ピマギル・シルビチッ 本店 (旧イガンスン シルビチッ)

ピマキル・シルビチッ ポンジョン / イ・ガンスン シルビチプ피마길 실비집 본점

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武橋洞ナクチ通りの有名店!真っ赤っか~な激辛ナクチポックン、一度お試しを!


こんにちは。ソウルナビです。今日は「かっ、辛い!!」とヒーハーしながら食べたはずのに、何日かするとまた食べたくなってしまう麻薬系?!の料理、ナクチポックン(タコの辛炒め)専門店「イガンスン・シルビチッ」をご紹介しましょう。こちらは創始者であるイ・ガンスンさんの名を掲げた、創業50年以上の老舗。こちらはかつて、ソウルで有名だったナクチ通り「武橋洞タコ通り」にありましたが都心の再開発の波に押され、武橋洞から清進洞へ、さらに同じ清進洞内で4回の移転を繰り返し、それから清渓川(チョンゲチョン)沿いに移転したあと、ふたたび清進洞に帰ってきました!それではさっそく、伺ってみましょう!

いかにも辛そう!?な、真っ赤っかの建物!


1990年代から何度も引越しを繰り返し、それでも十数年通い続ける地元客もいるこちら「シルビチッ」。2011年12月に4度目の、そして2013年にはなんと5度目の移転。それからさらにまた移転し、以前と同じ清進洞(チョンジンドン)の、しかも同じ場所に復帰!現在のお店は建物全体が辛ーいナクチポックンを連想させるような真っ赤っ赤!遠くから見ても、この真っ赤な建物はすぐに見つけられるハズ。トレードマークのナクチ(手長ダコ)も目印。再開発が進む中、ビルの合間で赤い壁が目立っています。

ムギョドンナクチコルモッ(武橋洞タコ通り)


ソウルで有名なナクチ(タコ)通りといえば、武橋洞(ムギョドン)。「イガンスン・シルビチッ」も最初は武橋洞にありました。この武橋洞には今のように生活に余裕のなかった6~70年代から、通りにナクチ専門店が並び、大学生をはじめたくさんの人でにぎわってきたとか。皆さん食べるのは決まってナクチポックン(タコ炒め)。特にこの通りのナクチポックンは激辛タコ炒めとして知られ、真っ赤っか~なソースとタコがご飯のおかずにも、そしてお酒のおつまみとしても人気に。そんな武橋洞に90年代はじめ、再開発がはじまり、ビルが建ち並び始めると同時にお店はお隣りの清進洞(チョンジンドン)に続々移転。でもここで「チョンジンドンナクチ」とはならず、武橋洞があまりに有名なため今でも「ムギョドンナクチ」、と記憶している人も多いよう。しかし、この清進洞も再開発が進み、すでになくなってしまったお店も。

誰もが注文するメニュー!


■ナクチポックン(たこ炒め)
これがまさに真っ赤っ赤!な武橋洞ならではの激辛タコ炒め。量的にはそんなに多くない感じがしますが、辛いソースがたっぷり掛かっていることを忘れてはいけません!まずは一口!くくぅうぅ・・・ひと口目から辛い!目がしょぼつく感じも・・・でも、噛めば噛むほど甘みのでるぷりぷりタコがお酒のおつまみにぴったり!もちろん、ご飯にもぴったり!
そこで、このナクチポックンの辛さが気になったので、厨房にお邪魔して「シルビチッ」流ナクチポックンの作り方を探ってみました。アジュモニ(おばさん)お願いしま~す。

1. 鍋に少し温めたお湯を入れ、それにさまざまな薬味を刻みいれた唐辛子の粉を入れて煮立たせます。ちなみにこの薬味は企業秘密だそう・・・。
2. それにナクチ(タコ)、ネギをいれ、さらに炒めます。
3. すりニンニクをたっぷり入れ、さらに炒めたあと、
4. 水を入れてさらに唐辛子を足して煮たらできあがり!カンタン!
真っ赤っか~なナクチポックン完成!めっちゃ辛そー!

真っ赤っか~なナクチポックン完成!めっちゃ辛そー!

