ナリエチッ(ナリシクタン) 

ナリの家(ナリ食堂)나리의 집(나리식당)

閉店・移転、情報の修正などの報告

漢南洞で昔ながらのスタイルを守り続けるサムギョプサルとチョングッチャンが有名な店!

こんにちは!ソウルナビです。今日は梨泰院(イテウォン)のすぐ東隣りに位置するエリア、漢南洞(ハンナムドン)にある庶民的な焼肉店をご紹介しましょう!小洒落たレストランや欧米スタイルのカフェが多く集まるスポットとして知られている漢南洞ですが、それはここ数年のこと。昔ながらの素朴で庶民的な雰囲気、そしてたくさんの地元ファンを抱える、これぞ韓国!な名店だってあるのです。今日ご紹介する漢南洞の「ナリエチッ」も、そんなお店のうちの一つ。どれだけ有名になっても、移転も拡大もせず、開店当時から変わらぬスタイルで30年近く営業し続けています。そんなナリエチッのウリは、韓国の人ならだれもが懐かしいであろう、鉄板に敷いたアルミホイルの上で焼いて食べる冷凍サムギョッサル。そして家庭の味がするチョングッチャン。ガイドブックにも必ず登場するほどの有名店を、ナビがレポートいたします!

開店当時のままのナリ食堂

地元の人からは、ナリシクタン(ナリ食堂)とも呼ばれている、ナリエチッ(ナリの家)。ナビがその昔、まだソウルの地理に詳しくない頃、それぞれが違う店なのだと思っている時期がありました。それはナリシクタンと言ったり、ナリエチッと言ったり、連れて行ってもらう相手によって店名が変わるから。ですがその後、この2つの似た名前の店は、実は同じ1つの店だということがわかったのでした。なぜなら、大きい横長の看板にはナリエチッ、小さい立て読みの看板にはナリシクタン。そう、誰も間違ってはいなかった・・・お店が2つの名前を名乗ってるんです。なんとも韓国らしいですよね^^;さぁ、どうぞ、目を凝らして画像をご覧ください。ハングルですが、微妙に文字が違うのがお分かりいただけるでしょう~
もはや統一されていない店名を気にする人もなく、言いやすいせいか“ナリシクタン”と、地元ではそう呼ぶ人が多い気がします。
ということで、そのナリ食堂。ご覧の通り、思いっきり地味な店構えですが、これは開店当初から、場所も店も何ひとつ変わることなく、営業してきたから。もちろんメニューも味もそのまま。豚肉もずっと同じところから仕入れているのだとか。
唯一、変わったのは値段だけ。ここ数年の物価上昇でさすがに値段は変更せざるを得なかったようです。
そして隣には、まさに地元の人しか利用しないようなスーパー、またあのイ・ビョンホンも訪れることで知られるパダ食堂もすぐ近くにあるので、気になる方は見学してみてはいかがでしょうか。
思いっきり地味な店構え?!

思いっきり地味な店構え?!

古くても掃除は行き届いた店内

古くても掃除は行き届いた店内


◆ナリエチッといえばこれ!◆
ナリエチッといえば、サムギョッサル(豚三枚肉の焼肉)、そしてチョングッチャン(納豆のような香りのする味噌で作ったチゲ)、というのは、現地韓国人だけでなく韓国に訪れる外国人観光客の間でも知られていて、この2種類をセットで頼むパターンが多いようです。が、実は意外と人気なのがキムチソッコチゲ。このキムチとチゲの間にある、ソッコという文字。ソクタ=混ぜるの意味で、キムチと何かを混ぜたチゲということになります。こちらではキムチとスンドゥブ(純豆腐)を混ぜたもの。チョングッチャンといえば、あの納豆のような匂い。日本にも、納豆が食べられる人と食べられない人がいるように、韓国でも、チョングッチャンが好きな人もいれば苦手な人もいるんですよね。ナビの周りでも苦手な人は少なくありません。そんなこともあってか、なくてか、地元の皆さんのテーブルでは、キムチソッコチゲを目にすることも多いようです。今回ナビは、定番のサムギョッサルとチョングッチャンで!

