けんちゃんカレー

켄짱카레

閉店・移転、情報の修正などの報告

京都出身のご主人が作る懐かしい日本カレーのお店!

アンニョンハセヨ、プサンナビです。数年前からの韓流ブームにのって、観光や旅行という枠を超え、韓国で直接生活して見たい!と留学する方が増えましたが、それに伴い、韓国に居住している日本人が増えたといわれています。ナビが留学していた5年前ほどは、クラスに1人か2人しか日本人がいなかったんですが、最近ではクラスの半数以上が日本人!?なんていう現象が釜山市内の語学学校で見られるんだそうです。旅行や観光で韓国を訪れるときは、もっぱら韓国グルメに舌鼓み!だと思いますが、やはり外国で生活してみると、たまーに日本の料理が恋しくなってしまったりするもの。釜山の日本料理屋さんというと、大体が高級なお寿司のお店が目立ちますが、そういったものではなくて、懐かしいお袋の味!なんかが外国生活では食べたくなりませんか?ということで、今日は、単身京都から釜山へ渡ってきた日本人が経営するカレー専門店「けんちゃんカレー」をご紹介したいと思います。
京都出身のけんちゃん!
お店は、地下鉄1号線中央洞駅から徒歩5分ほどのところに位置しています。大通りに面しているわけではないので、少しわかりにくいとは思いますが、駅からは一つの角を曲がるだけのシンプルな行き方なので、地図を片手に探して見てください。入り口には、日本人が経営しているのでもちろん、日本語で屋号の「けんちゃんカレー」と大きく書かれています。お店は今年(2006年)の8月上旬にオープンしたばかりということで、とっても清潔感があり、シンプルなインテリアになっています。お店自体は、カウンター席が数席と4人掛けテーブル席が2つのそう大きくないですが、ご主人一人で切り盛るするにはちょうど良い広さなんだとか。「あまり広すぎると丁寧に接客もできないですしね。」とはご主人のけんちゃん。そう、お店の屋号はご主人のお名前からとってつけられたんだとか。
店内には、やはり日本人経営ということで、日本チックな飾りや置物がところ狭しと並べてあります。特に、ご主人のご出身地である京都を連想させるものが多く、店内にいると、韓国にいることを忘れ去れてくれるような雰囲気に包まれているんです。その雰囲気を作っているのはお店のインテリアだけでなく、やはりご主人の関西弁にもあるのかな?と思ったナビ。お話を聞きながらも時々出る関西弁が、外国生活の疲れをホッとさせてくれているように感じました。
とってもリーズナブルなお値段!
お店のメニューはけんちゃんカレー、センソン(魚カツ)カレー、トンカツカレーの3種類。特別なカレーのスパイスを使っているとかそういうわけではなく、純粋に日本の味を韓国の方に知ってもらいたい、という考えから、日本で市販されているカレーのルーを韓国まで運び、数種類のカレーをブレンドさせ、野菜と一緒にコトコトと数時間煮続けて完成させるんだそうです。「体に良いカレーを作りたくて、野菜などには気を使っています。」とはご主人さん。もともと、釜山に来られる前から料理が好きだったということで、楽しんで料理をされているようでした。また、驚きなのが、このカレーの価格!シンプルなけんちゃんカレーにはいたっては、たったの3,500ウォンでいただけちゃうんです。そこにトンカツが加わったものも4,500ウォンと今時の韓国の物価から考えると安いんです。「儲けも必要ですが、今まで韓国の方にはお世話になっているし、とりあえず感謝の気持ちという感じで、安い値段設定にしているんですよ。」とはご主人。韓国の方の味を勉強したいと、誰でも気軽に食べられる値段にしたそう。また、カレーについてくるのは、もちろん日本のお味噌を使った味噌汁、日本の漬物、キムチ、ラッキョウ。
カレーの上に目玉焼きをのせたシンプルなけんちゃんカレー。関西ではカレーの上に目玉焼きや生卵を乗せるんだそうで、東北出身のナビもびっくり!でも、意外や意外で卵とカレーの愛称は抜群!カレーはトマト風味が感じられて、辛すぎず懐かしいお袋のカレーという感じ。
お次はトンカツカレー。注文と同時にあげているだけに、衣はサクサク、お肉の中はジューシー&食べ応えあり!カレーのルーがかかっている部分でも、衣がサクサクしているのがなかなかでしたよ。
韓国人に日本茶を紹介
メニューの中にカレー以外のものが唯一あるんですが、それはなんと日本茶。日本文化が感じられる急須と茶碗、そして京都のお菓子を使い、日本文化を韓国人の方にも感じてほしいと始めたんだとか。カレーを食べた後でも、日本の話をするのにお店へ立ち寄った際にでも、久しぶりに日本茶に浸ってみてはいかがですか?
日本のお仕事を終え、第二の人生になるをするか?と考えたときに、大好きな釜山でお店を開きたい!と思ったのがカレー屋さんを始めるきっかけになったというご主人。約30年ほど前から30回以上、釜山を訪れ、優しく親切にしてくださった韓国の方に恩返しがしたいなぁーという気持ちで、家族を日本におき、単身釜山でお店を始めたんだそうです。カレーが懐かしくなった方や日本語で話をしたいなぁーと思った方は、気軽に遊びにきてください、と笑顔でおっしゃったご主人。外国で頑張っているけんちゃんさんが素敵に見えたナビでした。以上、プサンナビがお伝えしました。

記事登録日:2006-10-18

ページTOPへ▲

主なメニュー

単位:ウォン

ケンチャンカレ

ケンチャンカレー

켄짱카레

4500

センソンカレ

フィッシュカレー

생선카레

5500

トンカスカレ

とんかつカレー

돈까스카레

6000

コロケカレ

コロッケカレー

고로케카레

5500

セウカレ

エビカレー

새우카레

6500

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2006-10-18

スポット更新日:2012-10-10

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供