物価で見る韓国 生活・社会編~2006年版~

意外と知られていない韓国の日常生活で使われる物価!こんなに日本と違う~!!と驚きです。

アンニョンハセヨ、プサンナビです。「物価で見る韓国」今日は、韓国人の日常生活に深く入り込んでお伝えしていきたいと思います。というのも、最近、ナビは韓国で運転免許を取得すべく、運転免許の教習所へ通っていたんですが、その教習所の安いこと安いこと!本当なの?!と驚いてしまうほどの値段だったんです。それだけでなく、韓国で暮していると、こんなにも安くていいの~?!、え?!日本より高い!と生活をしていく上でいろいろな発見があるんです。普段、旅行で訪れるとあまり関係のない物価かも知れませんが、日常で使われている物価を見ていくとまた違った面から韓国という国を理解することができるんではないかなぁと思います!また、韓国への留学を考えている方へは実際の生活にかかるお金が見えてくると思いますよ。それでは、ナビと一緒に韓国の日常・社会編を見て行きましょう。
<100円=840ウォン、2006.1.現在>
<学校編>
まずは学校編。その中でも留学する方が多い大学について注目してみたいと思います。ここ数年、毎年大学の授業料が少しづつ上がり、入学時期の3月には授業料の高さから学生達のデモも行われたりという光景をニュースで見たりしますが、一体いくらぐらいなのでしょうか?
国公立は、入学金が約50万ウォン、授業料が半年で約150万ウォン。私立の大学は入学金が約50万ウォン、授業料は半年で約200万~300万ウォンとなっているだとか。また、日本でも高い授業料で知られる医学系の学部は、国公立が約200ウォン、私立が400万~500万ウォンの授業料になっているようです。
また、浪人するための予備校の値段は?日本だと大学に負けないくらいの金額、いやそれ以上かかる学院が多いですが、韓国でも同じく安くはないようです。一般的な浪人専門学院の場合、一ヶ月、一科目15万ウォン、韓国人の話では大体一人5科目ほど受講するので、平均月謝が75万ウォンということでした。

<公共料金編>
留学をするならこの公共料金は気になりますよね!日本に比べると大分安いのが、韓国の公共料金。今回は基本料金を調べてみました。
・ 水道代・・・1,200ウォン(一般家庭基準・20?以下)
・ 電気代・・・1,490ウォン(一般家庭基準・300kg以下)
・ ガス代・・・750ウォン(一般家庭基準・12?)
・ 電話代・・・5,200ウォン(一般家庭基準・また加入時に6万ウォン)

数字に驚いた方いませんか?ナビも安い安いとは思っていたものの、こうして数字に出してみると本当に驚いてしまいます。参考までに、1ヶ月一般家庭で使う公共料金の合計は、約50,000ウォンくらい。冬場はオンドルを使うのでガス代が上がり、合計80,000ウォンぐらいになります。

<病院・保険編>
普通の会社員で国民保険に加入している場合、風邪を引いて注射を打ってもらい薬をもらうと約5千ウォンもかからないくらいです。国民健康保険公団に問い合わせたところ、1万3千ウォン以下の診察料の場合は、無条件で国民が出す料金は、3,000ウォンと決まっていて、それ以上の場合は、その価格の35%が国民の負担になります。
日本で保険が利く歯科ですが、韓国では国民負担が高くなっています。ナビが一度銀歯が取れたので、新しくしようと病院へ行ったところ、銀歯が20万ウォンほど。治療費も消毒など簡単な治療にも関わらず、約5万ウォン取られたことがあります。

<運転教習所編>
ナビが一番驚いたのは、教習所の値段!なんと最小で通った場合には日本の約10分の1の価格で通えてしまうんです。簡単に説明すると、学科試験を先ず通過し(日本語の試験もあります)そこで、60点以上取れれば、教習所に登録できます。学院内での練習15時間後に仮免の試験があり、そこで合格すれば、道路練習になります。仮免までの学院費用が約40万ウォンで、道路練習は隣に免許取得者を乗せて10時間練習すれば、運転免許試験をうけられます。また、学院で道路練習もしたいという場合は、約40万ウォンを追加しできるようになっています。日本よりも厳しくなく、時間も短いですが、この安さで免許が取れてしまうのは、本当に魅力的ですよね~。
<銀行編>
金利が下がった下がったといわれている韓国ですが、まだまだ日本に比べるととても良い金利になっています。大体の平均で1年以上契約の定期貯金だと3~4%、地方の信用金庫系の銀行になると約5%という定期貯金もあるほど!
例えば、現在(2005、12)で国民銀行へ普通預金の通帳を持っていると、0.1%の金利がつき、定期預金(1年以上)にすると3.7%の金利がつくということでしたよ。
<結婚式編>
人生で欠かせないのが結婚。韓国では、日本に比べて短い時間で簡単に済ませてしまいますが、いくらぐらいでできるのでしょうか?
日本ではホテルや結婚式場で行いますが、韓国でもホテルや結婚式場で行うほか、区庁や文化会館でも行います。ホテルで行う場合が、一番値段が高く約600万ウォン~700万ウォンといわれていて、そのほかは200万ウォン~300万ウォンになっています。これには、食事などは含まれず、式が終わったら、式場にあるレストランで食事したり、近くの食堂やレストランを貸しきって食事するという感じになります。
日本よりはお得感のある結婚式ですが、結婚後住む家が韓国では大きな負担になってきます。チョンセ制度といってアパートを借りる際にかかる保証金額がとても高く、結婚式の70%はこの家につぎ込まれるとも言われているんですよ。
(チョンセ制度について詳しくは下記を参照)
いかがでしたか?こうやって見ると、韓国の日常生活が見えてきて楽しいですよね!こんな物価が知りたい~!なんていう方は、是非是非、ナビまでメールでお知らせください。以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-01-06

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