飲料水はセルフですよ~

飲料水はセルフですよ~

注文後、そう待つこともなく運ばれてくる肉とおかず。ではさっそく焼いてみよーっ!とその前に、各テーブルにセッティングされている鉄板のガスコンロの火を付けましょう。久々のガスコンロを目の前にうっかりし、アジュンマに、「自分で火付けてね~付けられないなら付けてあげるわよ」と言われたナビでした。はりきって注文と同時に火をつけて待つ必要はありませんが、お肉が運ばれてきたらカチッとつけましょう。ちなみにこちらは、水も持ってきてはくれません。各自取りに行きましょうね。

懐かしの味?冷凍サムギョッサル

ご存じでしょうか?昔はサムギョッサルといえば、カッチカチのペラペラ~な冷凍豚バラ肉が当たり前だったのを。
今でこそ、当たり前のように、セン(生)サムギョッサルがあり、ワインや味噌に漬けたもの、○○サムギョッサルといったようにアレンジされたものなど種類も多くありますが、昔はサムギョッサルといえば冷凍が当たり前、それもカチカチに凍って薄~くスライスされた豚バラ肉をよく焼いてカリカリ状態にして食べたものだったんです。肉というより、その食感はチップス・・・でもなぜかそれが美味しいんです。美味しくないけど美味しい。しょっちゅうは食べたくないけど、たまに感じたくなる雰囲気と味なのです。
そして気になるお値段は、1人分11000ウォン(※2011年9月現在)と決して安くはありません。安い肉=豚肉だったのも昔の話。世の物価上昇で仕方ないのでしょうね、残念です・・・。
これで2人分はちょっと少なめ?

これで2人分はちょっと少なめ?

鉄板にアルミホイルが時代を感じさせます

鉄板にアルミホイルが時代を感じさせます

食べ終わる頃にはコップに大量の油が

食べ終わる頃にはコップに大量の油が

おかずは日替わりで4皿ほど。この日は、卵焼きに大根の和え物、豆もやしのナムル、そして2種類のキムチ。サムギョッサルは、もちろんゴマ油&塩につけて。そしてサンチュと甘辛く和えたネギも出てきます。
おかずを食べながら焼けるのを待って~とノンキに構えていると、あっというまに焼けてしまうお肉!そう、薄いから焼けるのが早い!!お肉が色づいたらさっそく、ネギとサムジャン(味噌)と共にサンチュに包んでいただきます。ここではお肉そのものを味わうよりも、お肉、ネギ、味噌の調和を味わうのが美味しく食べるコツです。そこに豚肉から出た油で焼いたニンニクやキムチを一緒に食べてもよし、さらにはご飯を炒めて食べてもよし、と(鉄板はすごいことになりますが)鉄板を使って即席料理するのもまた楽しいです。
薄いので焼けるのが早い!

薄いので焼けるのが早い!

ネギとサムジャンは必須!

ネギとサムジャンは必須!

チョングッチャン

豆粒ゴロゴロのさらっと系

豆粒ゴロゴロのさらっと系

チョングッチャンは、大豆の粒が残っているものもあれば残っていないものも、そして匂いが強いものからキツくないものまでと、実に様々。こちらのチョングッチャンは、豆の粒が大きくゴロゴロしていてさらっとしたタイプ。キムチが入ったちょっと赤目のさっぱりピリ辛味で、匂いもそれほど強くなく、どろっとしたチョングッチャンが苦手な人にも、食べやすそうです。チョングッチャン初心者はぜひトライしてみては?
営業時間も昼から翌日の明け方までと長く、梨泰院からも歩いて楽に行けるナリエチッは、旅行滞在中にも最適の場所と雰囲気。どこもかしこも女性同士かカップルだけ、の雰囲気はいいんだけど、そうじゃないんだよな・・・というレストランが多いこの辺りで、仕事帰りの会社員や地元のおじさんたちも多く、男性だけのグループでも躊躇することなく入れる安心のお店。根強いファンを持つナリエチッのサムギョッサルとチョングッチャン、まだ体験していない方はぜひ1度お試しあれ!以上、漢南洞の路地よりナビがお伝えしました。


記事更新日:2011-09-07

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主なメニュー

単位:ウォン

サムギョッサル

豚の三枚肉

삼겹살

img 11000

ブデチゲ

部隊チゲ

부대찌개

大17000/小12000

チェユッポックム

豚肉の辛炒め

제육볶음

9000

オジンオポックム

イカの辛炒め

오진어볶음

8000

チョングッチャンペッパン

清麹醤定食

천국장백반

img 6000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-09-07

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供