スペシャル記事

オートトイレット

外出先でも困らない！１００ウォンの有料自動清潔トイレ

こんにちは、ソウルナビです。ソウルのツアーでフリー行動時間などあると、観光名所だけでなく、普通のファッションストリートなども歩いたりしますよね。でも、そんな時急にトイレへ行きたくなったら？！日本ならコンビニやガソリンスタンドへダッシュできるけど、言葉も通じないし、韓国のコンビニはトイレ使えないし。。。困りますよね！それでは諸事情でトイレにくわしいナビが(~_~;)使えるトイレ情報を教えてさしあげましょう！

今日、ご紹介するのは、今年（２００２年）３月８日に試験的に設置された有料自動トイレ、オートトイレット。試験的に鐘閣（チョンガッ）のチェイル（第一）銀行前と、市庁のサムソンプラザ前に設置され、これから１０ヶ所くらい続々と増え続けるそうです！では、今ある２ヶ所を探しに、お散歩がてら行ってきました！！

市庁のサムソンプラザ前のトイレレポ
地下鉄１、２号線シチョン（市庁、City Hall）駅の８番出口を出て、まっすぐ歩くとすぐ、サッカーの応援団のポスターが出ている小さな建物発見！のぞいてみると、やっぱり、これがウ、ウワサのオートトイレットだ！！

使い方も韓・英・中・日の４ヶ国語で説明！

っで、中身はどんなかなぁ～？！と入りたい気持ちはやまやまなのに、なぜか、ここ、サムソンプラザが目の前でサラリーマンの足が耐えない。いくらレポでも自称年頃のレディーであるナビは記者魂よりレディーとしての恥ずかしさが気になり、鐘閣のトイレに期待して、その場を立ち去りました。。。

鐘閣（チョンガッ）のチョンノタワー前にあるトイレレポ
地下鉄１号線チョンガッ（鐘閣、Jonggak）駅３番出口を出てすぐ。こちらは、ちょっと大きな道から入ったところにあるので、やはり市庁と違って入りやすい。期待して良かった。

トイレの中レポ
説明を読みながら、中まで潜入！
お金の挿入口の上に「ENPTY（使用可）」と「OCCUPIED(使用中)」の表示があるので、「使用可」を確認してから使おう！

１．AUTO TOILETを利用されるときには１００ウォンを入れてください。
１００ウォン・５０ウォン・１０ウォン硬貨使用可。１００ウォンを入れると自動ドアが開きます。あっ、一人しか入れないんだ。

２．AUTO TOILETの利用される時間は１０分。１０分が経過すると、ドアが自動的に開きます。（１０分延長可能）
中の施設は？！

便器（この便器が便器ごと洗浄されるようです）

洗面台

トイレットペーパー

荷物かけ

ハンドドライヤー

消臭機

エアコンらしきもの

スピーカー（音楽が流れています）

ゴミ箱（フタ付き）

大きな鏡

洗浄ボタン(上)と延長ボタン(下) １０分近く経つと案内が流れます。延長したい場合は延長ボタンを押しましょう！

３．使用後、出るときにはドアのまわりの"開放"ボタンを押してください。
ドアの横にある大きな黄色のボタンを押して、ドアを開けます！

４．子供は保護者と同行して利用してください。
中は英語と韓国語と点字表示なので、読めなかったりボタンに手が届かない場合、１０分間閉じ込められる可能性があるので注意しましょう！！

５．非常の時には"開放"ボタンを押すとドアを開けられます。
非常時にこのボタンが壊れたら・・・？！ぎゃー

６．AUTO TOILETは、禁煙の区域でございます。
いくら消臭効果があると言っても、禁煙ですのでタバコは外で吸いましょう！

７．AUTO TOILETは、毎回自動的に清掃し、消毒して、最上の清潔を維持しております。
全てコンピュータープログラムで自動に行われています。なので、出た後も１０秒くらいの清掃時間がかかります。

事件記
今回紹介した鐘閣のトイレでのこと。１００ウォンを入れようとしたら、近くにいたホームレスらしき男性がすごい勢いで飛んできて、帽子を差し出しながら「お腹空いた！お腹空いた！！」と言い出したのです。「ありません・・」と答えても「このトイレにお金を使うのなら、私を助けて！！」何かされるのではないだろうか？！という勢いで言ってきました。怖くて何もできずにいると、近くにいた男性がその人に千ウォンをあげて助けてくれました。日本のホームレスの人たちはふつう一般人に近づいてこないけど、韓国ではこういうこともあります。マレなケースではあると思いますが、皆さんも気をつけてください～。

社長さんの登場
驚くことに先ほど千ウォンで助けてくれた男性、なんとこのトイレを作った会社の社長さん！とのこと。お話を伺ってみました。
「どうしてこのトイレを作ったのですか？」
「今までに世界をいろいろ行ってみたけれど、どこへ行ってもある有料自動トイレが韓国にはまだない。だから、作ろうと思いました。研究開発に３年、１５億ウォン（１億５千万円）かけました。酔っ払いがトイレで吐いたとしても、トイレ全部自動でキレイにしてくれるから良いでしょう。韓国人からも好評です」
とのこと。この社長さん、３つも会社を経営しているとのことで、きっとアイデアマンなのですねぇ～。

おまけ編（街でおトイレに行きたい時はココへ行こう！）