仁川サッカー競技場

こんにちは、ソウルナビです！２０１４年にサッカーワールドカップに向け、最近何をしてもサッカーのことばかり考えて仕事どころじゃないナビ！実際に日本や韓国でサッカーの試合を見に行くこともしばしば。ただ、サッカーの試合を見に行っても、アクセスが悪かったり、試合を見ても臨場感が物足りず、不満が残ることも。駅を出たらすぐキレイなスタジアムがあって、スタンドでも選手の息遣いが聞こえ、プレミアリーグのように間近で選手の迫力のあるプレーが見える、そんなスタジアムがあれば・・・そんな妄想をしていたナビへ、ソウル近郊の仁川（インチョン）に、韓国で１０番目のサッカー専用競技場が誕生したという情報が！オ～～～インチョン！しかも２０１４年のアジア競技大会では日本代表も使用するというではないですか！一体どんな競技場なのか？仁川サッカー専用競技場へ、さっそく行ってみたいと思います！

仁川サッカー競技場は、２０１２年に完成した韓国で１０番目のサッカー専用の競技場。収容人数は約２万人。こちらのスタジアムの特徴は、韓国では最も近いと言われるスタンドとピッチの距離感と、ベンチをスタンドの中に組み込んだ内装、そして港町の仁川らしく船をイメージしたデザイン！韓国では珍しく中規模のスタジアムですが、その分スタンドのどこからでも試合が見やすいのも特徴！また芝生の育成も考え、海からの風が吹くアウェイ側の応援席には屋根がありません。その他にも企業が支援して無料で食事が提供される席や、ファンの意見を積極的に取り入れた応援席などの工夫も。そして、クラブチームが競技場を直接所有する点は、韓国初の試みとして大きく注目されています。

仁川サッカー競技場独特の雰囲気を楽しもう！

仁川サッカー競技場は４階建て。チームの事務室も兼用しています。応援の声がより大きくなるような設計や、スタンドとピッチとの距離を６ｍとかなり近くしたり、ご飯を食べながら見れるようにテーブル席があったりと、何回見に来ても飽きない作り！開放感がありつつも迫力のある競技場は、ここが本当に韓国か？と思ってしまうほど。競技場の施設の中には人工芝のグランドがあり、サッカースクールなども定期的に開かれています。

これで完璧！？仁川サッカー競技場を詳しく知ろう！

その１、MSL（メジャーリーグサッカー）をモデルとした競技場！
外観では船をモデルとした作られた競技場ですが、中の応援席やベンチなどはアメリカのプロサッカーリーグであるＭＳＬ(メジャーリーグサッカー）をモデルにしたそう！最初はアメリカだけではなく、ドイツやイギリスの競技場も視察。そして何度も検討を重ねた結果、ＭＳＬのスタジアムをモデルにすることに。よくイギリスのプレミアリーグと比較されるけれど、実はアメリカがモデルだったんですね！

その２、韓国では珍しい２万人規模の中型競技場！
せっかくなら大きな競技場を作ればいいのに・・・と思う方も少なくないかも。しかし過去、仁川での最高入場者数は３万５０００人程度で平均は１．５万人に過ぎず、観客動員数が平均で３万人に達するチームはソウルや水原しかないため、現実的に２万人程度が適当と判断。その分、大規模競技場とは違って、どこの席からも楽しく観戦することができそう！ナビもいろんな席に座ってみましたが、本当にどこに座ってもすっごく見やすい！

その３、おもしろいアイデア満載の観客席！
仁川サッカー競技場の特徴の１つが、アイデア満載の観客席！市民球団らしく市民の意見、要望を数多く取り入れられました。

・ホーム側応援席
中でも最も市民の声を聞き入れたのはホーム側応援席！一体感を出すため、すべて１階に！また最前列は立ちながら応援できるように、そして応援の声に迫力が出るような工夫も！

・アウェイ応援席
アウェイ側には屋根がないので、天候によってはかなり大変かも・・・

・Ｗプレミア席
憧れの選手や監督を間近で見られると同時に、試合後にはハイタッチもできる！？

・スカイボックスルーム
こちらの席は基本的に招待席専用。ジュースやお菓子、弁当などが無料で提供され、ふかふかのＶＩＰ椅子で試合を観戦！ナビも招待されたい～！

・ＶＶＩＰ室
こちらも招待者、スポンサー専用。なんと授乳室や、バリアフリー施設も配備！余裕のあるスペースに専用キッチンやトイレに専用ＶＶＩＰ椅子も！出張シェフも有り！

注目～ナビだけに特別！？ロッカールームや監督室などの内部も大公開！

競技場に行ってもまず見ることのできない内部！選手用のロッカールームやＴＶなどでよく監督などがインタビューを受けているところなど、普段はのぞくことができないけど今回は特別に許可をいただきました！

選手ロッカールーム・休憩室
ロッカールームはご存じ、選手がユニフォームに着替えたり、試合前のコンディションを整える場所。休憩室には試合前、試合後に間食したり、くつろげるようになっています。

シャワールーム
試合後疲れ果てた選手がまず向かう場所がシャワールーム。出来たばかりということもありすごくキレイ！

メディカルルーム
試合前やハーフタイム、試合後に治療やコンディションの確認を行う場所。しっかりトレーナーさん用のロッカーもあります！

監督室
その日のゲームプランをこちらで考えるんでしょうか・・・

室内練習場
アップなどを行える室内練習場。暖房も完備しているので寒い季節も安心！

インタビュー室
試合後ＴＶなどで監督や選手が会見を行う場所、記者用の椅子や机もあります。

中継室・電光掲示板
同時に３社の中継が可能な中継室。アジア競技大会の開催を考慮し、たくさんの機材が入っても大丈夫なように広めになっています。また２箇所に設置された電光掲示板は最新の機器を使用。だからとっても見やすいとか？！

記者待機室
試合後にすぐ情報を配信するための記者室。コピー機やインターネット、Wi-fiはもちろん、弁当や飲料水に菓子も用意されています。

その他にも・・・

マートやフリマも！？

サッカーには特に興味ないな・・・という方！仁川サッカー競技場の見どころ＆お楽しみスポットは、スタジアムだけじゃないんです！今後は大型マートなどの施設もオープンし、試合開始４時間前からはフリーマーケットも開かれる予定なんだとか！サッカーの試合がなくても楽しめるのがココの魅力！