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鍋からはみ出すほどの骨付き肉が!おひとり様もオッケーなボリュームたっぷりのカムジャタンが食べられる食堂


こんにちは!ソウルナビです。豚の背骨(カムジャ骨)とジャガイモ(カムジャ)を真っ赤なスープで煮込んだピリ辛の鍋料理、カムジャタン。ぐつぐつと煮える真っ赤なスープに、大きな豚の背骨とジャガイモがごろりと入ったビジュアルは、見るだけでも元気が出そうで韓国っぽい豪快なスタミナ料理です!今日はこのカムジャタンが美味しいと現地でも有名な古いお店「ドンウォンチッ」をご紹介しましょう。創業30年以上になり、地元で長く愛され続けられているこちらのカムジャタン、当然その味もさることながら、さらなる特徴はというと1人前から注文できるということ。カムジャタンは普通、大きなお鍋を数人でつつき、1人前を注文できるお店はほとんどありません。その点、こちらはおひとりさまでも全然OK、ノープロブレム!一人旅にも強い味方です。それでは、さっそくお店にご案内しましょう~!

ソウル中心部、だけど庶民的な雰囲気漂うウルチロサムガ駅近くにあり!


お店の場所は、地下鉄2・3号線ウルチロサムガ(乙支路3街)駅から歩いて3分ほどのところ。ここは人気の観光地、明洞(ミョンドン)のウルチロイック(乙支路入口)駅からも、古くからのソウルの繁華街である鍾路(チョンノ)のチョンノサムガ(鍾路3街)駅からも1駅で、ほぼソウルの中心部。でも古い建物が建ち並び、昔ながらの小さなお店が集まるとっても庶民的な雰囲気が漂う街です。1983年にオープンし、創業30年を超える「ドンウォンチッ」もそんな街の雰囲気に溶け込む外観のお店。でも、いかにも地元の人だけが行きそうなお店なのに、店先の看板には日本語が?うかがってみると、こちらのご主人の息子さんが日本に4年ほど住んでいた経験があるからだそうです。周辺には観光客が利用するホテルも多く、日本人のお客さんもよく来られるとか~
お店があるのは庶民的な街

お店があるのは庶民的な街

日本語の看板が

日本語の看板が

ここが入口

ここが入口

お店の中は、小さな空間にテーブルが所狭しと並んでいて、これまたとっても庶民的。15人くらい座れるか座れないか、といった感じですが、じつは2階もあるんです。1階入り口横の狭い階段を上がると、右手のドアと左手のドアの中に、さらにお店のホールが。奥には座敷席もあり、こう見えても意外とたくさん座れるよう。
1階の様子

1階の様子

2階左手ドアのホールの奥には座敷席も

2階左手ドアのホールの奥には座敷席も

この階段を上ると

この階段を上ると

お店の名前が書かれたドアが左右にあり

お店の名前が書かれたドアが左右にあり

2階右手ドアの中のホール

2階右手ドアの中のホール

それでは、さっそくウワサのカムジャタンを注文!


メニュー表を見ると、あれ?カムジャタンがない??よく似たカムジャグッのメニューはあるけれど・・・実はカムジャグッもカムジャタンも同じもの。カムジャタンという言い方が一般的だけど、カムジャグッはカムジャタンよりちょっとくだけた言い方なんだそう。そしてメニュー表にはこのカムジャグッのメニューも2つありますが、一つは1人前から注文できるおひとりさま用カムジャグッ、もう一つは2人以上でいただくお鍋タイプのカムジャグッ。そう、1人用のカムジャグッも注文できるけれど、一般的なカムジャタンらしく一つのお鍋を数人でいただくこともできるんです。ちなみに先ほども触れましたが、お店のご主人の息子さんは日本語ができるということで、メニュー表にも日本語の表記があります。

