スペシャル記事

マッピー、輪行で江華島を走る！

はたして韓国で輪行ができるのでしょうか？

皆さんこんにちは！車・自転車・飛行機・列車・・・乗り物なら何でも好きなマッピーです。
さて輪行とは、自転車を輪行袋にいれて列車・飛行機・バスなどに乗せ、目的地で取り出して走ることをいいます。これは日本独自のもので、自転車が盛んな国ではそのまま交通機関に乗せることができます。
それでは、はたして韓国で輪行ができるのでしょうか？

出発地はマッピーの住む新村、目的地は江華島です。　
地下鉄２号線・新村駅の７番出口をでるとグランドマートがあり、そのまま道なりに５０ｍほど進むと｢新村バスターミナル｣があります。ターミナルといっても、大き目のバス停といったところで、行き先は江華島だけ、切符は自販機で買います。　
この日は、綾小路きみまろ運転技師ニム（様）が１時間４０ほどでカンファ・ターミナルまで運んでくれました。

漢江を渡り金浦空港の近くを通り無事に着いた｢カンファ・ターミナル｣は、想像していたよりも大きくて、サウナもあるので自転車で汗をかいた後に入るのもいいでしょう。　
まず、輪行袋から自転車をとりだして外した前輪を組んで、サドルを元にもどします。この５分ほどの間に、客待ちのタクシー運転者が珍しそうに集まってきて「いい自転車だね～」と声をかけられました。　
近くに軍隊の基地があるようで、多くの制服姿を見かけます。

まずは北北東に進路をとり、「高麗宮址」をめざします。　
今でこそ橋でつながっていますが元々島なので、あまりきびしい坂もなく、車ものんびりと走っています。　
ゆっくりと周りを見ながら走り、繁華街に差しかかると高麗宮址５００ｍの表示がありました。　
高麗宮址は町を見渡せる高台にあり綺麗に整備されていて、先生に連れられてきた中学生とバスでやってきたおそろいの赤いベストを着た団体さんでにぎわっていました。彼らが帰ってからは、なかなか風情のある建物と木々を楽しめました。

つづいて「江華山城」を見に行きます。　
日本と違って韓国の城は町全体を城壁で取り囲んで守る方式で、この江華山城も現在の繁華街を取り巻いています。
南門・北門・西門が昔どおりに復元されていて、水門は水が流れて実際に機能しています。

最後の目的地は「支石墓」です。
支石墓とは大きな石を組んで建てた権力者の墓で、奈良にある石舞台を思い出しますよね。
江華島にはいくつも支石墓があり、世界遺産に登録されています。　
北西に３０分ほど走って見つけたのがこの支石墓です。畑の中にぽつんとあって、観光バスがとまるスペースもないので一人で独占して楽しませてもらいました。