がんばれ、マンドゥ屋さん!

ソウルのマンドゥ(餃子)専門店、がんばってます!

こんにちは、ソウルナビです。
みなさん、マンドゥってご存じですか?漢字で書くと饅頭。でも日本の饅頭ではありません。韓国で言うマンドゥはいわゆる餃子のこと。でも日本でいう餃子ともまた形も味もちょっと違う。ニラは入っていないし、半月形というよりどちらかというと丸形。どちらかというと肉まんの方が近いかも?このマンドゥ、そのまま蒸して食べたり、スープに入れたり、麺と一緒に食べたり、庶民の欠かせない味の1つなんです。食堂でも、家庭料理でも、冷凍食品でもお馴染み。最近では1000マンドゥも大流行、町中にマンドゥマンドゥマンドゥがあふれかえりました。もちろん、このマンドゥ、ナビも大好きで、おかげで体型がどんどんマンドゥに、、、
でも最近(2004年6月)、このマンドゥに大事件が起こりました。いわゆる「ごみマンドゥ」問題。マンドゥ(餃子)の原料を生産していた一部食品業者が原料に生ゴミを洗浄して利用していたことが発覚、韓国中のマンドゥ愛好者に大大大的な衝撃を与えました。当初、この業者の納入先が発表されなかったことからマンドゥ全体の消費が大幅に落ち込み、マンドゥ専門店も冷凍商品関係会社も大打撃を受けました。その後、業者の納入先も発表になり、今は騒ぎも落ち着いてきた感じもありますが、冷凍食品全体の売り上げが落ち、反面、料理教室が人気になるなど、様々な影響があったようです。
でもマンドゥファンのナビとしては残念でなりません。韓国でこのマンドゥが食べられないなんて!でも昔からの手作りのマンドゥのお店は大丈夫なはず。ソウル市もマンドゥ消費促進に乗り出したことですし、ナビからもがんばれ!というエールの意味を込めて、ナビで紹介しているお店を中心に、マンドゥのお店をまわってきました。その模様をちょっとお知らせしましょう。

−ナビでご紹介しているお店から。。。

明洞餃子(明洞)
やっぱりマンドゥ=餃子といえば気になるのが明洞にある人気店「明洞餃子」。こちらのマンドゥはちょっと他の韓国のマンドゥと違います。皮の中にスープが入っている、いわゆるショウロンポウタイプ?これは韓国ではほとんど見かけません。マンドゥもちょっと小さめ。またカルグクスにもワンタン状のマンドゥが入っています。
こちらは、お客さんもそれほど減っていない、とのこと。繁華街にある人気店の誇りを感じました。
<マンドゥ:5500ウォン>

<マンドゥ:5500ウォン>

クン(仁寺洞)
伝統の街、仁寺洞(インサドン)にある老舗といえばこちら「クン」。ここは特にハルモニ(おばあさん)直伝の大きなマンドゥが有名です。こちらのマンドゥは具に豆腐を使った、ちょっとマンドゥの中でも変わったタイプ。これは人に寄ったらくせになるかも?初めての方はマンドゥグッ(スープ)もオススメ。
こんな老舗でも、お客さんの数はやはり影響を受けたとのこと。でも最近TVに出たそうで、その時の模様の写真が飾ってありました。
<マンドゥ:5000ウォン>

<マンドゥ:5000ウォン>

チョンホ(狎鴎亭)※閉店<2007.10.8>
最先端ファッションの街、狎鴎亭(アックジョン)でマンドゥといえばこの店。さすがに狎鴎亭らしく、内装も小ギレイです。またこちらの名物は冬虫夏草で作ったスープ入りマンドゥグッ(マンドゥのスープ)。とっても体に良さそうです。
ちなみにこちらも、お客さんはちょっと減ったとのこと。でも狎鴎亭で食べるならやっぱりココです。
※閉店しました。<2007.10.8>
<特マンドゥグッ:6000ウォン>

<特マンドゥグッ:6000ウォン>

サドンミョノッ(仁寺洞)
こちらも仁寺洞にある老舗のお店。マンドゥ専門店ではありませんが、いつも入口に並べられている巨大なマンドゥがいかにもいかにもそそります。1人用テーブルもあるので夜行っても意外と平気。ほんとうにこちらのマンドゥはでかい!
ちなみにこちらは客が逆に増えたとのこと。他のお店では安心できない人がやってくるそうです。それだけ信頼されている、ということですね!
<マンドゥグッ:5000ウォン>

<マンドゥグッ:5000ウォン>

−番外編

ハムフンネンミョン(東大入口)
実はナビの馴染みのお店。でもこちらのレジャー雑誌にも載る、ひそかな有名店。こちらのマンドゥグッは肉入りで、なんともいい味。おかげでナビがここでネンミョンを頼んだのは1回だけ、あとはマンドゥグッのみ!またマンドゥも手作りしている様子が見えます。またマンドゥでもユクス(肉汁)が飲めるがうれしい。
ただここでもやっぱり「マンドゥ?食べないわ」という客の声が聞こえてきました。うーん、残念。

【行き方】地下鉄3号線トンデイック(東大入口・donguk university・332)駅2番出口を出てまっすぐ。横断歩道の前にある。徒歩約3分。
<マンドゥグッ:5500ウォン>

<マンドゥグッ:5500ウォン>

がんばれ、マンドゥ屋さん!
プレヤタウン11Fにあるマンドゥやさん(東大門市場)※閉店
ここもナビ馴染みの店。お店には「うちは手作りだから大丈夫」という張り紙が!実際、お客の目の前で(というかテーブルで)お店の人が合間にマンドゥをしこしこ作っています。一度経営者が変わって味が落ちたというナビスタッフの評ですが、十分おいしい。またキムチがおいしいのもうれしいお店です。またマンドゥカルグクスは量多し。ショッピングの合間にいかが?
<マンドゥグッ:4000ウォン>

<マンドゥグッ:4000ウォン>

がんばれ、マンドゥ屋さん!
元寶(仁川)
仁川中華街にある本格的なマンドゥ専門店。マンドゥ騒ぎの中、どうしても食べたくなってまず仁川までやってきました。中華街だからまず安心。やはり本場のマンドゥ、専門店だけあって食べ出すとノンストップ状態!中華街はチャジャンミョンだけではない!ということを実感させられました。

【行き方】地下鉄1号線インチョン(仁川・161)駅終点下車。中華街の坂を上り、突き当たりを右へ。しばらく行くと右手にあります。徒歩約7分。
<ムルマンドゥ:3000ウォン>

<ムルマンドゥ:3000ウォン>

いかがでしたでしょうか?どちらのお店も「うちは大丈夫です。安心してください。」とのこと。実際、ナビはすべてのお店で食べてきましたが、味は変わらずおいしかったですヨ。やっぱり「安心できるマンドゥ」を食べるなら昔からの手作りマンドゥ専門店が一番。ソウルにいらっしゃったら是非マンドゥ、お召し上がり下さい。これからも今後も週1はマンドゥがメニューからはずせない、ソウルナビがお伝えしました。

−その他、マンドゥがメニューにあるお店・・・

その他情報

※「チョンホ」は閉店しました。<2007.10.8>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-07-06

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