ワールドカップの舞台にもなった競技場
アンニョンハセヨ、プサンナビです。アジア大会では釜山とそして近郊の地域の競技場で数々の競技が繰り広げられます。その中でも中心的存在になるのが釜山総合運動場。釜山総合運動場内には釜山アシアードメイン競技場、野球場、体育館、室内プール、テニスコート、ボーリング場などさまざまなスポーツ施設が集まり、国内の大会や、プロ競技が行われるだけではなく、釜山市民が自らスポーツを楽しむために、または憩いの場として利用している場所でもあります。釜山総合運動場の周辺の道路は釜山の中でもとてもきれいに整備されていることで知られていて、釜山では珍しく、全体的にさっぱり、広々としています。運動場前の大通りを渡ったところには食堂やスーパー、マクドナルドなどのファーストフード店が立ち並び、スポーツ観戦にもっていく飲み物や食べ物調達にも問題がありません。
釜山アシアードメイン競技場
釜山アジア大会主競技場は？空に向かって半円模様を描く屋根をはじめとする直線と曲線をほどよく調和させた釜山アジア大会主競技場の外形は、２１世紀を開く進取性とともに、世界の人をひとつにする、という意味からドーム型として建設されたとか！また海の都市「釜山」が独特な設計と構造方式によって表現され、造形美においても最高水準を誇っています！
それではも～っとくわしく見ていきましょ！釜山が「四通八達（道路、交通などが四方八方へ通じていること）の都市」であること表現して建てられた４８個の放射型のコンクリート柱は、まるで寄り集まった波を縦に割ったような断面。出入口は、72個用意され、世界と宇宙の気を出入りする解放性を強調しています。また、屋根の先は釜山の海にうねる波を表現し、観衆の８０％が雨にあたらないようにテフロンコーティング（teflon coating）幕を設置。まるで、波を上から見下ろすような姿を形成しています。このように釜山アジア大会主競技場は、「海」と「釜山」という二大要素をうまく調和させた、釜山を代表する建築物となることを目指しています。
このほか、引張ケーブルを利用した屋根は、台風が多い釜山の地域的な特性を考慮して、秒速４０mの強風にも耐えられるように作られています。また、１時間当たり１０～１５?の雨が降っても１２～２４時間後に競技を行えるように多層構造地盤方式でグラウンドが設計されているそう！競技場の照明の明るさも2000ルクス（LUX）と高画質のTV中継放送にもまったく問題がないそうです。競技場周辺には土星の輪を連想させる広場がおかれ、ある美しさを見せています。
それでは競技場の中にレッツゴー！
釜山アジア大会主競技場の進入路を通過し、競技場内に突入！緑色に光る芝生と土色の陸上トラックが目にとまります。でも！それよりも印象的なのは、赤、黄、青、色とりどりの観覧席！！原色を用いた椅子のカラーがとってもあざやか！これは、昇る太陽とうねる波を連想させるよう配列された釜山アジアード主競技場だけに見られる特徴！
競技場の西側には、韓国では最大のサイズ（32.54×9.8m、動画映像の表示部分は20.48m X 8.96m）を誇る電光板が柱にぶら下がり、異彩を放っています。60億ウォンが投入された電光板は、発光ダイオード（LED）の素子を採択、最大10億7000万色（10Bit）以上の高鮮明画像を提供。実際、競技場がものすご～く広いので、遠くから見たらそんなに大きくは見えませんね！
釜山アジア大会主競技場の交通は？
釜山アジア大会主競技場の周辺に地下鉄の駅がないため、タクシーかまたはバスを利用しなければならず、ちょっと不便。そのためか、公共交通手段を利用する人たちが混雑しないように、この競技場の中央入口と観客席に通じる出入口ごとに、幅３０mの大型通路が設けられています。また地下鉄やバスだけでなく、タクシー（基本料金1,500ウォン）を利用するのも便利でしょう！くわしくは下の交通情報をチェックしてください
社稷（サジク）野球場
アジア大会の野球競技が繰り広げられたのは、釜山総合運動場内にある社稷（サジク）野球場。社稷野球場は釜山総合運動場の入り口に当たるところにあります。１９８４年に建てられた社稷野球場は、釜山市によって作られた市営球場。釜山の海の波をイメージしたような、なだらかでやさしいカーブが特徴です。市営ではありますが、釜山を本拠地とするロッテジャイアンツのホームグランドにもなっていて、シーズンにはここでプロ野球の試合がおこなわれます。プロが使うぐらいですから、施設の面も言うことなしです。
ライトも６つあり、2000ルクスの明るさがあるのでナイター試合も十分にこなせます。アジア大会のために特に改修工事をした所などはありませんが、グランウンドの芝は今年の春に人工芝に全面張替えをしたそうです。
