アフリカ美術館

アプリカミスルグァン아프리카미술관

閉店・移転、情報の修正などの報告

スポット概要

地図

口コミ・Q&A

アルバム

お気に入り

印刷▼

景福宮のすぐ近くにあるアフリカンアートに触れられる場所。観覧後はアフリカンコーヒーでゆっくり。お散歩がてら寄ってみては？

こんにちは、ソウルナビです！韓国の伝統スタイルを残しながら、おしゃれなカフェやレストランが多い三清洞（サムチョンドン）は、週末ともなればカップルで溢れている人気のデートスポット。そんな街並みばかりが注目されがちなこのエリア、実はギャラリーがたくさん集まっている、とってもアートな街。せっかく来たからには、お茶と食事だけに終わらず、ぜひアート鑑賞もしたい！そんなアナタに、カフェとアートがたった3,000ウォンで一度に楽しむことができるアフリカ美術館をご紹介します！

三清洞/北村都心の中に残る生きた李朝の博物館！

韓国のアーティストの作品を多く扱うギャラリーが多いイメージの三清洞にありながら、アフリカの彫刻とアフリカのアーティストの絵画を展示するアフリカ美術館はちょっと異色の存在？かもしれません。でも、韓国在住のナビにとっては逆にそれが嬉しいところ！アフリカンアートということもあり、観覧者は現地の美術専攻の学生さんやファミリーなどで観光客はほとんど見られず。美術館というよりはギャラリーといった感じで、展示スペースは小さく、作品も多くはないですが、週末も混雑はなく、ゆっくりじっくりアフリカンアートの鑑賞ができるんです。韓国三昧の旅や生活にちょっと食傷気味な時の息抜きにもピッタリ＾＾

目印は中華屋の看板と花屋さん！

一見、わかりづらい黒に赤の看板です

階段を上がってすぐ左にまた階段

景福宮沿いのギャラリーなどが並ぶ道沿いにあります。・・・が、よく目を凝らして行かないと、うっかり通り過ぎてしまう場所。ギャラリー現代や、錦湖美術館を過ぎたちょっと先に、中華料理屋さんの看板が見えたら、手前に花屋さんがあるかどうかを確認してください。その花屋さんの右奥を見上げると、アフリカ美術館の看板が見えますよ～（※目印のお店はそれぞれ2011年5月の取材時のもの。詳しくは地図をご覧くださいね）

１階はカフェ、2階と３階がアフリカ美術館です

階段を上がると入口があるので、そこでチケットを買います。
ドアを開けると、さっそく目に飛び込んでくるのがこちら、マリ共和国のバンバラ族のもの。大きいです。私たちにはなぜこうなるのか想像もつかないデザインですが、これらは全て意味があるんですよね。こちらは女性を通した生命と創造を表しているのだそう。

人類になくてはならない水。頭の周りの点々は水がめぐる様子を表現

ジャーン！全身はこのようになっています。大きいですよ～

ではさっそく観るぞ～！とはりきるナビに、館長さん（入口にいたのは、なんと館長さんでした）が、「よかったら説明しますよ、韓国語ですけど」と。おおーっ！それはありがたい。専門の方の説明があるのとないのとでは、面白さが全然違いますよね。そんなわけでナビも韓国の学生さんたちと一緒に説明を聞くことに。あとで聞いてみると、韓国語と、英語での説明を行っているようです。（英語は担当が別にいるため前もって予約or事前確認しましょう）　ちなみに館長さんはスペイン語も堪能。必要であれば、スペイン語での説明もお願いできそうです。

彫刻のコーナー

作品は、それぞれPossibility、Community、Opportunityと国別ではなく、テーマ別に展示。こじんまりとして飽きることなく、ひとつひとつじっくり見ることができます。各テーマのハイライト作品の説明があるので韓国語がわかる方はぜひ。

よく見ると手に同じものを持っている♪

館長さん曰く、展示されてる中で最も価値のある作品がこちら、カメルーンのバムン族のもの。
お尻からしっぽのように伸びているのは盃、周りにはヘビやワニといった彼らにとっては身近な動物が彫られています。儀礼にかかせない盃、そして生きていくためには食料がかかせません。そしてこれと同じ物を手に持っているのです。細かい！

マリのドゴン族のもの

こちらは、男性の顔のようで、体は女性のような彫刻。ドゴン族の最高神アンマは宇宙の創造神とされていますが、そのアンマが、胚胎したのが男女両性を兼ね備えたノンモだそう。（日本では上半身が人間、下半身が魚の水陸両性生物といわれてますが・・・どちらにしても性がはっきりしてないということですね＾＾；）そのノンモが、原初の人間に男性、女性の魂が与えたと考えられています。

