韓国の中低価宿泊施設タイプとは

~荘、~パーク、~モーテル、~ホテルなどはすべて旅館レベル!!

こんにちは。ソウルナビです。今日は韓国の中低価宿泊施設についてくわし~くご説明しましょう。世界中どこでも、国内であれ国外であれ、家を離れて旅する人達の一番大きな心配といえば、なんと言っても宿泊の問題!特に海外旅行が初めて、ソウルが初めて、という方にとっては旅行先の宿泊施設が最大の関心事ですよね。予約した、あるいは泊まろうと思っている宿泊施設はどんな所?って気になってしまうもの。周辺に観光地はあるの?交通は便利?施設は清潔?なんてことからタオルはあるの?トイレはどんな感じ?などなど細かいことまで、、、気になってしまうのが人の常。でも施設、サービスどれをとっても最上級の特級ホテルはちょっと例外かな?最高級の特級ホテルならまず安心して大丈夫!(^-^)
「−旅館」「−旅人宿」「−荘」
今日はナビが低予算でご旅行を考えている方に特にお話しいたしましょう!ソウルも東京と同じように?数多くの中低価宿泊施設があります。韓国の中低価宿泊施設は「−旅館(ヨグァン)、「−旅人宿(ヨインスッ)」、「−荘(ジャン)」と大きく3つにタイプ分けできます。中でも旅館(ヨグァン)は「−荘」、「−パーク(~park)」、「−モーテル(~motel)」、「−ホテル(~hotel)」などに区分できます。これらは名称が違うように、施設と価格、イメージがちょっとずつ違います。その違いを今からくわしくご説明することにしましょう。
韓国の旅館(ヨグァン)は低予算で宿泊するところ!
旅館!日本で旅館というと温泉にあるようなちょっと高級なイメージがありますが、韓国の旅館は低価格で宿泊できるところ!というイメージが強~くあります。もちろん、外国人からするとオンドルという韓国の伝統文化を体験?できるという点はありますが・・・1960年以降、韓国で工業化・都市化が本格的に進むと同時に人口移動が激しくなり、あわせて旅館の数も急激に増加しました。つまり、旅館は住むところが見つかるまでちょっと生活する所、といったイメージが強かったんです。ところがその後、外観と施設などを現代式にリモーテリングした旅館が出現し始め、また現在ではラブホテルというイメージも強くなっています。もちろん、主に観光客を相手にする旅館とそうでない旅館とは違うということは覚えておいてくださいね。
韓国のラブホテルも派手なネオンサインやヨーロッパのお城のような外観!
ここで韓国のラブホテルについてちょっと触れておきましょう?特別に「ラブホテルとはこれ」と定義はできないけれど、あちこちで見られる派手なネオンサインがピカピカ、ヨーロッパのお城風の4~5階建て規模の「~荘」、「~パーク」、「~モーテル」、「~ホテル」といった名前の旅館を通常ラブホテルといいます。また、これらラブホテルは昼間は宿泊専用ではなく一部屋当たり1日平均3~4回の回転率となり、夕方には宿泊が可能となります。特に韓国では南漢江と北漢江あたりを中心に景色がよく雰囲気が良い郊外にラブホテルがあるのが特徴です。
「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」などすべて旅館レベル!
実は韓国の中低価宿泊施設で「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」といった名称の宿泊施設、名前こそ違うけれどすべて旅館と同レベルなんです。もともと旅館は「旅館」という商号でしたが、いつからか旅館や旅人宿などすべての宿泊施設が「ホテル(等級があるホテルではなくて商号名だけホテル)」などいろいろな名称を使うようになったのです。旅館だけど「~ホテル」という商号名を使うことができるようになり、ちょっと分かりにくい状況になってます。ここが旅館なのか、それともホテルなのかはっきりと区別できないこともあります!ちなみにモーテル、日本ではラブホテルのイメージが強いのですが、韓国ではイコールではありません。ふつうの旅館がモーテルという名前だったりするので、誤解ないように!
旅館のイメージは古臭い!
「~旅館」というとたいていそのイメージは、1階または2階建てで、外観はちょっと古い。ご主人もお年寄り。メインストリートからちょっとはずれた所にある狭い裏道にあって、駐車場もなく、薄暗く女性にはちょっと危ない・・・って感じかな。でも多くの旅館が10年以上の伝統をもち、どこか温かくてホッとできる雰囲気があります。多くの人に旅館の部屋に何かしらの思い出があるのももそんなところに理由があるのかもしれません。(^-^)それから商号名には普通、漢字語が多く使われています。いずれにしても旅館というとちょっと古臭い~って感じがします。もし今、新しい中低価宿泊施設を開業するとしたら名前に「××旅館」とつける人は多分、100人中2~3人くらいしかいなさそうです。。。。