※メニュー表の写真は取材時(2016年11月)のもので、価格は変わることもあります。

付け合わせのキムチは、テーブルの壺からセルフ。食べられる量をお皿に取り出しましょう。おかずとしては、生ニンニクのスライスも出てきます。また銀色の小さめバケツのような容器には食べ終わった骨を入れます。
こちらが1人前のカムジャグッ(カムジャタン)!黒いトゥッペギ(土鍋)からあふれださんばかりに骨付きのお肉がたくさん入っているのも、こちらのカムジャグッの特徴。そしてジャガイモもごろりと丸ごと入っています。
お肉はよく煮込まれていて、骨からするりと外れるほど柔らか。大きすぎて食べにくい場合は、骨を手に持ってかぶりつくのもアリ!この骨付き肉、お店によっては骨ばかりであんまりお肉が付いていないこともあるんですが、こちらはお肉もたっぷり、食べごたえ満点です。
スープは真っ赤だけれど、意外と辛さは控えめですっきりとしたお味。もちろん豚特有の臭みもなく、このすっきりスープも人気の秘密のよう。そしてジャガイモ。普通、カムジャタンのお店にはピョダギへジャングッやピョヘジャングッと呼ばれる背骨肉だけが入った1人用のスープメニューはよくあるんですが、それにはジャガイモが入っていません。でもカムジャタン(カムジャグッ)といえば、やっぱり欲しいジャガイモ!韓国語でジャガイモはカムジャ。ジャガイモあってのカムジャタンです。小さめではありますが、丸ごと1個のほくほくジャガイモが入っているのは嬉しいポイント!

豚の脚の骨で長時間煮込むスープを毎日作る!

お店の隅っこには、赤いスープがぶくぶくと煮え立つ大きなお鍋が。これがカムジャグッのスープ。お店のサモニム(ご主人の奥様)がいらっしゃったのでお話をおうかがいすると、このスープは毎日、豚のサゴル(脚の骨)をベースにダシをとり煮込んでつくるんだとか。長時間煮込んだスープは、営業時間中は継ぎ足しながら使い、次の日にはまた新しいスープを作るそう。ずいぶん手間暇もかかっていそうなスープですが、そのおいしさの秘訣をさらにきいてみたところ、豚や骨はもちろん材料は国産のものにこだわっているとのこと。また、ジャガイモは高いけれど、食べに来てくれるお客さんへのサービスの気持ちもあって、1人用のお鍋にも創業以来必ず入れている、とのことです。
笑顔がステキで気さくなサモニム(社長夫人)

笑顔がステキで気さくなサモニム(社長夫人)

大きなお鍋でグツグツと煮えています!

大きなお鍋でグツグツと煮えています!

手作り風スンデのメニューもあり

おひとりさまメニューにはカムジャグッのほかにもスンデグッがあります。スンデグッは韓国式の豚の腸詰め(スンデ)が入ったスープ。スンデは手作りっぽいけれどお店で作ったものではなく、スンデを作っているところから買ってきているそう。モリコギ(豚の頭部のお肉)やネジャン(モツ)もたっぷり入っています。ネジャンはちょっと苦みを感じる部分もあるかも。
こちらは白い豚骨スープだけど、中にタデギ(辛い唐辛子ペースト)も入っていて、混ぜると少しピリ辛味に。セウジョ(小エビの塩辛)を加えて、塩味を調整します。全体的にあっさりしていて食べやすいけれど、ネジャンの苦みなどはちょっとクセのあるスンデグッ。でも手作り風のスンデはとっても美味しく、モリコギにはぷるぷるコラーゲンもたっぷり!ちなみにスンデグッだけじゃなく、このスンデだけや、またはモリコギだけがお皿に盛られたおつまみメニューもあります。

1人前からでも注文できるカムジャグッ(カムジャタン)、いかがでしたか?もちろんおひとり様もオッケーというだけではなく、味わい深いすっきりスープに、お鍋からはみ出すほど入ったホロホロ柔らか骨付き肉と、お味もイケているカムジャタンです。カムジャタン屋さんの骨付き肉だけ入ったピョヘジャングッを注文するたびに「ジャガイモも入っていたらなあ~」と思っていたのはナビだけではないはず!?そんな方もぜひお店に足を運んでみてくださいね!また一人旅の方はもちろん、ご紹介したように数人で一緒にいただけるカムジャグッのメニューもあるので、1人でも数人でも庶民的な街で地元の人たちに愛されているカムジャタンを試してみては。以上、地下鉄ウルチロサムガ(乙支路3街)駅近くの「ドンウォンチッ」から、ソウルナビがお伝えしました!

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記事登録日:2016-11-25

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主なメニュー

単位:ウォン

イチオシ

カムジャグッ

豚の背骨とジャガイモの辛いスープ

감자국

※1人前の鍋入り
7000

イチオシ

カムジャグッ

ジャガイモの辛いスープ

감자국

※小2人前、中3人前、大4人前
(小)13000
(中)20000
(大)25000

スンデグッ

豚の腸詰めスープ

순대국

6000

チョプシスンデ

豚の腸詰め

접시순대

10000

モリコギ

豚の頭部の肉を茹でたもの

머리고기

(小)15000
(中)20000
(大)25000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2016-11-11

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供