表情が何ともいえないこちらは、ガボン、ファン族の保存容器。普段は家で使用し、村の祭りの時に気に入った男性にお菓子を詰めて渡すのだとか。男性が容器に手を入れる行為は性的な儀式を表すそう。それで胴体部分に子供がいるわけですね、納得！

母子揃って漫画チックな表情

ほらっ飲むのよーっと子供におっぱいをあげるお母さん。

ブルキナファソのボボ族の婚礼儀式に使う夫婦彫刻

驚くほど大きな櫛

アフリカでは杖は性行為を象徴する道具なのだそう

絵のコーナー

館長さん自らオークションなどで落札した、アフリカンアーティストの絵が飾られています。有名アーティストから、今後有望だと思われる若手アーティストまで、どれもが個性的で、色づかいも独特！さぁ、じっくり鑑賞してください～

アフリカンアートといえば、ティンガティンガ

1番のウリはなんといってもティンガティンガの創始者である、今は亡きエドワード・サイディ・ティンガティンガの作品。
かわいい！欲しい！これはいくらなんですか？買えないけど一応聞いてみるナビ。「これは売れませんよby館長さん」とのことでした。気に入った絵があれば、購入することも可能。額の横に価格の表示があります。価格の表示がないものは残念ながら購入不可です。

こちらは購入可能な作品

鮮やかな赤と美しい女性たちが目を引きます

３階はアートショップ＆カフェスペース！

２階で作品を鑑賞した後は、３階のカフェスペースへ移動しましょう。

ちょっと急な階段です

広くはないですが、人だらけの三清洞とは思えない、寛げるスペース！天気のよい日なら外が気持ちよさそう＾＾　アフリカ産コーヒーかルイボスティーを出してくれますので、希望をいいましょう（２人組で何も言わずにいるとコーヒーとルイボスティーが出てきます＾＾；）
大混雑の週末の三清洞にあって、こんなに落ち着いた雰囲気の中でコーヒーが飲めるなんて～！楽器なんかもあって、気分はアフリカンミュージシャン？
そしてここにもまた、彫刻がいっぱい！２階に展示されている彫刻作品は購入不可ですが、こちらに並べられているものは購入可能とのこと。彫刻の価格表示はないので、気になる人はたずねましょう。

小さいけど気持ちのよいスペース

テーブルは５人席れます

ソファーで寛いでもよし

こちらは購入可能です

ルイボスティーが意外な美味しさ！

見た目からは想像もつかない素敵な音色です

三清洞という、韓国テイスト溢れるエリアの中にある小さなアフリカ。
一見同じようでいて、実はそれぞれの個性を持った彫刻を見ていると、同じアフリカ大陸でも、たくさんの民族や文明が存在し、それぞれ独特な文化を持つことがよくわかります。くすっと笑ってしまうユニークなものがあったり、どうしたらこの発想に？と思ってしまう、その想像力の豊かさとパワーが魅力のアフリカンアートは、年齢問わず専門知識がなくても楽しめるはず。かわいらしい彫刻と、色彩豊かな絵にすっかり癒され、真剣に絵の購入を考え価格交渉までしてしまったナビがお伝えしました。

記事更新日：2011-06-08

ページTOPへ▲

基本情報

住所	ソウル市鍾路区（チョンノグ）司諫洞（サガンドン）６４番地　２～３階
住所(韓国語)	서울시 종로구 사간동 64번지 2～3층
電話番号	02-730-2430
営業時間	１０～５月１０：００～１７：００ / ６～９月１１：００～１８：００
休業日	毎週火曜日
クレジットカード	不可
駐車場	無
日本語	不可
料金	入場料：大人3000ウォン / 高校生以下2000ウォン＊４才以下は無料
行き方	地下鉄３号線キョンボックン（景福宮・Gyeongbokgung・327）駅５番出口を出ます。（安国駅1番出口からは景福宮方面に行きます）景福宮を左手にまっすぐ行くと、交差点に出るのでそこを左（三清洞通り）に曲がります。２００ｍほどそのまま行き、道路の向かい側に渡ると、中華料理店の看板と、手前に花屋があります。花屋の手前を右に入るとすぐ、アフリカ美術館の建物が見えます。徒歩約１０分。 [地図で見る] [乗換案内]

ページTOPへ▲

関連タグ：サムチョンドン美術館三清洞美術館韓国アフリカ韓国美術館ソウル美術館

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット（お店）の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日：2011-06-08