ガラス博物館(済州島)

ユリバッムルグァン제주유리박물관

閉店・移転、情報の修正などの報告

ガラスの芸術家たちが直接設計して作ったガラスのテーマパーク!

こんにちは。ソウルナビです。済州島には驚くほどたくさんの博物館があります。あの有名なテディベア博物館から民俗村博物館、なぜかアフリカ博物館まで、その数は50以上。今日はその中から済州島にある「ガラス博物館」を紹介したいと思います。こちらの博物館の一番の特徴は、海外や工場からガラスを購入し販売することを目的に作られたテーマパークではなく、韓国のガラスの芸術家たちによって設計され、建られた韓国唯一の工房兼展示場であること!それではさっそく行ってみましょう。

韓国最初のガラスの博物館

済州島の「ガラス博物館」は、もともと金浦(キンポ)にあったガラスの博物館が2008年、済州島へ移転したもの。金浦にあったガラス博物館は敷地面積が11,550㎡に至る広い自然豊かな空間に室内展示室、作業室、講義室などを備えた韓国最初のガラスの博物館で、韓国のガラス美術の発展に貢献したと言われています。済州島への移転に伴って敷地の面積は26,500㎡とさらに広くなり、ガラスの塔など設置美術が自然と調和し、素敵なガラスの公園となっています。こちら「ガラス博物館」を直接設計、設立した方は現在博物館の館長でありヨーロッパで20年ほどガラスの勉強をされたガラス芸術家のチョン・ムンゴン先生と、ソン・ヒ先生。2人がここのガラス作品を約3年に渡って作ったそう!
チケット売り場

チケット売り場

入り口

入り口

館長のプロフィール

館長のプロフィール

駐車場

駐車場

ユニークな造形物だらけのガラスの公園

入場すると入り口からは想像もできなかった幻想的空間が広がっています。晴れた日にさらに輝くという美しい庭園。目立つ造形物にはそれぞれ作品名や制作年度、技法、大きさ、製作意図などが書かれた表示がありますが、残念ながら韓国語のみ。でも思わずカメラのシャッターを押してしまうガラスの作品でいっぱい!また相当広い空間にもかかわらず、作家の手の届いていないところはないように見えます。池の中から建物の手すり、ドア、街灯、さらには石垣に至るまで、ありとあるゆるところにガラスで作られた何かが飾られ、隅々まで作家の細やかな愛情が感じられます。木々の間、ガラスの花を眺めながら散歩してみるのも面白いかも。せっかくなので、ゆったり、のんびりと堪能してください。
ガラスの庭園への道

ガラスの庭園への道

作品名は「ソッテ」

作品名は「ソッテ」

似たような…

似たような…

さすがにチェーンはガラスではありません

さすがにチェーンはガラスではありません

石垣にも宝石のようなガラスの結晶が点々と

石垣にも宝石のようなガラスの結晶が点々と

透明なガラスの特徴を生かした造形物。森を泳ぐ金魚のようです

透明なガラスの特徴を生かした造形物。森を泳ぐ金魚のようです

室内展示物のひとつ

室内展示物のひとつ

木々の上にも1

木々の上にも1

木々の上にも2

木々の上にも2

作品名は「食事」

作品名は「食事」

室内展示室

室内展示室

韓国で緑色の瓶というとやっぱりソジュ(焼酎)

韓国で緑色の瓶というとやっぱりソジュ(焼酎)

琥珀みたいにきれいなガラスのムシ

琥珀みたいにきれいなガラスのムシ

ガラスのつららの音は鳥の歌のよう

ガラスのつららの音は鳥の歌のよう

ガラスのピラミットは中も全部ガラス

ガラスのピラミットは中も全部ガラス

一休み

一休み

噴水の中にも

噴水の中にも

見るだけではなく体験してみよう!

こちらには400人が同時にガラス工芸の体験ができる学習場があります。体験できるプログラムの内容はガラスの花瓶作り(体験料20,000ウォン・ブローイング体験付き)、自分だけの皿作り(体験料20,000ウォン・ブローイング体験付き)、そしてブローイング(体験料7,000ウォン、※料金はどちらも2011年11月現在)。花瓶や皿を作る過程は無毒のガラス専用絵の具で自由に絵を描いて800℃のかまで焼き、冷凍かまで10時間冷やして完成になります。したがって体験当日に完成品をもらうことはできません。基本的には宅配便で(料金は別)完成品を受け取ることになりますが、外国人のために済州島を去る日の出国時間前までに空港の荷物保管所に届けてくれたり、ホテルが博物館から近い場合はフロントに届けてくれたりとサービスしてくれるそう。心置きなく自分だけのガラスの作品を作ってみましょう!
工房のいろんな道具と材料

工房のいろんな道具と材料

広い体験場

広い体験場

工房兼ブローイング体験場

工房兼ブローイング体験場

一回用マウスピース

一回用マウスピース

焼いた後は冷やします

焼いた後は冷やします

作業室と準備室などがある建物

作業室と準備室などがある建物

体験の前に専門家の作業を見てみましょう

体験の前に専門家の作業を見てみましょう

カマで焼き

カマで焼き

ブローイング体験!

ブローイング体験!

最終コースは記念品ショップ

記念品ショップとはいえ、色とりどりの宝石のようなガラスの作品が並んである記念品ショップはまた別の展示室のよう。買わなくても、ただ感想するだけでも十分楽しめます。また、ここの記念品ショップの物は全部ここで手作業で一つずつ作られた作品なので、気軽に見回ってお気に入りがあったら買ってみてください。特に人気ドラマ「シークレットガーデン」に出てくる全てのガラス製品を協賛したということで、ドラマに出るガラス瓶なども売られています。興味のある方は要チェック!
アヒル像

アヒル像

白鳥とフラミンゴ

白鳥とフラミンゴ

りんご形のガラス門の取っ手。買うとガラス用接着剤をくれます

りんご形のガラス門の取っ手。買うとガラス用接着剤をくれます

ドラマ「シークレットガーデン」協賛作品

ドラマ「シークレットガーデン」協賛作品

ここのガラス製品は全て手作りです

ここのガラス製品は全て手作りです

置物としても十分な高級な作品です

置物としても十分な高級な作品です

済州といえば「ハルバン」。ガラスのハルバンです

済州といえば「ハルバン」。ガラスのハルバンです

ロウソク立て

ロウソク立て

ガラス博物館は夏には夜間オープンし、また別の光景が見られます。ナビが訪ねたのは平日だったせいか非常に客が少なく、とても静かでゆったりできました。人が多い場合でも運営上1時間最大100人までしか入場させないそうなので、いつ行ってものどかな時間を過ごせると思います。ただ、野外造形物がメインなため、雨が降るとせっかくのきれいな造形物が汚くなるのは仕方ないかも。少し物足りない気もしましたが、それでも素敵な場所間違いなし。そんな済州島にある「ガラス博物館」からソウルナビでした。

記事登録日:2011-11-17

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2011-11-17

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