以前は、プロ野球を見に来るお客さんの殆どは男性だったので、トイレも男性用が目に付くのですが、実際ぐるっとまわってみると各出入り口のところにトイレがあり、女性用トイレもたくさんありました。通路も広めになっていてたくさんの観客が一度に入場しても、出入りがすばやく行えるようになっています。
野球場の規模 面積 9,398?（地下1階、地上5階）
フェンス距離 139ｍ
観客席数 30,500席
社稷（サジク）体育館
釜山総合運動場内にある社稷体育館。野球場をぐるっとまわった裏あたりにあります。１９８５年に建てられたこの体育館は今までに何回かの補修工事がなされ、アジア大会のためには水道の配管工事をし、トイレの施設も充実させ、塗装なども行ったそうです。また、今までに、１９９７年東アジア大会、１９９９年ワールドカップなど世界大会の経験もあるので、壁は選手がぶつかっても衝撃が少ないものにしているなど、国際競技をするにあたっての配慮も十分なされています。
観客が利用しやすいように各入り口ごとにトイレもあり多くの観客が来ても十分対応できるようになっています。
体育館の規模
延べ面積 51,535?（地下1階、地上4階）
感客席数 15,000席
釜山アジア大会主競技場へのアクセス
●釜山市内各駅～釜山アジア大会主競技場
〈地下鉄＞
・ 行き方：地下鉄３号線「ジョンハッウンドンジャン（総合運動場/Sports Complex /종합운동장）」駅で下車し９番出口、または、「サジク（社稷/Sajik/사직 ）」駅で下車し１番出口。いずれも駅出口から徒歩約１０分。
●金海国際空港～釜山アジア大会主競技場
＜釜山-金海軽電鉄＆地下鉄＞
・行き方：釜山-金海軽電鉄「コンハン（空港/Gimhae Intl Airport/공항）」駅からカヤデ（加耶大/Kaya Univ./가야대）方面に乗車→「テジョ（大渚/Daejeo/대저 ）」駅で地下鉄３号線に乗り換え→「サジク（社稷/Sajik/사직 ）」駅または「ジョンハッウンドンジャン（総合運動場/Sports Complex /종합운동장）」駅で下車
・料金：1900ウォン
・所要時間：約５０分
●釜山国際旅客ターミナル～釜山アジア大会主競技場
＜地下鉄＞
・行き方：地下鉄1号線「チュンアン（中央/Jungang/중앙）」駅からノポ（老圃/Nopo/노포）方面に乗車→「ヨンサン（蓮山/Yeonsan/연산）で地下鉄３号線に乗り換え→「サジク（社稷/Sajik/사직 ）」駅または「ジョンハッウンドンジャン（総合運動場/Sports Complex /종합운동장）」駅で下車
・料金：1300ウォン
・所要時間：約４６分
●釜山西部市外バスターミナル（プサンソブシウェボストミナル）～釜山アジア大会主競技場
＜地下鉄＞
・ 行き方：「ササン（沙上/Sasang /사상）」駅で地下鉄２号線のヤンサン（梁山/Yangsan/양산）方面に乗車→「トクチョン（徳川/Deokcheon /덕천）」駅で地下鉄３号線のスヨン（水営/Suyeong /수영）方面に乗り換え→「サジク（社稷/Sajik/사직 ）」駅または「ジョンハッウンドンジャン（総合運動場/Sports Complex /종합운동장）」駅で下車
・ 料金：1300ウォン
・ 所要時間：約４０分
●釜山広域市庁（プサンクァンヨッシチョン）～釜山アジア大会主競技場
＜地下鉄＞
・ 行き方：地下鉄1号線「シチョン（市庁/City Hall /시청）」駅からノポ（老圃/Nopo/노포）方面に乗車→「ヨンサン（蓮山/Yeonsan/연산）で地下鉄３号線に乗り換え→「サジク（社稷/Sajik/사직 ）」駅または「ジョンハッウンドンジャン（総合運動場/Sports Complex /종합운동장）」駅で下車
・ 所要時間：約２１分
・ 料金：1100ウォン
★タクシー
釜山駅～釜山アジア大会主競技場
・ 所要時間：２５分
・ 料金：約10,000ウォン
※釜山駅から9.43km
釜山総合バスターミナル～釜山アジア大会主競技場
・ 所要時間：約４０分
・ 料金：約15,000ウォン
※釜山総合バスターミナルから競技場まで13.53km
金海国際空港～釜山アジア大会主競技場
・ 所要時間：約３６分
・ 料金：約17,000ウォン
※金海国際空港（キメクッチェコンハン）から競技場まで18.88km
釜山国際旅客ターミナル～釜山アジア大会主競技場
・ 所要時間：３５分
・ 料金：約12,600ウォン程度
※釜山国際旅客ターミナルから競技場まで11.28km
釜山西部市外バスターミナル（プサンソブシウェボストミナル）～釜山アジア大会主競技場
・ 所要時間：約２５分
・料金：約12,600ウォン
※西部市外バスターミナルから競技場まで14.44km
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