ソウルでマツタケを食べよう!

買ったばかりの新鮮マツタケをソウルで焼肉と一緒に食べてみる!

こんにちは!ソウルナビです。秋といえば読書にスポーツに・・・といろいろあるけれど、やっぱりなんといっても「食欲の秋」ですよね!?秋の食べ物はたくさんありますが、代表的なものの一つがマツタケ(松茸)!味もさることながら独特の香りをも楽しむことができるマツタケはこの時期いつも大人気~!ちょっと手の出しにくい高級品として知られていますが、ソウルだと比較的安く手に入れることができること、ご存知でした!?今日はソウルでただマツタケを買うだけでなく、それを地元の食堂に持ち込んで焼肉と一緒に味わっちゃおうということに!秋に限らず食欲旺盛のナビ記者てんちゃんとソリちゃんが、秋の味覚を満喫しに行ってきましたョ。さっそくその模様をお届けしましょう~!
韓国でも秋はやっぱりマツタケのシーズン!
食用キノコの中でも最高級とされているこのマツタケ。「マツタケ=とにかく高い」というこのイメージのせいで、今までなかなか思う存分食べられなかった人も多いハズ。日本同様もちろん韓国でも高級食材として知られていますが、日本よりはいくらか安く売られています。毎年秋になると市場にマツタケが並び、ナビの掲示板にもマツタケの話題が出たりしますよネ。「韓国産って安いけど味が落ちるでしょ」と思った方!日本での韓国産マツタケは品質が落ちるイメージがあるけれど、輸送に時間がかかったために味や香りが落ちてしまっただけ!つまり、新鮮&質がいいものであれば、安くおいしくいただけるんです!

マツタケを求めに市場へGO!

ソウルでは毎年9月に入った頃から南大門市場(ナンデムンシジャン)や京東市場(キョンドンシジャン)などの市場を中心にあちらこちらで見られるようになるマツタケ。どこで手に入れようか迷っていたてんちゃんとソリちゃん、今回は繁華街からも近く観光客からも人気の南大門市場に行くことに!街を歩いてみるとあちらこちらにマツタケがあるある~!
その中で入ったお店は南大門市場のド真ん中にある「のりのり天国(ソウル食品)」。市場で売っているのは見ていたけれど、韓国で実際に買うのは初めてという二人。さて、どんなものを買おうかな?お店の外にはマツタケの見本が並んでいるだけ(鮮度を考えると当然!)なので、とりあえず実物を持ってきてもらうことに!

マツタケ選びのポイントは?!

ソウルでマツタケを食べよう! ソウルでマツタケを食べよう!
ソリちゃん 「マツタケ入りの食品なら買ったことあるけど、キノコそのものを買うのは初めて。いろいろわからないことだらけだから、お店の人の話をしっかり聞いてみなきゃ」
「これなんかどう?」(・・・と、発砲スチロールの箱を開き、紙で覆われたマツタケを見せてくれる)
てんちゃん 「わ~出たマツタケ!これで量はどのくらいなんですか?」
「全部で1キロ。これはマツタケの中でも高級レベルのものだよ。」
ソリちゃん「へ~」
「いいマツタケのポイントは、まず形のきれいさ。そして大きさ。」
ソリちゃん「てんちゃん、これ何センチくらいありますかね?」
てんちゃん「こりゃかなり大きい方でしょ~」
「だいたい15センチくらいあるね。小さいのは数を多くして出すけど、このくらいのがいいものだよ」「あとは水分。触ってみればわかるよ~みずみずしいから。それと香りね。かいでみるといいよ。」
ソリちゃん「ほんとだ、マツタケ独特のあの香りがしっかりする~」
・・・ということで二人はここでマツタケをGET!時価なので値段はその時々によって変わるということですが、このレベルだと25万ウォン前後するそう。お店の人によるとマツタケのピークは10月末まで。それ以降は冷凍モノになるということなので、マツタケを目当てにソウルに来る場合は9月頃がいいかもしれません。今日はこのマツタケをそのまま食べるのが目的!包装も簡単にしてもらって、次の目的地の食堂へGO~!

韓国グルメに外せない!?焼肉店に到着!

