北村

プッチョン 북촌
  • エリア: ソウル 三清洞・北村
  • ジャンル : 通り/街
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韓屋(韓国固有の家屋)の美しさと趣きが感じられる都心の生きた博物館〜!!


こんにちは、ソウルナビです。今日は、高層ビルが立ち並ぶソウルの都心で唯一、韓国の伝統家屋である韓屋(ハンオッ・韓国固有の建築様式を使って建てられた家で、オンドルと棟を備えた独特な構造)の趣きが残る北村(ブッチョン)といわれる地区をご紹介します。このエリアは南山コル韓屋村韓国民俗村でしか見ることのできない韓屋が集まる場所で、政府が運営しているのではなく、実際に一般市民が居住している「村」なんです!!現在は新しくリニューアルした伝統エリアに生まれ変わろうと、住民や政府が一緒に新しい「北村づくり事業」が進行中。この地区の通りを歩いているとあわただしく韓屋の工事を進めている箇所をあちらこちらで見かけます。それでは、韓屋村の見物に~北村まで出かけてみましょう!


北村(ブッチョン・North Village)は?
清渓川(チョンゲチョン)と鍾路(チョンノ)の北側に位置し、北村と呼ばれるこの場所は李朝時代、権勢のある家柄ではない下級官吏や両班の子孫ではあるが現在は高級官吏ではない、そういった人たちが寄り集まって暮らしていた南山ふもと、南村(ナンチョン)とは違い、朝廷で地位の高い官吏や王族、士大夫(官吏)が居住する高級住居地として、当時政治・行政・文化の中心地だったところ。現在の北村は900棟あまりの韓屋と狭い路地など昔のようすがそのまま残り、韓屋の美しさと趣きが感じられる都心の生きた博物館といえます。また北村に居住しながら宮廷料理、漆工房、織物工房、伝統染め、メドゥ(装飾用の組みひも)、民画、お守りなど伝統文化を守り続けている人たちが多数存在し、伝統文化の中心地として新しく注目されている地区でもあります。北村は西側に景福宮(キョンボックン)、東側に昌徳宮(チャンドックン)、南側に栗谷路(ユルゴッノ)・仁寺洞(インサドン)、そして北側は三清(サンチョン)公園に囲まれ、行政区域としては鍾路区(チョンノグ)嘉会洞(カフェドン)・桂洞(ケドン)・斎洞(チェドン)・安国洞(アングッドン)・苑西洞(ウォンソドン)・三清洞(サムチョンドン)・昭格洞(ソギョッドン)・仁寺洞(インサドン)・司諫洞(サガンドン)など10個の洞(日本の町にあたる)で構成されています。


北村の変化−約1500棟もあった韓屋が、900棟あまりに急減少!
風水地理学的に日当たりよし、排水よし、南山をはじめとする周辺の景観もよく、昔から高級住宅街の名声を引き継いできた北村は、江南(カンナム・漢江の南側)エリアが本格的に開発される前の1960年代まではソウルで一番の高級住居地で、誇りある韓屋村の姿を維持してきました。けれども1970年代後半、京畿(キョンギ)高校(1976)、ヒムン高校(1978)、チャンドッ女子高校(1989)などの高校が次々と江南エリアに移転し、そこに現代建設本社屋(1983、15階)、憲法裁判所のような大型建築物が建設され、北村の景観は急速に変化しはじめました。そこでてソウル市は1984年4月、北村エリアを「韓屋保存地区」に指定、韓屋の増・改築を厳しく制限し、新築の建物においても建築審議委員会の審議を経てから伝統韓屋様式を継承するよう規制しました。その結果、時が経つにつれ、このエリアの韓屋はどんどん老朽化していき、それに伴う維持、補修費用の問題が発生、欠陥韓屋の登場など、地域住民たちの不満が爆発しました。これに対してソウル市は1991年5月、韓屋保存地区の指定を、1994年には建築物に対する高度制限を解除し、地域住民の気持ちを懐柔しましたが、その結果として約1500棟だった韓屋が900棟あまりに急減少し、新たに多世帯住宅で埋まってしまう、というよくない結果を招くことになりました。


北村の変化−北村韓屋村を守り、整えるようとする新しい動きが急浮上~!!
このように急激に破壊されていく北村の環境に関する危機感により1999年後半、地域住民とソウル市両方の協議によって北村韓屋村を守り、整備しようとする新しい動きに変貌しました。これは、韓屋を朽ちらせ多世帯住宅を建てるぐらいなら、韓屋を守ってよみがえらせることが北村の経済的価値を高めることになるという新しい認識が地域住民のあいだで広がっていったこともあります。ソウル市でも、老朽した韓屋については工事費の3分の2を無償または無利子で支援するという方案を打ち出し、この2年の間に韓屋900棟あまりのうち約250棟が改・補修が完了または工事中の状態に。ほんと、すばらしいことですね~!(^-^)また、路地の整備、共同駐車場の造成、歴史探訪路の造成、伝統施設の誘致、伝統文化資源の育成などなど、地区の特性を考慮したさまざまな改善事業を推進し、地域住民の歓迎を受けています。このすべての改善事業が「北村づくり事業」と呼ばれています。


北村づくり事業
このように住民と政府の新しい認識による「北村づくり事業」が2001年から本格的に施行されています。「北村づくり事業」の具体的な事業範囲は嘉会洞、三清洞、苑西洞、桂洞一帯の歴史文化美観地区(面積 645,000?/約195,000坪)。この地区には韓屋924棟があり、事業は大きく分けて韓屋登録制(登録しなければ改・補修費用がもらえない)の施行、改・補修工事費の支援と融資、韓屋の買い入れや活用、環境整備事業などなど。事業期間は2001~2006年までだそうです!


以上、北村についてお伝えしました。よーく調べてみると、この地域にはたくさんの紆余曲折があったんですね!(^-^) 韓屋の美しさを誇る北村、ここはこの「韓国的な美」のおかげで、現在では有名テレビドラマや有名アーティストのミュージックビデオの撮影場所として人気のある場所になりました。しかし真夜中に撮影をすることで地域住民からの不満を呼び起こしているとか~!(^-^)今後も北村地区を伝統文化が息づく地区として、住民や政府がお互い協力して保存、整備していくことで、さらにどのように姿を変えていくのかがナビも楽しみです!!それでは、嘉会洞の韓屋村からソウルナビがお伝えしました。

記事登録日:2003-04-10


関連タグ: 韓屋 伝統家屋
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