マッピー、「北漢山・白雲台」に登る

中高年パーティーで北漢山の最高峰、白雲台を目指す!

皆さん、お元気ですか?ソウルでは、地下鉄やバスの中で登山姿の人をよく見かけますよね。今回は北漢山の最高峰、白雲台(837m)をせめてみましょう。  ソウル市内中心部の光化門あたりから景福宮の方向を見上げると、日本では見ることの無い岩山が見えます。それが北漢山です。
北漢山には数多くのピークがあり、それらを縦走することができます。また、登山口も何ヶ所もあります。  今回登ったのは、旧把発の側にある登山口から最高峰の白雲台をめざすルートです。  リーダーは40才で元気あふれる李先生、二番手は延世大の裏山、鞍山しか登ったことのないハスク主人(60才)、しんがりが日本でもすこし山の経験があるマッピー(59才)という中高年パーティーです。  
新村を朝5時に出発し、登山口には40分で着きました。これは、李先生のF1レーサーなみの運転によるものです。
朝早いので、ふもとの大駐車場を過ぎても車で入っていけました。入場券売り場も人がいないのでフリーパスで、売店の駐車場に停めることとしました。
この日は前日に雨が降ったので、渓谷にはかなりの水が流れています。すこし登ると、お寺がありました。
しばらくは松と椎の木の林をぬって、緩斜面を登っていきます。道はよく整備されていて、ゴミも見当たらないし、分かれ道にはしっかりとした標識があるので安心です。
早くもリタイアを申し出るハスク主人を、李先生が「もう少し、もう少し」となだめながら登っていきました。かなりの数の登山客と会い、すれ違うときには「アンニョンハセヨ!」「スゴハセヨ!」と声をかけあうのは日本の山と同じです。日本と違うのは、けっこう若い人たちがたくさん山に来ていることでした。
基本的には岩山ですが木もけっこう多くて、急なところには丈夫な階段が造ってあります。このあたりから、白雲台・仁寿峰・万景台といったピークが見えるようになります。 ピークの上に、人が押せば落ちそうな岩が乗っているところもあります。まもなく、昔の城門跡です。
ここまでくれば、白雲台のピークはもうすぐです。「ヤッホー」の大声も聞こえてきました。 最後の岩場には鎖が設けられていて、早くも頂上から降りてくる15人ほどのパーティーとすれ違いました。リーダーが後続に「ソウル市民が登ってきたので、道をゆずりなさい~」と声をかけたので、「日本からきたんですよ」と答えると「オー」と歓声が上がりました。 頂上からの展望は絶景。4畳半ほどの岩なので、360度何もさえぎるものがありません。登ってきた疲れもわすれて、韓国語で「サンケハダ」という感じを実感できました。
ゆっくりと休みながらで、登り100分、下り60分という山歩きでした。今回は、車を置いているのでかえりも同じ道をたどり、渓流で手を洗ったりしてのんびりと下りました。電車やタクシーで登山口まで来れば、違う登山口に下りるのも面白いとおもいます。
韓国流にキンパプ(のり巻き)とキュウリをもって、山を登ってみませんか?日ごろのストレスがとれますよ。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-07-10

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