高麗大学の応援団イベントに行ってきました!

大学の応援団イベントで大騒ぎ!

こんにちはマダムNOAです。緑茂る初夏は本当に気持ちのいい気候が続きましたよね。こんな季節は野外イベントなんかいいですよね。というわけで、今回NOAが楽しんできたのは韓国で早稲田のようなバンカラな大学と言われている高麗大学の応援団のお祭りです。 日本の応援団って、学ラン着て太鼓叩いてチアガールがいて・・・というスタイルが多いですよね。韓国ではそれとはちょっと違ったテイストで、各大学の応援団が伝統的に受け継がれているんです。そんな数ある大学の中で有名な応援団を持つのが、高麗大学と日本の慶応大学とよく比較される延世大学。今回は毎年恒例の高麗大学応援団主催の野外イベントに行ってきました。
今年で第29回を迎える『IPSELENTI(イプシリレンティ)』。このIPSELENTIっていうのは高麗大学の応援団の名前であり応援団の掛け声なんですって。韓国語のHPで調べたところ、この掛け声というのが『イプシレンティ、チェイホフ、カシケシコシコ(カジコジコスコ)、カールマシ(マルクス)~♪』(注:イプシレンティ→ギリシャの独立運動家、チエイホフ→ロシアの愛国文学小説家、カシケシコシコ(カジコジコスコ)→独立運動家、カールマシ(カールマルクス)→ドイツの経済学者)で有名な哲学者たちの名前を叫んで高麗大学の教育方針である『自由、正義、真理』を象徴するんですって。なかなかアカデミックな意味を持つ掛け声にびっくりしました。 そしてこのイベントのタイトルは『知野の喚声』。知野は知性と野生の意味なんですって。掛け声にしてもタイトルにしてもなかなか重厚な雰囲気が漂ってますよね。
ではここでイベント内容をご紹介していきますね。今回NOAは夕方5時スタートっていうこと以外に、何時までなのかどんな内容なのかっていうこともNOAは全く知らずに行きました。その場で配布されるプログラムにもイベント内容は書いてないし、このイベントに誘ってくれた高麗大学OBの韓国人友達も知らなくって、一体どんな展開になるのか予想もつかずにスタートしました!
この重厚なタイトルのイベントとは裏腹に、ステージに出てきたのは宝塚みたいな派手な舞台衣装に身を包んだ応援団たち。派手なアクションと共に流れてくる音楽は昔の歌謡曲だったり、アップテンポな曲だったりしてジャニーズっぽいというかかなり昔に流行った竹の子族(懐かしい!)みたいな雰囲気!そして高麗大学の名前入りの赤いTシャツを来た大学生の観衆は肩を組んで大声で合唱し始めて、何だか会場のムードは社会運動の集会のような、宗教集会のようなディープなオーラに包まれました!こんなイベントに来ちゃってヤバいなあと思っていると、フレンダリーな大学生たちが誘ってくれるのでNOAたちも肩を組んで大声で参加!我ながらよくやるわぁ!
さて、このイベントはこんなことだけで終わっちゃうのかしら?って不安になった頃にバンドや歌手が登場。でもあんまり知らないメンツで会場もイマイチ盛り上がらない様子。そこに登場したのがあの韓国のカリスマ歌手のユンドヒョン。彼は豊かな声量が持ち味の人気バンドのボーカル。2002年のワールドカップの時に韓国の公式応援歌(オ~ピルスコリア!)を歌った歌手です。
次はキムチョンソ、そして続くはパクチョンヒョン。かなりの人気タレントの出場にこのイベントってすごいかも!って思いました。 会場はノリノリだけどカップルは暗い会場をいいことにロマンティックモードに入っちゃってる様子も散見!
そうそう、司会には高麗大学出身のTV局の有名アナウンサーも出演し、大学のOBの絆の強さに感心しました。
さてこの会場は学内の山腹にあって、会場の背後にある森から冷気が流れてきて昼間の暑さはどこへやら冷え込んできました。そのうえ2時間くらいで終わると思っていたこのイベント、3時間半を過ぎても一向に終わる気配もなし。NOAたち一行は寒さと空腹に耐えかねて、賑やかな会場に後ろ髪をひかれつつ焼き肉屋へGO! で、後日このイベントのことを調べたら、NOAたちが帰ったあとにナントあのPSYが登場したんですって!大ショック!寒さと空腹に耐えて見てればよかったぁ。 PSYのライブは最高ですよね。
そんなこんなで終了した今年の高麗大学応援団の『知野の喚声』。この内容でこのイベントのチケットはたったの5,000ウォン!なかなかお得なイベントですよね。毎年5月にこの応援イベントは行われて、チケットの販売はだいたいイベントの10日ほど前に行われるようです。でもこの販売っていうのが結構クセモノで、発売日のたった3時間しか販売しないんですって。だから毎年これってかなりのプレミアムチケットになるみたいで、当日もチケットがなくて入れないで会場の外でイベントを楽しんでいる人たちも結構見かけたほど。この発売に関しては下記の高麗大学の応援団のHPに掲載されるので、興味のある方は来年の春にこのHPでチェックしてみてくださいね。またこのHPは派手応援団の舞台衣装の写真もたくさん見れるので、韓国語がわからなくても結構楽しめます。 それにしても長く韓国に住んでも案外知らない文化っていうのがまだまだたくさんありますね。このディープなイベントにハマったNOAは来年は準備万端で臨むつもり!来年は皆さんと会場でお会いできるかもしれませんね!
●高麗大学応援団HP:www.kuleader.net
●高麗大学行き方:地下鉄6号線 コリョデ(高麗大)下車

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-06-23

ページTOPへ▲

その他の記事を見る