マッピーの扶余のんびり散歩

百済の最後の首都、扶余(プヨ)でのんびり~

皆さん、お元気ですか?  
12月に入り零下の日が続いていますが、風邪などひかれてないでしょうか。  
新村もすっかりクリスマス気分で、この寒さにもかかわらずいつものように大勢の人でにぎわっています。
そんな週末、久しぶりに扶余を歩いてきました。

扶余は、三国時代に百済といわれた国の最後の首都です。百済が新羅と戦って敗れた後、多くの人が日本に渡ってきて大きな影響を与えたことが知られていますね。
扶余は、忠清南道にあります。祖父の名前が忠清ということもあり、私の先祖もこの地からやってきたのではないかといった連想もわき、個人的にも興味をもっている場所なのです。

この日は、南部ターミナルから7:10発の始発に乗りました。料金は12,200ウォン、数年前に比べるとかなり上がっています。  
この運転手、追い越し禁止の区間で私用の携帯をかけながら120キロでトラックをあおる元気な人で、2時間強で扶余まで連れて行ってくれました。シートカバーはパンダ柄というミス・マッチングです。
扶余のバスターミナルは町の真ん中にあり、たいがいの見所は歩いて回ることができます。  
この日は小春日和といった穏やかな天気で、街のあちこちでキムジャンで忙しそうにしている人たちを見かけました。
街は二つのロータリーを結ぶように、南北に広がっています。ロータリーの中に立っているこの二つの銅像を覚えておけば、道に迷うことはないと思います。
南のロータリーから700mほどのところにあるのが宮南池、離宮の庭です。  
周囲にははす畑がひろがるのどかな風景のなかに、築山が浮かんでいます。いまのひなびた情景から昔の華やかだった姿を思いつなぐのは、むずかしい感じです。
宮南池を後にして北に向かうと、定林寺跡が見えてきます。ここは壮大な伽藍があったことが分かっていますが、いまは石塔と石仏が残っているだけです。  
その向かい側に、自転車屋さんがあります。慶州とちがって扶余にはレンタルの自転車がありませんでしたが、私はここで只で貸してもらった経験があります。  
今はガラスに貸与と書いてあるので入ってみましたが、あいにく誰もいませんでした。
北のロータリーをすぎて白馬江の川辺にあるのが、扶蘇山城。紅葉がさかりでした。
扶蘇山城のふもとでは、さかんに発掘が行われています。このあたりは、すこし掘れば昔の瓦とか焼き物が簡単で出てくるそうなので、数年後にはかなり様子が変わってしまうと思います。
川くだりの船着場にあるのが、クドゥレ彫刻公園。
扶余はいつ来ても静かで、日本人はおろか韓国人もあまり観光に来ないところです。
穏やかな冬の一日、扶余でのんびりするのはいかがですか?

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2006-12-06

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