ムジン屋

こんにちは、ソウルナビです。南大門市場といえば、ソウルを訪れる観光客に人気の観光スポットの一つ！韓国のお土産にぴったりの海苔や人参をはじめとする食料品に、衣類、食器、メガネ、革製品、アクセサリー、コスメなどなど、あらゆるものを扱うこちらの市場は、いつも大勢の人と活気にあふれていてお買いものをするのはもちろん見物するだけでも楽しめるトコロ！またショッピングのお店だけじゃなく、メインストリートには屋台が、そして路地裏にも庶民的な食堂がひしめきあっていて、いろんな韓国グルメを体験できる場所でもあります。そんな韓国の地元っぽさを味わえる食堂にぜひ入ってみたいけれど、言葉が通じるか心配・・・それにどんな料理が出てくるのか、メニューもよく分からない！っていう韓国旅行ビギナーさんも多いのでは！？今日は、そんな方でも安心していろんな韓国料理が、ちょっとディープな雰囲気で味わえるお店、「ムジン屋」をご紹介しましょう！

南大門市場の中のほそーいコルモク（小道）にあり！

場所は南大門市場の中でも、メインストリートからちょっとだけ細い裏道に入ったところ。お店のある通りは、他にも同じような食堂が並ぶ「モクチャコルモク（食べ物屋さん通り）」になっています。この通りの食堂の特徴は、どこのお店の前にも料理のサンプルがたくさん置かれているコト！ビビンバやチヂミ、辛そうなスープなど、いかにも韓国料理！といったサンプルがところ狭しとぎゅうぎゅうに並べられています。屋根付きの少し薄暗い小道に、そんなお店がずらりとひしめきあう光景は、それだけでもちょっとディープな雰囲気かも！？似たようなお店が並んでいますが、「ムジン屋」には日本語で大きく店名も書かれているので、目印に探してみてくださいね！

日本人に人気のオススメメニューはこれ！

● トルソッビビンパッ（石焼ビビンバ）

韓国に来てこれを食べない人はいないのでは？というほど韓国料理の定番中の定番。山菜とホウレンソウのシャキシャキした歯ごたえがいい。生卵の黄身が、焼いた石の余熱でほどよく固まりマイルドな味に仕上げてくれます。

● サムゲタン（参鶏湯）

若鶏１羽のお腹にもち米、ナツメ、朝鮮人参などを詰めて１時間煮込んだ、これも韓国料理の定番。アツアツだから冬の食べ物だと思いがちだけど、韓国では夏に食べると身体に良いと言われている滋養食。朝鮮人参は苦いけど健康のために鶏肉と一緒にしっかり食べましょうネ（かく言うナビは苦手…）。薄く味が付いているけど、お好みで塩＆コショウを入れてどうぞ。かなりお腹いっぱいになりますよ！

● キムチポックンパッ（キムチチャーハン）

これはうまい！キムチが程よく酸っぱく、辛すぎず、まさに日本人好みの味！日本で食べるキムチチャーハンとは、やっぱりキムチが違うせいか全然違う気がします。

● スンドゥブチゲ（おぼろ豆腐チゲ）

にがりを入れる前のトロトロで柔らか～い豆腐、卵、アサリ、玉ねぎなどをグツグツに煮込んだ辛～いチゲ。あまり日本ではお目にかかれないけど韓国の食堂には必ずある地元っ子が大好きな定番食。これにはご飯と、いくつかのパンチャン（おかず）が付きます。この日はキムチ、カットゥギ、イカのキムチ、茎わかめのナムル、ホウレンソウのナムル。かなり辛いけど一度食べたらやみつきになる味！

● パジョン（ねぎチヂミ）

うおっ、このボリューム！もう、見ただけでよだれモノ！カリカリの生地の上にイカとネギがた～っぷり載っかってて、２人でも食べきれない量！デパートやスーパーにジョン（チヂミ）の粉が売ってあるので、ぜひ買って帰って家でもこの味にトライしてください。

●ヨルムネンミョン（ヨルム冷麺）

一年中食べられる「ムルネンミョン（水冷麺）」は、元々スープが辛くなく、お好みで辛くできるもの。でも、夏に食べる「ヨルムネンミョン」はヨルム（大根の若芽）キムチのつけ汁をスープに使っているから、最初から辛く味が付いています。暑い季節はこのさっぱりツルッの、喉ごしがたまりません！

他のお客さんに驚かれながら全部試食したナビの感想は、ふだん地元の人しか行かないような安食堂ばかりで食事をしているナビにも大満足の味と値段とボリュームでした。お店がある通り（モクチャコルモッ・食い倒れ通り）は客引きがものすごいからちょっとびっくりするかもしれないけど、ソウルで一番古い市場でもある南大門市場の中にあるだけに、庶民的で韓国らしい雰囲気を体験することができると思いますよ。明洞（ミョンドン）からも徒歩約１０分なので、ショッピングついでに行くのもオススメです！以上、南大門市場の「ムジン屋」から、ソウルナビがお伝えしました。