全州ワールドカップ競技場

こんにちは！ソウルナビです。今日は韓国の食の宝庫全州（チョンジュ）のワールドカップ競技場に行って参りました！全州ワールドカップ競技場は歴史の街、全州を反映して、ワールドカップ競技場も韓国の1０ヶ所の競技場の中で、もっとも韓国固有の伝統美を表現した競技場だといわれているんだそう。それではさっそく競技場に入ってみますね！

伝統美を生かした競技場！
ここ全州ワールドカップ競技場は、韓国固有の伝統工芸品や建物のイメージを組み込んだデザインになっています。どこがどうなってるかって？それはまず屋根を見てください。これ、何だと思います？曲線を描いて大きく広がったようなこの屋根、これは全州の伝統工芸品、ハッシュクソン（合竹扇）をデザインしたもの。屋根の波打ち具合や骨組み、そして扇状の曲線が、ん～ん、扇してますね。さらに、ここの屋根は他の競技場より広いんだそうです。

次に扇形の屋根を支える４本の柱。これは豊作と村の安全を願う「ソッテ」という柱をイメージしたもの。さらに、この柱をつなぐケーブルは韓国の伝統楽器、「カヤグム」１２本の弦をイメージして設計したということ。ほんと、韓国の伝統があちらこちらに見え隠れしてますね～。

芝を考えた開放型の競技場！
競技する上での１番のポイント、それは芝ですよね。全州の競技場が他の競技場と違う点、それは芝によい競技場であること。競技場が開放型になっているので、スタンドとスタンドの間から光が射し込み、コートの芝が育つのに最適のシステムになっているそうなんです。

子供が遊べる競技場！
でも、システムは整っているけど、そもそもその芝の質はどうなの？ということでお答えいたしますと、この全州競技場の芝は、韓国の特に全州の気候に一番合う芝を選んだだそう。昨年（２００１年）４月に種を植えて準備してきた芝は、100％天然芝、ケンタッキーブルックル多種を９０％使用し、1年中生き生きとした芝が育つそうです。

他の競技場では見学は出来てもコートの中までは出入り禁止！というところが多かったのですが、ここは誰でも見学自由、遊んでもＯＫ！だからナビがお邪魔した時も子供たちが競技場でたくさん遊んでいましたよ！全州では競技場が地域の憩いの場にもなっている感じです。

水の流れる競技場！

また、全州競技場は韓国にある１０のワールドカップ競技場の中で、唯一水の流れる競技場なんです。っというのは、競技場の中ではなく、競技場の敷地内に自然の川を利用した小川が流れているんです。これはちょっとした遊歩道という感じ。川の周りにも草花が植えられていて、とってもかわいくて華やかなんですよ。競技場といったら広い敷地が必要。だからどこのワールドカップ競技場の市内からもちょっと離れていて、再開発の一端としながら競技場の周りまではまだまだ手がゆきとどかない状態、というところも多いんですよね。全州もそのうちの１つなのですが、ここの設計はとってもユニーク。花と水があるだけでこんなに違うんですね。

<< 全州ワールドカップ競技場 試合日程 >>
2002年6月 7日（金） スペインvs パラグアイ（B組予選） １８：００
2002年6月10日（月） ポルトガルvs　ポーランド（D組予選）２０：３０
2002年6月17日（日） 決勝トーナメント（Ｇ組１位 vs Ｄ組２位） １５：３０