキムチで格別でした。
韓国の人は美味しいキムチを「涼しいキムチ」と表現しますが、
私も美味しいキムチが涼しいこと、身体でわかってきたようです。

おじさん指定のメウンタンのお店は、山裾のぐるりと反対の方角、行く力が残ってませんでした。
水がキレイな田舎で、川魚のメウンタンも、いただいてみたかったのですが・・・。
お祭りだったので村からシャトルバスで楊平駅へ、そこからソウル方面に戻りました。

サンシュユの花は開き始めたばかりなので、しばらく楽しめそうです。
秋にはサンシュユは真っ赤な実をつけます。秋の主邑山と赤い実の景色も良さそう~。
楊平(ヤンピョン)サンシュユの村・・・で検索すると日本語で案内あります。
ソウル近郊で春満喫しました^^