物価で知る韓国 お酒代編

いくらでお酒を楽しめる??

アンニョンハセヨ、プサンナビです。気分が良い時に一杯、気分が悪くても一杯、人間の大切な友達、お酒。旅先で飲むお酒は、旅の雰囲気をさらにUPしてくれる大事な演出要素です。そして、飲食費の安い韓国では日本と同じようにお酒を楽しんでもそんなに負担も多くなさそう。そこで、今日は日本でお酒を飲む感覚で、釜山でお酒を飲んだ場合、一体どれぐらいかかるのかを検証してみましょう。(※基準はすべて4人という設定で行っています)

焼肉屋さん


韓国といえば、やはりカルビ屋さん。韓国の方も、1次会には必ずと言って良いほどカルビ屋を利用しています。カルビ屋さんで、おいしいお肉をたらふく食べて、お酒も飲んだとしたら・・・・

<日本の場合>
最近では、日本のカルビ屋さんでも価格破壊が進んでいるようではありますが、でも大体1人前800円~1,000円ほどなのでは。それで単純に計算してみると・・・

<釜山の場合>
牛肉編

韓国のお肉屋さんに行くと、1人前が約10,000ウォン(約1,000円)「おっ、日本とかわらない」と思ってしまうかもしれませんが、1人前のお肉の量が日本のカルビ屋で出される量よりもはるかに多い!!しかも、一緒に出てくるおかずが半端ではないです。だから、4人なら、6人分ぐらい注文すれば満腹。それに、日本では有料のキムチ、サンチュなどはもちろんすべて無料ですし、ご飯を注文したら、テンジャンチゲが出てくるのも涙ものでしょう。

ちなみに日本の焼肉屋でも最近は良く見かける韓国焼酎(日本で飲むと1,000円ぐらい)はなんと1本3,000ウォン!!韓国焼酎を思いっきり楽しめます。
豚肉編
ところで、韓国の方はもちろん牛肉は大好きなのですが、飲み会で牛肉を食べに行くのは少し贅沢と言う感じがあるのだとか。その代わりに、たくさん食べても安い豚肉を食べに行くことが多いそうですよ。

居酒屋

 さて、次は「つぼ八」「養老の瀧」などの代表される、一品料理中心の居酒屋さんの場合はどうなのでしょうか?

<日本の場合>
日本で楽しむ場合、4人で行けば、大体おつまみが10皿~12皿。それに加え、生ビール、チューハイ、日本酒などを飲むことになりますよね。そうすると・・・
<釜山の場合>
ロバタヤキ

韓国では「つぼ八」や「養老の瀧」のようなスタイルの居酒屋はありません。でも、一番近い存在と言えるのが「ロバタヤキ」と呼ばれる飲み屋さん。(ロバタヤキの詳しい説明はこちらを参考にしてください)ここではおつまみ一品を注文すれば、無料の突き出しが約6皿~10皿ぐらいは並び、しかもおかわりもできちゃいます。一つのおつまみ自体の量も多い上に突き出しもたくさん出てくるので、4人で行くなら、おつまみ一皿(約15,000ウォン)でも大丈夫ですし、二皿なら十分すぎます。2~3人前のコースセットを注文するのも良いでしょう。
ホップチッ
もうひとつ、居酒屋として使えるのが「HOF(ホップ)チッ」。ここは、生ビール、瓶ビールを専門にしたお店で、500ccの生ビールが約2,000~2,500ウォンぐらい、ピッチャーなら3リットルが9,000ウォンほどで飲めちゃいます。おつまみはスルメ、果物、フライ系、うすっぺらいトンカツなどごくごく簡単なもので、大体一皿8,000~20,000ウォンほど。薄味で悪評がつきまとう韓国の生ビールですが、雰囲気さえ良ければ味なんて!!というノリでどんどん飲めてしまうから不思議です。

バー

ビール、カクテル、洋酒を主に扱うバーの場合は日本と韓国にお酒自体の値段はそれほどありません。

<日本の場合>
<釜山の場合>
バーになると激安度は逆転。下の表を見ても分かるように、カクテルは日本と差がほとんどありませんし、洋酒は税金のせいか、かなり高価です。しかも、洋酒はボトルで楽しむ人が多く、グラスで注文することがあまりないんだそうで、やっぱり韓国は焼酎中心の国だということを痛感させられます。
※ 食事の量、お酒の量はプサンナビの独断と偏見に基づいています。

ウィスキー、ブランデーなどの洋酒は日本の方が安いという落ちがついてしまいましたが、生ビール、焼酎の安さはうれしすぎます。それに、カルビ屋やロバタヤキなら突き出しが、バーや行けばピーナッツやポップコーンなどの基本的なおつまみはサービス次元(お代わり自由!!)で出てきますし、おつまみ一品の量も多めなので、似たような値段になったとしても、量的にはかなり有利というかんじでしょうか。訪れた国の文化を知るには、ナイトライフは重要なカギ。旅先で飲むお酒、楽しまなければダメでしょ!!以上、プサンナビがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2003-03-14

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