イ・ビョンホン主演映画「夏物語(原題:クヘヨルム)」記者会見!

主演の2人も初試写!一番記憶に残ったのは夜の川辺のキスシーン?!

こんにちは!ソウルナビです。韓流ブームもかなり落ち着いてきましたが、この11月は韓国でさまざまな韓流スター関連のイベントが目白押し!皆さんの中にも、そのために韓国に来た方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?大きなイベントからいうと、ソン・スンホンの除隊イベント、そして異例のファンのための先行特別試写会も2つありました。「屋根部屋の猫」でお馴染みキム・レウォンの主演映画「ひまわり」の試写会が20日に、また韓流スター四天王ともいわれるイ・ビョンホンの2年ぶりの映画「夏物語(原題:クヘヨルム)」が21日に行われました。特にこちらは京畿道一山(イルサン)キンテックスという1500人規模の会場で行われるという大々的なもの。その他、年末にかけては映画祭授賞式も2つあり、ファンの方にとっては今年の年末、大忙しになりそうですね。さて、前置きが長くなりましたが、「夏物語」先行試写会が催された翌日、ソウル三成洞COEXのメガバックスで記者試写会が行われました。その様子を今日はご紹介しましょう!
「夏物語(原題:クヘヨルム)」 (http://www.kmculture.com/summer/)
韓国では今月の11月30日に公開予定の「クヘヨルム(直訳:その年の夏)」。主演のイ・ビョンホンは2年ぶりのメロドラマ映画ということで地元でも話題になっています。相手役は「家族」「結婚遠征記」などで演技も定評のあるスエ。では、まずは映画の簡単な紹介から。

主演俳優 イ・ビョンホン/スエ
監督 チョ・グンシク
ジャンル メロ、ドラマ、ロマンス
上映時間 121分
等級 12歳以上
公開日時 2006年11月30日


【ストーリー】
まだひよっこのテレビ作家、スジンは成り行きで、ユン・ソギョン教授の初恋の人探すことに。番組のPDと一緒に、教授が大学生のとき農村奉仕活動のため訪れた田舎の村に取材に行くが、そこでソギョンの思いもよらない恋の物語を聞くことになる。1969年の夏、父親から逃げるようにしてソウルから農村奉仕活動にやってきた大学生、ソギョン。最初は早く帰りたいと思っていた気持ちも、ジョンインという女の子に出会ってからはどこへやら。家族もなく、1人さびしく暮らしてきた彼女は強くて純粋。そんな彼女にソギョンは惹かれていき、ジョンインもまた惹かれていく。しかし2人の愛が深まる頃、奉仕活動が終わりに近づき、さらにソウルでは学生運動が激しくなり・・・。

記者会見スタート!

試写会の前に主演の2人(イ・ビョンホンとスエ)、そして監督が舞台に登場し、簡単に挨拶をしたあと試写会スタート!2時間ほどの映画が終ったら、再び3人が舞台に出てきて記者会見が始まりました。今日はその会見の一部をご紹介!
Q:映画を見た感想は?
スエ:自分の映画を見て泣くのも恥ずかしいので・・・理性を失わないように努力しながら観ました。

Q:今回は歌が下手な役ということで、音痴の演技をするのに苦労したのでは?
スエ:私はもともとがとても音痴なので・・・演技するには逆にラクでした・・・。でも事前に練習を一所懸命して、前日は眠れないほど緊張しました。練習をしたおかげで、実際撮影のときは1回で成功してよかったです。
Q:映画のように探して欲しい人がいますか?
スエ:小学校のときからの友達でも今でもよく会っていて・・・仲のいい友達とはだいたい今でもよく連絡をとっているので、映画のような探して欲しい人は・・・いませんね・・・。
イ・ビョンホン:私は引っ越さなかったんですが、周りがどんどん引っ越して(笑)。もし探せるなら、会いたい人、探して欲しい人はたくさんいます。
Q:主人公のキャラクターを演じるのに苦労した点は?
イ・ビョンホン:最初、映画のイメージに合わせて練習をしたみたところ、あまりにもぱっとしなくて、劇中のソギョンという人物のキャラクターを作るのに、監督と相談しながら多くの時間を費やしました。今までの作品の中でもっともアドリブが多く、俳優とスタッフが一緒に創った映画です。撮影しながら、試行錯誤の末まったく違う雰囲気になった場面も多いんです。

