NOAが見る韓国の旅行ガイドブック事情

「本マニア」NOAのガイドブックチェック!

こんにちはマダムNOAです。まだまだソウルは寒い日が続いているけれど、立春も過ぎて春はもう目の前ですね。春になったらあちこちに出掛けたくなるわよね。そこで必要なのがガイドブック。今日はNOAから見た韓国のガイドブック事情とNOAが活用しているガイドブックをご紹介しますね。

旅行が大好きなNOAは日本では旅行に行く前にどっさりガイドブックを買っていろいろ調べるのが大好きだったんです。ところが韓国に住むようになってから韓国のガイドブック事情の悪さに本当にビックリ!ほとんど信頼できるガイドブックがないし、地図類も充実していないんです。一体、韓国の人はどうやって旅行情報を入手するんだろう?って思いました。でもここ1~2年、ようやく少しずつ韓国でも新しい旅行ガイドブックが刊行され始めてきて、今やガイドブック創生期かなって思います。
こちらは最近のソウル市内の大型書店のガイドブックコーナー。売り場は人でごった返していて皆さん、ガイドブックを物色中。
まず「1000ウォンから始まるソウル歴史文化旅行」。装丁や写真も上品な感じでちょっと知的な女性や定年後の時間のある男性なんかが読者ターゲットなのかな?と思わせるガイドブック。見てるだけでも教養がつきそう!
そして、おいしいお店を紹介するグルメ本3冊。ハングルが読めなくてもこんな本ガイドブックを買って美味しいお店を探してみるのも良さそう!
一昨年(2003年)から去年にかけて韓国で大流行した言葉「Well Being」を取り込んだガイドブック「美味しいウェルビーイング旅行」。一体どんな旅行先がカラダにいいのかしら?
教育熱心な韓国の親が選びそうなガイドブック!「教科書に紹介された場所を各種選んだ家族旅行地」。第2集まで揃っているのでよく売れてるのかも。
これはイラストも若者向けと思われる「5万ウォン2泊3日」。え~!こんな安くどうやって旅行できるんだろう?いったいどこに泊まるのかな?なかなか大胆なタイトルだわ。
これもグルメ本だけれど、有名記者が選んだらしいわね。「料理専門記者ユウチサンが特別探した美味しい店446」。NOAもこれ買おうかな?記者魂が!っていうよりデザインがちょっとマガジンハウス風でいいかも。
最近NOAが注目している韓国の週刊情報誌「FRIDAY」が編集しているガイドブックシリーズの本「ソウル選り抜きの町」。うーん、情緒があってよさそう。
もう一冊、やはり「FRIDAY」編集の「ラブスポット375」。ドライブコースやモーテルまで掲載されているなかなか今っぽい編集の本。今まで韓国にはなかったタイプのガイドブックはこの「FRIDAY」編集ならではの切り口。韓国の恋人達のデートコースがこれでバッチリわかるかもね。
これはロマンチックな雰囲気が大好きな韓国人っぽいデザインの本、その名も「ビューティフルコリア」。この感じ、このタイトル、日本にはなさそうよね!
ドライブ本も最近、増えてきた分野。「大韓民国・特級ドライブコース」。なかなか重厚なタイトルが日本にはない雰囲気!
さて、これはTVの旅行番組とのタイアップガイドブック。土曜のMBCの旅行番組で紹介されたところが掲載されている「TVが必ずとりあげる超特級旅行」!確かにこの本には韓国の他のガイドブックに載っていない場所が紹介されていて楽しいですよ。
ふぅ~。ざっと店頭のガイドブックを紹介してみましたがなかなかいろんな種類があって面白いでしょ?企画の切り口が日本とは違って興味深いわよね。 それでは次はNOAがよく使う旅行関係の本をちょっとご紹介。

まず、ソウルの地図はこれが一番!
車を運転するときはやっぱり1万分の1がいいですよね。数あるソウル地図の中でもNOAはこれが大好き「ソウル・首都圏道路交通地図1:10,000」(サムソン出版社)。一歩通行や車線規制が多い韓国での運転は細かく交通事情がわかるのが一番!これは毎年新しい版が出るので信頼性バツグン。
去年の終わりに買ったこの地図、ポケットサイズの1万分の1地図。この地図がすぐれているところは地下鉄の出口番号がちゃんと記載されていること。待ち合わせや取材には欠かせません!「ミニソウル道路地図1:10,000」(成地文化社)。
温泉大好きなNOAにとって重要な一冊のこの本「心まで温まる温泉旅行138」(ソウル文化社)。なかなか風情のあるタイトルでしょ!温泉が詳細に取材してあるのでなかなか使えるガイドブックです。最近は韓国もようやく温泉ブームがやってきたので他にも何冊か温泉ガイドブックが出ています。
つい最近買ったソウルのガイドブックJUST GOのシリーズの「ソウル 京畿」(ソウル文化社)。このガイドブックの最大の特長は一人のカメラマンが自分の観点で選んだ場所やお店を一人で取材&編集したものなので、このカメラマンの好みが出ていてなかなか面白いんですよ。ずっと前から探していた場所、奇才キム・キドク監督の映画「魚と寝る女」のロケ地なんかも紹介されているので春になったら行ってみようと思ってます。このJUST GOシリーズは海外旅行のガイドブックもあります。
なんと言ってもこの本が韓国のガイドブックの最初の火付け役だったと思う「ソウルを100倍楽しむ」。これは新聞の中央日報社が1996年に出したガイドブックでソウルの有名なレストランはほとんど載っている優れた本。当時は爆発的に売れた本で今も増刷されているロングセラー。その後パート2なんかも出ています。
それから島への旅行が大好きなNOAが持っているのは上記の「ソウルを100倍楽しむ」のシリーズ本の「島を100倍楽しむ」。これは日本のガイドブックにはゼッタイに載っていないマイナーな島まで掲載されているので韓国の島旅行をしたい方にはとってもオススメです。
「ソウルを100倍楽しむ」シリーズは他にも「デートを100倍楽しむ」や「元祖美味しい店」なんかも出ています。
さきほどから何度か名前が出ている週刊情報誌「FRIDAY」。毎週いろんな特集で韓国のいろいろな場所やトレンドを紹介しています。駅の売店にも置いてあるので気軽に買えます。薄い雑誌だけれど3,000ウォンもしてなかなか高価です。NOAも好きでよく買ってますよ。
最後に最近のNOAの大ヒットはバインダー式で取り外し可能な変わったタイプの地図&ガイドブック本「最新全国旅行 スーパー情報」(キョハク社)。価格はなんと25,000ウォンとかなりの高値。2004年7月に刊行したばかりの本なんです。今までにない発想が面白かったので衝動買いしましたがなかなか活躍してます。
と、いうわけでNOAはかなり本マニアなんです。本当はもっと韓国語の本も読みたいんですけどネィティブじゃないのでなかなか韓国語で読むのが面倒なのが本音かな。

さて、皆さん、次回の韓国旅行では韓国でガイドブックを買って楽しんでみるのはいかがかしら?今までとはまた違った視点で楽しい旅ができること間違いないわ。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2005-02-23

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