第7回 全州国際映画祭

映画好きが大集合!4月末はビビンバの町、全州に行こう!

こんにちは!ソウルナビです。来る4月27日から9日間に渡り、今年も韓国の4大映画祭の中の1つ、全州国際映画祭が行われます!今回で7回目を迎える全州映画祭は「映画好きが集まる映画祭」の名にふさわしく、一般の映画館ではなかなか観られない映画がまたまた大集合!昨年よりもさらに増え、デジタル映画を中心に世界40カ国、190作品が上映されます。期間中は全州の3大イベントも催され、メイン会場となる「映画通り」を中心に全州市内はお祭りムードにつつまれますョ。皆さんも4月末から5月のゴールデンウィークにかけて、全州の映画祭&全州のイベント、そして全州ビビンバや韓定食などの本場の全州グルメを楽しむ「全州の旅」を計画してみてはいかがですか?

○上映プログラム

開幕作は今年のベルリン映画祭で審査委員大賞を受賞した話題作、イラン映画の「オフサイド(監督:Jafar PANAHI)」。この作品は前売り開始40分後に売り切れてしまったとか。そして閉幕作は日韓合作映画「Don Look Back(監督:キム・ヨンナム)」。そのほか、コンペティション部門の「メインプログラム」、非コンペティション部門の「セクション2006」、「フィルム&デジタル」の3つに大きく分けられ、さらに細かいセクションで多彩な映画が上映されます。
中でも「シネマスケープ」ではナセル・キャミル監督の「Babaziz」、塚本晋也監督の「HAZE」など、世界的に知られる監督の新作と新人監督の話題作を上映。また全州映画祭ならではの夜通し映画が楽しめる「全州不眠の夜」では、音楽映画、ホラー、ファンタジー、SFなどさまざまな作品が楽しめます(このセクションでは竹内スグル監督の「乱歩地獄」が上映されます)。また第1回から続けられている映画祭のメインプロジェクト「デジタル三人三色」は今年、タイのRATANARUANG、シンガポールのEric KHOO、カザフスタンのDarezhan OMIRBAYEVの3人の監督が参加します。
マニアックな映画のラインナップに負担を感じる方、あるいは韓国映画を観たい!という方には「野外上映」や「韓国映画ショーケース」がオススメ。ちなみに野外上映は「私の生涯でもっとも美しい1週間」や「クァンシキの弟、クァンテ」などの最近公開された韓国映画、そして犬童一心監督の話題作「メゾンドヒミコ」、「頭文字[イニシャル]D」、ロマン・ポランスキー監督の「オリバー・ツイスト」などの外国映画を含め最近の人気作品が上映されますョ。その他詳しい作品情報は全州国際映画祭のホームページでご確認下さいネ(韓国語・英語)。

○会場

開幕、閉幕作は全北大学の文化館で行われ、その他の映画は、全州市内の"コサドン映画通り(コサドンヨンファゴリ)"にある4つの映画館と広場(野外上映用)で上映されます。
~全北大文化会館(一般上映・不眠の夜)~
前回はここで開・閉幕式、記者会見などを行われましたが、今年は昼間は一般映画(開・閉幕作以外)の上映、夜は『全州―不眠の夜』セクションの映画が上映されます。ここは全北大の校舎も近くにあり、この周辺はまさに学生街。食堂、おしゃれなカフェやバー、娯楽施設などなど、夜遅くまでにぎやかなところ。
<駅・映画通りからの所用時間>全州駅からはタクシーで約15分/コサドン映画通りからはタクシーで約30分。
~韓国ソリ文化の殿堂(モアク堂)(開・閉幕作)~
今年の開・閉幕作品はこちらで上映。開幕式、閉幕式に合わせて全州駅とコサドン映画通りからシャトルバスの運行が予定されていますが、乗れなかった場合はバスよりタクシーを利用した方がいいとのこと(本数が少ないため)。
<駅・ターミナルからの所要時間>全州駅からタクシーで約15分。/ターミナルからはタクシーで約25分
~コサドン映画通り(一般上映)~
ソウルの明洞みたいにとってもにぎやかな繁華街。碁盤の目に広がるメインストリートにはお店がズラリと並んでいて、若者たちがショッピングに食事にエンターテイメントにと楽しめるところ!この繁華街の中にある映画館で上映されます。
<上映映画館>
・メガバックス8館(コサドン映画通りから徒歩約2~3分★2階にチケットブースあり)
・CGV全州(コサドン映画通りから徒歩約3~4分)
・プリマス全州(コサドン映画通り入口から徒歩約15~17分)
・全州シネマ(コサドン映画通り入口から徒歩約10~12分)
・アカデミーアートホール(コサドン映画通りから徒歩約3~4分)

★トンジン駐車場(野外上映&映画祭のメインイベント)★
今年の野外上映はCGV全州、全州シネマ、アカデミーアートホールの向かいにあるトンジン駐車場で行われます。こちらは入場無料なので自由に観覧できますが、座席が指定されていないので、観たい方は予め席を確保しましょう。また、公演やライブなどの映画祭のメインイベントが行われるのもこちら。野外上映がスタートする前の90分間、お祭りムードが盛り上がりますョ!