Q:一番印象に残った場面は?
イ・ビョンホン:スエ氏との川辺のマトリックスシーンです(注:この意味は映画を観ればわかると思います)。まず風景がとてもキレイだったんです。照明も近くからではなく、山の方に大きな照明を設置して遠くから川辺を照らし、監督にもスエ氏にも何度もキレイだと連発していました。そこで撮ったシーンが一番印象に残っています。もともとシナリオはあったんですが、撮るたびに違うアドリブが加わっていろんなパターンがありました、もっと面白いパターンもたくさんあったんですけど・・・。
Q:日本の方と一緒に観ながら聞いたんですが、日本でも60年代に全共闘時代という、似たような時代があったので理解しやすかったと言っていました。その時代背景だったがために、成就できなかった愛というのがたくさんあったと思うんですが、拷問シーンも含めて、その部分を強調したかったんですか?
監督:日本でも60年代から学生運動が活発だったことをよく知っていますが、この映画でイデオロギーや社会問題を扱う映画を作ろうとしていたのではなく、その時代背景の中で生きていた一般人の素朴な姿を描きたかったんです。

Q:スエ氏は映画の中で年をとった姿は最後まで出てきませんでしたよね。美しかった昔の姿だけ記憶に残して。これは昔のラブストーリーを美化する効果を狙った、意図的なものだったんですか?
監督:
そのことについては特に最初から考えていませんでした。この映画が全体的な流れはシナリオを基本にしていますが、その他の細かい内容はその都度、相談しながら撮って結果的にそうなったんです。
Q:お互いの演技に関してどう思ったか?
イ・ビョンホン:私の思う映画のクライマックスは、映画の最後に出てくるスエ氏のナレーション部分です。この部分は今日観て初めて知ったんですが、あのナレーション部分が一番感動的で、スエさんの演技がもっと悲しそうに見えました。

スエ:学生時代から1人のファンとしてイ・ビョンホンさんを見てきたので、実際に演技をしながらも実感が分からなかったんですが、完成した作品を今日観てやはり、イ・ビョンホンすばらしい俳優だと感じました。

Q:拷問シーンは大変だったのでは?
イ・ビョンホン:あのシーンを撮りながら、人生で一番殴られたんじゃないかと思います。2日間に渡って撮ったんですが、1日に100発、2日で200発ほどいったんじゃないでしょうか。なにせ1日目にあまりに殴られて頬が腫れてしまって、冷湿布を貼って少し落ち着かせてからまた撮影したので。一番辛いシーンでした。
Q:撮影時に使った愛着のある小物は?
イ・ビョンホン:挙げるとすれば、あのチョルパジ(映画でよく履いていたズボン)です。ほとんど撮影が終ったらあのズボンを履いて帰って、また翌日の撮影でまたそのズボンを履いてきて・・・スタッフに洗濯する時間を与えられないほどで・・・(笑)履きやすくて、撮影の間大部分をあのズボンを履いて過ごしたので・・・。

Q:最後に一言お願いします。
イ・ビョンホン:シナリオを初めて見たとき感じた気持ちが観客に伝わればいいと思います。そしてずっと忘れられない温かい映画となればと思います。
イ・ビョンホンさんは記者会見が始まってから上着を脱ぎ、ネクタイを取り、最後はボタンまで開けてラクな格好に。その度にカメラマンのシャッターが早まるというも、やはりスター俳優の動き一つ一つのベストショットを皆さん狙っているんでしょうか?この映画は公開前に日本の配給会社に400万ドルで先行販売され、2007年1月には日本でも公開される予定だとか。試写会に行けなかった方、また韓国映画ファンの方も、是非1度観にいかれてはいかがでしょうか?以上、ソウルナビでした。
☆おまけ
メガバックスの入口には「夏物語」のフォトスポットがありましたョ!背後に映画の名場面が流れ、映画のポスターで飾られたフォトベンチで、記念写真を撮って行かれてはいかが?

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-11-24

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