「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」などはラブホテルっぽい雰囲気!
これに対して「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」のような名前の宿泊施設のイメージは、4~5階建てできれいで洗練された現代式建物にウォーターベッド、whirlpool、最高速インターネットなど最新式設備が完備され、駐車場は必ず完備、商号名はほとんどが英語中心といった感じ。旅館よりずっとラブホテルっぽい。これに対して「旅館」は一般宿泊施設と言っても大丈夫~!
ラブホテルと一般宿泊施設を区別する方法は駐車場!
同ランクの「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」といろいろあるけれど、ラブホテルと一般宿泊施設を区別する方法は「宿泊施設の駐車場が公開されているか」あるいは「駐車場を幕(びらびら)で隠しているか」が一番重要なキーポイント!(そのあたりは日本も同じ?)プライベート保護のために幕(びらびら)を張ったといわれてますが・・・幕(びらびら)があったらラブホテルだと疑ってみてください!みなさんもこれでソウルの街を歩いたとき、ここがラブホテルなのかそうでないのか区別できますよね?(^-^)
1泊1部屋(2人基準)の平均料金は3万ウォン(平日)!
現在、ほとんどの旅館(同ランクの「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」を含む)にはベッドと浴室、カラーテレビなどが備えられていて、1泊1部屋(2人基準)の料金は3万ウォン(平日基準)程度。もちろん、施設がよく整っている~荘、~パーク、~モーテル、~ホテルなどはもう1~2万ウォン高くなります。それから、これらの施設は週末や最盛期になると平日や閑散期と比べて20%~30%ほど宿泊料金が高くなります。もちろん場所によっては50%以上も高くなることも!ルームタイプはだいたいオンドル部屋とベッド部屋の2種類!このうちオンドル部屋には韓国式寝具、「ヨ(敷き布団)」というマットレスと、綿または羽毛が入った「イブル(掛け布団)」、それからもみがらやそばがらで作った「ペゲ(枕)」などがあります。冬は韓国固有の暖房システム「オンドル」でぬくぬくとっても暖かい~。
旅館以外の宿泊施設~「荘」、「旅人宿」、「民泊」!
韓国の中低価宿泊施設で旅館(同ランクの「~荘」、「~パーク」「~モーテル」「~ホテル」を含む)を除くと「~荘(ジャン)」、「~旅人宿(ヨインスッ)」、「~民泊(ミンパッ)」があります。
まず「~荘」は、旅館の「~荘」とはレベルが違う宿泊施設で、等級のあるホテルよりは格が落ちるけれど立派な高級旅館。このように2種類ある「××荘」はその規模と雰囲気を見ると簡単に区別できます!でも現在はほとんど見られなくなってしまいました。
次に「~旅人宿」。小規模で料金が安い宿泊施設で等級のあるホテル・旅館よりレベルが低い所でソウル市内にはほとんどありません。地方や郊外のターミナル付近にはまだ残っています。部屋の構造は1坪余りの小さな空間に布団以外には何もありません。(たまにテレビがある場合もあります)部屋の中にはトイレもなく、共用トイレと共用洗面所があります。
最後の「~民泊」は、大都市の人たちがよく行く有名旅行地の周辺にあって、特に大学生が多く行くMT(合宿)場所や夏季の有名海水浴場にたくさん見られます。民泊はその名のとおり一般家庭の空き部屋を借りて宿泊するもので、部屋には何もないことがほとんど!宿泊する場合には主人が布団だけ貸してくれる所が多いです。もちろん有名な観光地には旅館レベルの施設の民泊もあります。ただトイレと洗面所は旅人宿と同様に共用の所がほとんど。
以上で韓国の中低価宿泊施設についてのご説明を終わりますが、いかがでしたか?韓国の中低価宿泊施設の旅館、旅人宿などについてもうばっちりですよね? (^-^)ソウルには現在、数多くの中低価宿泊施設があります。中には安い料金とホテルに次ぐサービスかつ清潔な施設を誇る中低価宿泊施設も多くあります。ただ観光客を対象にしていないので日本語での応対が無理な所がほとんど。もしみなさんがソウルリピーターになられた暁にはこんな中低価宿泊施設を見つけて是非利用してみてください~!旅行費用の節約にもなるし、ソウルの本当の魅力を知る貴重な一時になると思います。以上、ソウルナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-01-13

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