韓国料理食べ合わせ~茹でた豚肉とエビの塩辛

珍味中の珍味、冷麺によくあう酢

相性のいい食べ物第4弾!今回は茹でた豚肉の一番美味しい食べ方について調べて見ましょうね。韓国料理の茹でた豚肉はおいしくて、栄養満点。一度は食べておかないといけないものだということ、ご存知ですよね?もちろんポッサムキムチと一緒に食べる、あのポッサムの味もコクがあっておいしいのですが、エビの塩辛につけて食べるのもおすすめ!です。なぜなら(-.-)!脂っこい豚肉に、適度にしょっぱいエビの塩辛を添えると、お肉の味がよくなるだけでなく、消化まで良くなるからなのです。あ~食べた~い!!ソウルに来られたらぜひお試しくださいね(^^)
まず豚肉について簡単に説明しますと、豚肉は部位によって味が違うだけでなく、成分も違うんです。一般的に豚肉はたんぱく質12~17%、脂肪22~44%を含んでいます。豚肉はたんぱく質を構成しているアミノ酸を豊富にに含んでいます。中でも私たちの健康維持する上で必要な必須アミノ酸をバランスよく含んでいて、栄養価がとても高いんです。また豚肉は他のお肉より脂肪を多く含んでいるのですが、その質がとてもよく、舌にのせたときの食感も柔かく、おいしいと評判です。

ですが、淡白な食べ物を食べなれている人が脂っこい豚肉を食べると消化がうまくいかなかったりするんです。そこで韓国では昔から豚肉にぴったり合う調味料としてエビの塩辛!なんです。
エビの塩辛は白い色の小さなエビを塩漬けしたもの。参考までにエビの塩辛について詳しく調べてみますと...エビの塩辛は漬ける時期によってオジョッ(アミの塩辛)とユクチョッ(6月に捕ったエビの塩辛)、チュジョッ(秋に漬けた塩辛)、トンベクチョッ(冬に漬けた塩辛)に区分されるそうな。5月に漬けたものをオジョッ、6月に漬けたものをユクチョッといい、チュジョッは秋に捕ったエビで漬けたもの、冬に捕ったエビで漬けたものがトンベクチョです。このトンベクチョは長期保存はできないのですが味の良さから、昔から王様のお膳に上がるたほどの名物だったんですよ。

こんな特徴のある豚肉とエビの塩辛が出会ったら、どうなるんでしょうねぇ~。本格的に調べてみましょう。
豚肉の主成分は上記で説明したようにたんぱく質と脂肪です。たんぱく質が消化されればペプタイドを経てアミノ酸に変化します。このとき必要なものがプロテアーゼというたんぱく質分解酵素。このプロテアーゼ、エビの塩辛が発酵されるうちにとてもたくさんできるんです。このプロテアーゼがエビの塩辛にはたくさん含まれているため、豚肉を消化する上での消化剤としても役に立っているというわけ。だから茹でた豚肉にはエビの塩辛!!

また脂肪が体内に摂取されると、すい臓から出るリパーゼという脂肪分解酵素の作用を受け、脂肪酸とグリセリンに変えられてから体内に吸収されます。しかし、脂肪分解酵素の力が不足すると、脂肪が分解されず、下痢を起こすようになるとのことです。(-.-)エビの塩辛には強力な脂肪分解酵素であるリパーゼが含まれているので、脂っこい豚肉の消化だって、ど~んと助けてくれるんです。

以上のように茹でた豚肉にエビの塩辛をつけて食べるのは味の調和と消化力を増進させる大変合理的な組み合わせだっていうこと、お分かりいただけましたよね。それでは今回はここまで...名残惜しいけど、相性のいい食べ物第4弾はこれでおしまい!(-.-)相性のいい食べ物第5弾を期待していてくださいね。(^^)ソウルに来たらプルコギもいいけど、茹でた豚肉も一度ご賞味くださいね...ソウルナビのおすすめでした!!!爽やかな一日になりますように!!!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2001-03-07

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