ハンマーを打つ人(Hammering Man)

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光化門・興国生命前でハンマーを打つ身長22メートル、体重55トンの孤独な巨人!


こんにちは、ソウルナビです。今日はソウル都心の光化門(クァンファムン)の大通りで遭遇した「ハンマーを持った孤独な巨人」についてご紹介します。頭をかがめてヒザを曲げた体勢で右手にハンマーを握りしめ、何かを打ちつけている巨人!彼は光化門の交差点から西大門(ソデムン)方面に向かう新門路(シンムンノ)の興国生命ビルの横にいます!道をはさんだ向かい側にはソウル歴史博物館が。この巨人は「ハンマーを打つ人(Hammering Man)」というちょ~っとコワそうな名前を持っています。一日も休まず毎日毎日ハンマーを打っているという力強い巨人!(^-^)しかも正確に1分17秒ごとに一回ハンマーを持つ右手がゆっくりと宙を斬りつけます!

現代美術の作品!

だけどこの巨人、実は人ではなくって高さ22メートル、重さ55トンもある大型造形物!現代美術の原始主義者として知られるアメリカの中堅作家であるジョナサン・ボロフスキー(60、Jonathan Borofsky)の代表的な「ハンマーを打つ人(Hammering Man)」という作品なのです!!(^-^)幼いころにお父さんから聞いたやさしい巨人の話からヒントを得て制作したこの作品、ハンマーを持った右腕の反復する動作を通じて働くことの大切さを現代社会を生きる私たちに投げかけているとか!また、この巨人像は、いわゆるコンピュータ革命時代にも少ない報酬で生きて行く下層労働者を象徴としているそう。う~ん、けっこう深い意味があるんですね~!(-_-;) 皆さんもおわかりになったでしょうか?(^-^;) 1995年、韓国内で個展を開いたこともあるボロフスキーは、1996年に果川(クァチョン)にある国立現代美術館に設置されたボロフスキーの作品「歌をうたう人(Singing Man)」や、昭格洞(ソギョッドン)国際画廊の屋上にある彩色彫刻「屋根の上を歩く女(Woman Walking to the Sky)」などでも、ボロフスキーの持っているメインテーマである労働と生き方に対する自意識をはっきりと感じとることができます。

「ハンマーを打つ人」は1980年、ポーラ・クーパーのギャラリーで彫刻としてはじめて展示されたあと、ドイツのベルリンとフランクフルト、スイスのバゼル、アメリカのシアトルなどに引き続き、世界で7番目の都市としてソウルに設置されました。作品を注文したイルチュ学術文化財団は、市民に新しくて面白いものを提供しようとしてこの作品を選定し、ソウルを代表する公共造形物を建てる!という意味で、鉄材を使って制作、設置されました。光化門周辺の慶煕宮(キョンヒグン)やソウル歴史博物館、教保文庫、東和免税店に立ち寄ってみたり、ソウルシティツアーバスに乗る人は是非この巨人を探してみてください!
ハンマーを打つ人、いかがでしたでしょうか?それでは、「ハンマーを打つ人」になんとかインタビューができないかと頭を抱えるソウルナビがお伝えしました。
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記事登録日:2002-08-08

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