大真(テジン)大学のダンス同好会に一日入部!

現役大学生に混じって踊ってみよぉ~。

こんにちは。学生のときは、ほぼ「帰宅部」でした。学生時代に何かクラブ活動を一生懸命していたら、得意なことが一つ増えていたかもしれないと青春時代を後悔するのは「おばさん」の証拠?!しかし、今日はその後悔の一部分でも払拭すべく、カルビやマッコリで有名なポチョン市にある大真(デジン)大学のダンス同好会に一日入部してきました!現役大学生と一緒に(怪我しない程度に)Let’s dance!
カメラマンはヨウイチ君、先生はシンさんとユンさん!
学校の案内とカメラマンのお役目をしてくれたのは、大真(デジン)大学に1年間の交換留学生として大阪から来ているヨウイチ君。ダンス経験はゼロ。部室に入ったとたんヨウイチ君が一言「・・・無理です」。ビートのきいた音楽に合わせて体を動かしている部員のダンスをみて目が点状態(^^;)。そして、今回やっかいな一日入部生の面倒を見てくれるのは、とってもかわいいシン・ジュヒさんと、日本学専攻で日本語ができるユン・ソッキくんです。日本語ができる人がいてくれるとなんだか安心。
心配げな表情のヨウイチ君。

心配げな表情のヨウイチ君。

こちらはシンさん。

こちらはシンさん。

ユンさんです。

ユンさんです。


ダンス同好会「Club Puppet」って?
一日入部させてくれたダンス同好会「Club Puppet」について質問をしてみました。答えてくれたのは ユンさんです。

ユミ:「今日はよろしくお願いします。」
ユンさん:「こちらこそ。」
ユミ:「部員は全部で何人いますか。」
ユンさん:「男性が30人ぐらい、女性は10人ぐらいです。」
ユミ:「へ~、結構大所帯なんですねえ。」
ユンさん:「今日は中間テストが近いので練習に来ている人が少ないですけど。」
ユミ:「活動は何曜日の何時から何時までですか。」
ユンさん:「月曜日から金曜日の6時から10時までです。でも、公演前は週末も集まって練習します。」
ユミ:「すごい(体育会並の練習量だ)!公演はどれぐらいの頻度でしているんですか。」
ユンさん:「そうですね、平均すると一ヶ月に1回ぐらいになります。学校の文化祭で踊ったり、先輩の結婚式で踊ったりすることもあります。」
ユミ:「大真大学には留学生もいると思いますが、留学生も『Club Puppet』に入ることができますか。」
ユンさん:「もちろんOKです。今も中国からの留学生があそこに・・・(練習をしている女の子を指さす)。」
ユミ:「ところでダンスといってもいろいろな種類のダンスがあると思いますが、どんな種類のダンスを練習しているんですか。」
ユンさん:「放送ダンス(歌手の後ろで踊っているバックダンス)、ポッピング(リズムに合わせて体の筋肉をはじいたり、ウェーブをしたりするスタイルのダンス)、ロッキング(鍵のように体をロックさせる<固める>スタイルのダンス)、ガールズヒップホップ(女の子のヒップホップ)、B-boy(ブレイクダンス)、ハウス(ステップを主にした スタイルのダンス)を練習します。」
ユミ:「ダンスの種類がよくわからんのですが・・・。で、今日はどのダンスを教えてもらえるんですか。」
ユンさん:「ハウスの基本ステップをしようと思っています。」
ユミ:「は~い、よろしくお願いします。」

どのダンスもやってみたことないものばかりですが、こういう種類のダンスが韓国の若者に人気があるんですね。

部室はどんなかんじ?
教室の机やら椅子やらをとっぱらって大きな鏡を壁につけたレッスン場、そして入り口付近にはカーテンで仕切った更衣室らしきものがあります。床は教室の床のままでした。部屋の中にはトロフィーが!学校の文化祭などで賞をとったようです。どこのクラブや同好会でもそうですが、部室はクラブ活動をするだけの部屋ではなく、部員の「たまり場」です。一緒に話しをしたり、勉強をしたり、お酒を飲んだりして、学生生活を過ごすにあたっての大切な場所。ときどき部室に住んでいる学生もいるほどですからねぇ。
カーテンの後ろは更衣室?!

カーテンの後ろは更衣室?!

トロフィーが並んでいる。

トロフィーが並んでいる。

ハウスの基本ステップをやってみよう!
ハウス!?「ハウス=家」じゃないですよね。調べたところ、TRFのSAMさん(前に安室奈美恵さんのバックダンスをしていた人)がやっていた軽やかなステップが特徴的なダンスがハウスです。これが難しい。足の順序が覚えられない→次の動作に移る体重移動が間に合わない→音楽に乗れない・・・の悪循環。「床に△を書くようにステップをして。」「上半身は前に倒すようにして。」といわれても、言うは易し、行うは難し。むちゃくちゃ物覚えの悪い一日部員にも丁寧に何度も指導をつけてくれました。きっと一年生が入ってきたりしたときも、こんな感じに指導をするんでしょうね。お国柄、韓国では上下関係が日本よりもきっちりしているからか、先輩って頼りがいのある存在なんですよね。
ウェンバルって・・・どっちだったっけ?!
私は幼いときから日本舞踊をしていました。ジャズダンスも若干の経験あり。だからリズムに合わせてからだを動かすことには抵抗はないのですが、「ウェンバル」(左足)と韓国語でいわれても、とっさに反応できない!「え?ウェンバルって、左だったっけ?!」の文字通り右も左もわからん混乱状態。カウントも韓国語で「ハナ~トゥル~セェ~」(1~2~3~)といわれてもなんだか違和感が。ダンスなんだから先生の動作を真似すれば韓国語なんて関係ないんじゃ・・・と思っていましたが、やっぱりちょっと関係あるかも。慣れればどうってことないんでしょうけど。
マジです、真剣です。

マジです、真剣です。

筋肉の使い方も大切。

筋肉の使い方も大切。

入会(入部)するには
ソウルナビをご覧の皆さんの中には韓国の大学や語学堂で勉強されている方も多くいらっしゃることでしょう。せっかくの留学生生活。勉強だけじゃなくてクラブ活動なんかにも参加してみてはいかが?お目当てのクラブの部室(学生会館と呼ばれる建物があればその中に部室がある可能性が高い)や連絡先を見つけて「たのもう~」と門を叩いてみれば、新しい生活や友達が扉の向こうで待っているかもしれません。学校やクラブによっては、語学堂の学生や短期留学生はちょっと・・・と言われるかもしれませんが、トライしてみる価値は大、おススメです!
部員募集のポスター。連絡先と部室の場所が書いてある。

部員募集のポスター。連絡先と部室の場所が書いてある。

学生会館と書いてある。

学生会館と書いてある。

これが大真大学の学生会館。部室の「巣」的建物です。

これが大真大学の学生会館。部室の「巣」的建物です。

左からユン・ソッキさん、ヨウイチ君、シン・ジュヒさん ありがとうございました。

左からユン・ソッキさん、ヨウイチ君、シン・ジュヒさん ありがとうございました。

ダンスにせよ、韓国語にせよ、なんでも毎日こつこつ練習をしてこそ上手になるというもの。一日部員をしたところで踊れるわけがありません。でも、自分の学生時代に経験できなかったクラブ活動をちょっぴり垣間見ることができて得した気分になりました!学生時代って、こういう時間のすごし方もありだよね。気分だけでも若くなったユミでした。明日は筋肉痛間違いなし!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2007-11-05

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