水原ワールドカップ競技場

水原にある、大型サッカー専用競技場！

「水原ワールドカップ競技場」は２００２ワールドカップの会場にもなったサッカー専用の競技場。約４万４千人収容の大型スタジアムで、Ｋリーグの試合ではプロチームのスウォンサムソンがホームグラウンドとして使用し、サッカーの国際大会はもちろん、コンサートでも使用されています。場所はソウルから地下鉄１号線に乗ること約1時間、水原（スウォン）駅からバスで約２５分の場所。競技場の隣りにはゴルフ場や結婚式場、スポーツジムや大きな広場があり、広場ではフリーマーケットや民俗イベントなども行われるなど、市民の憩いの場にもなっています。または周辺には食堂や居酒屋もたくさんあり、バスに乗れば水原華城や韓国民俗村（ハングッミンソクチョン）、エバーランドなどの観光名所にも行くこともできます。

外観

結婚式場

食堂街

それではスタジアムを詳しく紹介！！

歴史的な遺跡と数多くの文化遺産を持つ水原（スウォン） のイメージを活かして設計された水原ワールドカップ競技場。入口からスタジアムを見上げると目に付く屋根を支える構造に、スタジアム本体からかなりはみ出ている巨大な屋根には似つかわしくない細～い柱。屋根の裏で複雑に絡み合う鉄筋のパイプはジェットコースターのレールみたい！これらはすべて韓国の伝統建築様式である水原華城のイメージを現代建築で表現したとのこと。いや～それにしてもすごい！

スタジアムの中にGO！ GO！

６階建て（地下２階、地上４階）のメインスタジアムは総座席４４､０３１席。観戦席はサッカースタジアムとしては珍しい、カラフルなスタンドになっていて、競技場の入口から入るとオレンジ、赤、ブルーなどなど色鮮やかな世界が広がっています。実は、これ、ある３つの絵を表現した色彩グラフィックしたもの。よ～く見てみるとナビにも見えて来ました！左からヘッディングするサッカー選手の絵、水原のシンボルマーク、水原華城のデザイン！サッカーの試合がスタートすると、この観客スタンドはカラフルな国旗やユニホームでさらに華やかになりそう！

競技場の中にサッカー博物館もあり！

水原ワールドカップ競技場の中にあるサッカーの博物館。こちらでは国民的サッカー選手でもあるパク・チソン選手に関する資料や、歴代ワールドカップで使用されたユニフォームやスパイクなど貴重な資料がたくさん！韓国サッカー界の英雄でもあるパク・チソン選手の記念コーナーや北朝鮮コーナー、２００２ワールドカップコーナーなど韓国サッカーの歴史はもちろん、日本を含む世界のサッカーの歴史を知ることができる１１のコーナーに分かれています。

スタジアムの安全便利設計

スタジアムの南側にはメイン電光掲示板が設置され、試合の映像やスコア、試合の進行時間などをフルカラーで見られるようになっています。そのメイン掲示板の他に補助伝統掲示板もあり、いろんな角度から試合状況を確認できるように設計。また芝グランドは寒さに強い２種類の芝を植え、１年中快適に試合ができるように造られています。芝の状態も試合に影響するって言いますもんね～そして競技場の安全対策と利便性を考えて設計されたのが観客スタンドとグランドの間の溝。興奮した観衆がグランドに飛び出さないように、スタンドとグランドの間に２．５ｍの溝が造られています。熱烈なサッカーファンたちの突発的な行動に備えて造られた策だそう。

いかがでしたか？２００２年ワールドカップでも使用された水原ワールドカップ競技場。ソウルからはちょっと遠いけど、水原華城のイメージして設計したり、３つの絵を表現した色彩グラフィック座席も水原ならでは！また近くには美味しいカルビ屋さんや観光名所スポットがたくさんあるので、ついでに競技場に行ってみてもおもしろそう！皆さんも水原に来たら寄ってみてくださいね！以上、ソウルナビがお伝えしました～