大き目の袋を持って到着したのは明洞(ミョンドン)エリアにある焼肉店「景福宮(キョンボックン)」。「おいしい焼肉とマツタケを一緒に焼いて食べた~い!」とお店にお願いして、買ったばかりのマツタケを持ち込んで今日は焼肉&松茸に舌鼓(ひひっ)。焼肉だけでも充分グルメは楽しめるけど、それにプラスアルファでもう一つの主役があるかと思うとテンションUP!ルンルン気分でお店の中へ~!
席に着いたらいつもはメニューを選ぶだけだけど、今回はマツタケを渡すところからスタート!こちらのスタッフ、もともとマツタケが好きでつい先日もマツタケ狩りを満喫してきたばかりなんだとか。お肉と一緒に食べたいと伝えると下準備してくれるとのこと。そして持って来てくれたマツタケは水で洗って一部をあらかじめ削った状態。 「えっ、マツタケって布巾で拭くとかじゃないんだ!?」byてんちゃん。スタッフに聞いてみると、韓国ではさっと水洗いして食べるものなんだそう。どうしても日本式(?)で食べたい場合はその旨をあらかじめ伝えておくといいかもしれませんネ。
テーブルの横に座ってマツタケを裂くように切ってくれるスタッフ。お皿にどんどんマツタケがのせられていきます。う~ん、食べる前から贅沢な雰囲気!準備が終わると「さ、食べてみて」とスタッフ。
てんちゃん「えっ、生で!?マツタケって、マツタケご飯とかチョンゴル(鍋)とか何かしら調理されたもののイメージしか知らなかった~」
ソリちゃん「私も!そもそも生で食べて平気なんだ?試したことなかった!」 韓国焼肉おなじみの調味料、ごま油と塩につけて食べるように、とのアドバイスを受けて実際にトライ!口に入れると、サクサクした感じが新鮮~!ほのかな香りも口に広がります。
ソリちゃん「てんちゃん、これはこれで意外においしいです~。でもタレを付け過ぎるとごま油と塩の味が強すぎて、せっかくのマツタケの香りがつぶれちゃう感じですよね!?」
てんちゃん「うーん、そうだね、それはたしかにある・・・」
というわけで、タレを少量にしてみたり、そのまま食べながらマツタケを楽しむ二人。肉を焼く前にこの状態でけっこう食べてしまったかも。こんなこと、一般のマツタケ料理屋だったら量を気にしてできないハズ。う~ん贅沢っ!

肉と一緒に焼いてダブルの味わい!

思いがけず「生マツタケ」を味わったわけですが、やっぱりメインは焼きマツタケ~!お肉を焼き焼きしながらいただいちゃおう!というわけです♪お店のスタッフいわく、「マツタケといちばん合うのがトゥンシム(ロース)!」とか。というわけで、網の上にロース肉と一緒にマツタケをのせて少し待ち、先にマツタケをパクッ!
てんちゃん「やっぱり私はこっち(焼いた方)がいいわ~!歯ごたえも好き!」
ソリちゃん「うん、香りも生よりよくなった感じ。噛んだときの感覚と香りでマツタケのおいしさがさらにアップしてる~」
スタッフが相性バッチリと言ったロース&マツタケ。お肉と一緒に食べてみると・・・「うん、本当だ」と納得っ!ジュワ~っと出てくる肉汁と、無駄な味がしなくてある意味サッパリしたトゥンシムは、マツタケの味と絶妙にマッチング!どちらもお互いをジャマしないのでどんどん箸が進んじゃいます。マツタケの量がかなりあるのでケチケチする必要もナシ!どんどん焼いては肉と一緒にパクッの繰り返し~~!

お次はサルチサルと!

トゥンシムをペロリと食べ尽くした二人が次に食べたのは「サルチサル」!韓国で「コットゥンシム」と呼ばれる上質肉よりもさらに高級なお肉のサルチサルは口の中でとろけるようなお肉。こちらもマツタケと一緒にどんどんイケちゃいます!お肉を焼きながら、少し時間が空いたら生マツタケおかずのようにパクパク。肉が焼ければお肉と一緒にペロリ。こんなふうに思う存分食べてこそ、「マツタケを食べた~!」と言えるのかも^^
てんちゃん「ねぇソリちゃん、今ソリちゃんが食べようとしてるのエリンギだけど知ってるよね?」
ソリちゃん「あれっホントだ!?薄いけど形が似てたからマツタケと思って食べようとしてた!いかに普段食べ慣れてないかバレる~。」
てんちゃん「あはは。でも普通のキノコはキノコでおいしいよねぇ」
ソリちゃん「うん、普通のマッシュルームとかでも充分おいしい!でもマツタケはやっぱり別のおいしさがあるかも」
てんちゃん「そうだね。次に機会があったら、今度はもっと太めに切って豪快に食べるのもいいね」
お店で大人気の「ヤンニョムカルビ」も頼んでみました~。やわらかさといい、味といいまさに評判どおりのおいしさ。ただ、ヤンニョムカルビは甘くフルーティーなヤンニョム(タレ)が味わいのポイントとなるだけに、マツタケと合うのはやっぱりトゥンシムかな。ヤンニョムカルビはマツタケを満喫した後に、お肉だけで満喫してみてくださいね!食いしん坊の二人はこのあと食事メニューとして石焼ビビンバと冷麺を注文してシメ。これでもうおなかパンパン、大満足!
てんちゃんとソリちゃんが持ってきたマツタケの箱には13本のマツタケがあったんですが、そのうち食堂で二人が食べたのは(一つ一つが大きかったこともあり)4本。一人あたりマツタケを40000ウォン以下で食べられた計算。決して安いお金ではないけれど、量を気にせずマツタケを食べられたことを考えると十分満足できる値段!マツタケはいろいろなレシピで楽しむのもいいけれど、たまにはシンプルに食べたい時には焼肉と食べるのもオススメ!お友達とワイワイ食事するときなど大人数で食べる場合なら、1キロもペロッと食べきれちゃいそうですョ。以上、ソウルナビでした。


その他情報

※「景福宮」ではマツタケ持ち込みの場合、追加料金はありません。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-10-12

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