<駅&バスターミナルからのタクシーの所要時間>
全州駅から約15分(3,000~4,000ウォン)
高速バスターミナルから約10分(2,000~3,000ウォン)
市外バスターミナルから約10分(2,000~3,000ウォン)

*タクシーで映画通りまで行く時は、"オゴリ:五叉路"と言えば良いそうです。

○チケット

価格
開幕作・閉幕作(式を含む):10,000ウォン
一般チケット:5.000ウォン
深夜上映『全州・不眠の夜』:10,000ウォン
ソニマジュ(演奏を含む):5,000ウォン

チケット購入方法
全州国際映画祭のホームページを利用するインターネット予約か、現地のチケット売場で直接購入になります。

<現地での直接購入>
チケット売場・予約期間(一般上映チケット)

★トンジン駐車場(映画通り内)
・予約期間:2006年4月28日(金)~5月5日(金)
・予約時間:9:30~20:30(ただし5月5日のみ14:00まで)

★メガバックス2階(映画通り内)
・予約期間:2006年4月28日(金)~5月5日(金)
・予約時間:9:30~20:30(ただし5月5日のみ14:00まで)

★全北大文化館
・予約期間:2006年4月28日(金)~4月30日(日)
・予約時間:9:30~24:00

★ 韓国ソリ文化の殿堂の臨時チケットブース開幕式(4月27日)
・閉幕式(5月5日)の2日間のみ、臨時チケットブース運営。
(運営時間17:00~18:50)

○映画祭期間中の全州の3大イベント

「第48回 全州豊南祭」
日時:5月1日~5月7日
※前夜祭:4月30日午後6時/全州市庁前出発~八達路~慶基殿の特設舞台
場所 :豊南洞慶基殿と豊南門、韓屋村一帯
全州を代表する文化祭りの一つ。さまざまなイベントや体験プログラムが開催される中、見所はなんといっても「大韓民国ビビンバ大祭り」と「風流舞台」。特にビビンバ大祭りでは全羅道の全州ビビンバ、忠清道の山菜ビビンバ、慶尚道のチンジュのホッジェサパッなど3道のビビンバが披露されるそう。この機会に韓国で有名な三大ビビンバ、味わってみてはいかが?!

「第32回 全州大サスッノリ全国大会」

日時 :4月30日~5月3日
場所:全州室内体育館、慶基殿など
最終日の5月3日には部門別の特別公演あり。

「全州韓紙文化祭り」
日時:5月1日~7日
場所:韓屋村内のデジョロ一帯(慶基殿入口~工芸品展示館)、全北芸術会館
韓紙ファッションショー、韓紙作り体験、現代の工芸作家の企画展示などが行われます。

○全州の見所

ハノクマウル(韓屋村)
ここは韓国式の伝統家屋が立ち並ぶ韓屋村(ハノクマウル)と呼ばれる観光スポット。全州の繁華街からは徒歩約15分ほど。ソウルの伝統通り、仁寺洞とはちょっと違う伝統の街です。お土産ショップ、伝統茶店、伝統料理屋さんなどの他に、全州韓屋生活体験館や伝統工芸品展示館、全州伝統酒博物館、漢方全州伝統韓紙院など商品の販売と共に体験コース(これは20名以上の団体客用でした)などもあり。
慶基殿(キョンギジョン)
全州の繁華街から歩いて15分のところにある「慶基殿(キョンギジョン)」。敷地内は、李氏朝鮮王朝の太祖の肖像画を描いた額を奉安するために、太宗10年(西暦1410年)に創建された殿閣、「慶基殿」 と、全州李氏の祖である 司空公(サゴンゴン ) 李翰(イハン)夫婦の位牌が奉安されている肇慶廟(ジョギョンミョ)に分かれています。ここは緑が多く、昔の雰囲気が残っているためロケにもよく使われているところ。
<基本情報:>
住所 : 全州市(チョンジュシ)完山区(ワンサング)豊南洞3街(プンナムドンサンガ) 102
電話番号 : 063-281-2790、063-284-2337
開業時間 : 9:00~18:00(夏)/9:00~17:00(冬)
馬耳山(マイサン)
市街を抜けて山の方へ約30分、目の前に馬の耳の形の奇妙な山が登場。ここは韓国では「聖地」「霊山」的な存在で、聖火リレーもここから始まるそう。遠くから眺めたら近くまで行ってみよう。しかし、絶景を見るためには階段を登って降りて、約20分。運動不足のサランにはそ~と~辛かった。でも、辛い思いをしてでも行く価値あり!目の前に居座る大きな2つの岩山は、現実離れしていて、まるで不思議な冒険の世界に迷いこんだよう。昨年、日本のTV番組「世界不思議発見」で見て、ずっと憧れていたの!全州へ行ったらここは絶対行くべし。

○全州グルメ

ビビンバ ビビンバ

ビビンバ

クッパッ クッパッ

クッパッ

トルソッパッ トルソッパッ

トルソッパッ

第7回 全州国際映画祭 jeonju international film festival 2006
開催日程:2006年4月27日(木)~5月5日(金)9日間
(27日が開幕式、5日が閉幕式)
規模:世界40カ国、190作品
スローガン:自由、独立、疎通(観客中心の映画祭)

上映場所
・開幕・閉幕式場:韓国ソリ文化の殿堂/モ楽堂
・一般上映館:全13館ーマガバックス全州(メイン上映館)/CGV全州/プリモス全州/全州シネマ/アカデミーアートホール
・深夜上映館:全北大文化館
・野外上映館/メインイベント:映画通り内のトンジン駐車場
・ゲスト:2000名(公式ゲスト約500人/開幕・閉幕招待1500人)
・公式サイト:www.jiff.or.kr

映画祭の前半4日間は午後6時半から8時まで、映画通りのトンジン駐車場で「ソニマジュ」と題して日本と韓国のミュージシャンたちの合同イベントもあり。その他、路上公演や演劇、パフォーマンスなどのプログラムが1日2回予定されているので、映画祭に参加される方はお見逃しなく!以上、ソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-04-18

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