★ナクチポックンの食べ方は?★
ここで、ビギナーの方のためにナクチポックンの食べ方をいくつかご紹介しましょう。
おかずとして出てきた茹でモヤシを一緒に食べると、辛さが和らぐだけでなく、モヤシのシャキシャキ感とタコの弾力のある歯ごたえ、両方を楽しめます。
また、ご飯と混ぜてナクチビビンバにして食べるとまたイケますョ。このとき、ご飯の量で辛さを調節してくださいね。
そしてもう一つ、ナクチポックンの辛さを和らげてくれるのが、こちらの隠れた人気メニュー、チョゲタン(貝のスープ)!これは次のチョゲタンのところでくわしくご紹介しましょう。
味を守るためのポリシーは?★
まず旬の最高級の唐辛子粉(コチュカル)を使い、また大き過ぎず、小さ過ぎない中くらいの大きさの新鮮なタコを使うこと。これは簡単なようでいて、味を大きく左右するポイントなんだそう。
次に長年の伝統とノウハウを守り続けること。その中でも特に気を使っているのが化学調味料を一切使わないこと。「シルビチッ」で使う調味料はすべて天然調味料で、オープン当初から使われてきた物を今でも使っているそう。一度辛いのがあまり好まない若い世代向けに辛さを控えめにしてみたところ、昔からのお客さんに強く反対され(^^)、また昔ながらの方法に戻したとか。涙が出るくらい辛くなければ本当のナクチポックンではない!と、ここの常連のお客さんたちはみんなそう信じているとか。

■チョゲタン(貝のスープ)
・・・ナクチポックンと一緒に!

常連客ならほぼ100%ナクチポックンと一緒に注文するチョゲタン。というのも、激辛タコ炒めとあつあつの貝スープ、想像するだけでもう口の中から火をふきそうですが、この2品のコンビネーションこそが、本当のナクチポックンを味わったことになるそう(と常連客の方)。また「日本人観光客もたくさんやって来て、辛い辛いナクチポックンを汗をかきかき食べながら、辛い辛いと言ってビールをたくさん飲むけれど、ナクチポックンは口と胃をなだめてくれるチョゲタンと一緒に食べるのが本来の食べ方!」と何度もお店のスタッフ。

ナクチパジョン(タコチヂミ)
皆さんよくご存知の海鮮チヂミ。でもこちらのナクチパジョン(タコチヂミ)はナクチ(タコ)とニラが入ったシンプルなバージョン。
せっかくなので、また厨房にちょっとお邪魔してみました~。

1. 熱したフライパンにチヂミの生地を敷き、その上にネギ、ナクチを載せて、ひっくり返します。
2. 卵を落としてひっくり返し
3. さらにこんがり焼けたら出来上がり!
4. カットしてお皿に盛って、あとは食べるだけ!
お味は、卵が入っている分少しふんわり。ところどころにナクチがはいっていて、食べやすくてどんどん食べられちゃいます。

■ナクチマンドゥ(タコ入り餃子)

くるっと丸くなった蒸し餃子。中に刻んだナクチ(タコ)がところどころに見えます。さっそくアツアツを醤油ダレにつけて食べてみると、味的にはあまりタコタコしてませんが、食べていると、タコの弾力を時々感じる程度。タコの香りも少しします。皮も薄めで食べやすく、連続ナクチでヒーハーしている間の箸やすめにぴったり。

皆さんもせっかくソウルにやってきたのなら、ヒーハー辛うまっ!のナクチポックンで、日ごろのストレスをすっきり解消してみませんか?鐘閣から光化門十字路までの地域で大掛かりな再開発が進む中、なんとか同じ場所に戻ってきたこちら。武橋洞ナクチ通りだけでなく、清進洞ヘジャングッ通り、ピマッコル、茶洞のグルメ通りなど、都心にあったグルメ通りはいずれも都心から消えつつありますが、時代の波には逆らうように、ビル街の真ん中に残ったこちら、同じ場所でずっと頑張って欲しいものです。以上、清進洞にある「ピマギル・シルビチッ(旧イガンスン・シルビチッ)」からソウルナビでした。
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記事更新日:2012-03-08

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ナクチポックン

手長タコのコチュジャン炒め

낙지볶음

19000

チョゲタン

貝鍋

조개탕

10,000

ヨンポタン

テナガダコのスープ

연포탕

大60000 / 中45000

テチンナクチ

テナガダコ

데친낙지

19000

ナクチパジョン

(ヘムルパジョン)

낙지파전

12,000

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2001-03-14

スポット更新日:2012-03-08

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部屋数 部屋1 大人 子供