ソウル駅の裏通り・靴の問屋街に行ってみよう!

昔ながらの靴の問屋街でダンスシューズをセミオーダー!

2004年の新駅舎完成以来、CONCOSやロッテマートもでき、すっかり都会的になったソウル駅。でもちょっと裏の方へ回ればまだまだ昔の面影がたっぷり。実はソウル駅付近は昔から靴の問屋があることで知られています。今でこそ超近代的ビルの陰に隠れていますが、それこそ10数年前までは靴といえばココといわれた元祖靴問屋街。最近では高級ブランドから安い中国産までとデザイン重視の靴たちに押され気味で賑わいを見せることもありませんが、デザインより質だという地元ファンもまだまだ多いこの靴屋通りをご紹介したいと思います。
場所はソウル駅から少し離れているだけですが、用事もなければまず行かないような所です。 最寄駅はソウル駅正面出口に近い2番出口。ここからひたすら進行方向に進んでいきます。 途中の地下道入口や郵便局なども通り過ぎ、そのまま歩いていきます。先の方には茶色い中央日報ビルが見えます。しばらくすると鹽川橋(ヨムチョンギョ)のある交差点に出ます。この辺り一帯に靴の問屋さんが点々としているのですが、今回はここから横断歩道を渡らずに橋を左に曲がった方へ行きたいと思います。
橋の下にはKTXなどが走る線路が通っています。橋を渡りきるとそこにはお世辞にもキレイとはいえない、なんとも冴えない感じの靴屋がズラズラーーっと並んでいます。目に見える1階だけではなく、この古びた建物ごと靴の問屋街。そして通りの向こう側には対照的なガラス張りの近代的なビルが立ち並んでいます。
この通りでは、通勤に履けそうな紳士靴や女性用のパンプスやサンダル、ブーツなどの革製の靴やゴルフシューズにダンスシューズ、そして長靴などのゴム製の靴までと、ありとあらゆる靴を扱っています。本来ならば自分の足に合わせたブーツといきたいところですが、今回はラテンダンスシューズを。以前友人がこの通りでダンスシューズを購入しなかなかよい出来だったので、こちらでセミオーダーしてみることにしました。
今回お邪魔したのはダンスシューズ専門店の"ブリッジダンスシューズ"。観光客や小売りを嫌がる所もある中、こちらはたとえ言葉が通じず、たった一足で悩んでいても嫌な顔をせず接客してくれるのが嬉しいお店です。店内にはサンプルとしていろいろなデザインのものが置かれているので、気に入ったものからサイズ等を見て履いてみます。
コレだ!というものが見つかったら、お次はカラーを。 同じデザインでも素材や色が変わるだけでまったく違う物になりますよね。どうせなら個性溢れる自分だけのオリジナルシューズにしたーい!と思いつつ、つい無難なデザインにしてしまったりするのですが・・・^^; ストラップも好みのデザインにし、ヒールの高さも4cmから8cmまで、何種類かある中から好きなヒールのデザインを選べます。そして忘れちゃいけない、幅広さん、幅狭さん、どんな足にも対応可能。これがオーダーのよいところですよね。またソール部分を変えて夏用サンダルとして履くこともできます。
店員さんとサイズ・デザインを決めたら、あとは3、4日後の完成を待つだけ。気になるお値段は大体のものが4万5千ウォン。韓国内はもちろん、海外発送もしてくれます(送料負担です)。お店に在庫があるものであれば、もちろんその場で購入し持ち帰れます。
そして完成したシューズはこちら!友人がオーダーしたものですが、7cmヒールのヒョウ柄とピンクストーンといピンクがかったゴールドのラメの組み合わせ!インパクト大です。でもこれを黒とシルバーなどにするとまた全然違った雰囲気になるんですよね。
今回はダンスシューズということで比較的短期間で出来ましたが、一般的な革靴になると約一週間ほどで完成。お値段はデザインや素材によって変わります。女性用ショートブーツで8万ウォンから、ロングブーツで15万ウォンからだそう。各店ごとにサンプルは置いてありますが、場所柄なのか、ちょっとご年配の方向けデザインが多いです。オーダーされる方は必ずオーダーしたいデザインの切抜きを持参し、お店の人とよ~く相談しましょう。

この辺り一帯は全くといっていいほど観光客対象ではありません。かといって観光客を嫌ったり、ぼったり・・・ということをするのではなく、地元人専門のせいか、接客も地元人向け。思いっきり無愛想だったり、やる気あんの!?という態度の店も少なくありません。驚かれるでしょうが、そんなものなんです・・・。そして言葉も当然韓国語オンリーなので、興味をもたれた方は韓国語が話せるお友達と行ってみてくださいね(もちろんチャレンジャーの方はそのままでも^^;) 次回はブーツのオーダーに挑戦してレポートしようと思っていますので、しばしの間お待ちを~!

今回行ったお店はこちら
ブリッジダンスシューズ(브릿지 댄스화)
営業時間:平日9:00~19:00、土9:00~15:00
休日:日曜・祝日、旧正月・チュソッ(韓国の旧盆)
住所:ソウル市中区 義州路2街61-16 서울 중구 의주로2가 61-16
TEL:02-364-9292 FAX:02-365-3064

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-01-17

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