みぽりん@そうる.com・第19回「これが韓国学校給食だ!~お家のご飯よりマシッソヨ(美味しいわ)」

第19回「これが韓国学校給食だ!~お家のご飯よりマシッソヨ(美味しいわ)」

みぽりんが日本で小学校に通っていた当時(昭和40年代末~50年代)。。。あの頃は、給食=不味いものというイメージがとっても強かったですね。美味しいメニューってカレーうどんと揚げパンとスパゲッティーミートソースだけ。鯨の肉とパイナップル入り酢豚は今でも思い出したくないメニューです。ところで韓国の給食ってどんなもんなんでしょうか。実は韓国では学校給食が全国化して7年(#たったの!!)。今では初等学校だけではなく中高でも実施され、学校生活になくてはならなくなってしまいました。韓国の子供達が学校で毎日一体何を食べているのか気になりませんか?今日はその疑問にお答えしましょう。
ディ~ンド~ンデ~ンド~ン。12時20分に4時間目の授業が終わると、当番の子供たちが給食台を取りに専用エレベーターの前に行きます。

今日のメニューは

もち粟(あわ)入りご飯 もち粟(あわ)入りご飯

もち粟(あわ)入りご飯

牛肉と大根の澄まし汁、豆腐入り

牛肉と大根の澄まし汁、豆腐入り

韓国風豚肉の片肉

韓国風豚肉の片肉

味噌ベースソース

味噌ベースソース

ししとうがらしと小魚の炒め物

ししとうがらしと小魚の炒め物

白菜キムチ

白菜キムチ

・蒸しキャベツ
・ 2時間目と3時間目の間に牛乳200cc

いかがですか?「うちの夕食よりずっと豪華メニューじゃないのよ」な~んてビックリしたりしてね。本当にこんなに美味しそうなものを毎日食べているんでしょうか。他の日のメニューもちょっとのぞいて見ましょう。
カレー
きゅうりとニラの和え物
ミニホットドック
白菜のキムチ風和え物
2時間目と3時間目の間に牛乳200cc
これもなかなかグッドなメニューですよ。
それでは次は現場の様子をお伝えしましょう

給食当番が押してきた給食台を教室の前に持って行き、中に入っている器を出します。そして先生と当番が中心になって準備に取り掛かります。
食版というプレートに、ご飯、おつゆ、そしておかずをのせてもらうんですが、食べる側も、配る側も慣れた手つきでどんどん配っていきます。
男子生徒が走り回ったり、ふざけたり、これ嫌い~とか言って大騒ぎしているのかと思いましたが、すごく静かで驚きました。きっとこのクラスの担任の先生がとっても怖いんでしょうね。自分の番を待っている子供たちは、何と本を読んでいました。
山盛り食べるのかと思ったらこの程度でした。全ての種類をちょっとずつ。
「給食あんまり好きじゃない。お母さんのご飯のほうが好き」という女子生徒。のろのろ食べていました。
「うまいよ。」と言い切った男子生徒。何も言わずに黙々と食べていました。君の将来の姿が見えるようだね。
これくらい綺麗に食べないと先生に怒られちゃうんです。
この日は先生のご好意で私も一緒に食べさせて頂きましたが、すばり「マシッソヨ(美味しい)!」でした。特に適度に発酵したキムチの味は抜群ですね。何よりもどのお料理にも化学調味料をまったく使っていないので、ご飯を食べた後の後味がさっぱりしていました。豚肉の片煮も、小魚の炒め物も、スープも街中の食堂よりずっとマシッソヨ。
お昼休みは60分ですが、給食は20分くらいで終わりました。食べ終わったプレートはこんな風に給食台に入れると、最後に当番が片付けます。
4年生の教室にお邪魔したからでしょうか。あまりにお利口さんな子供たちの姿にみぽりんはビックリ仰天してしまいました。1年生のクラスに行くと「全部食べられない~」と泣きじゃくる子も時々見かけましたが、4年生じゃそういう子もいませんね。
給食開始当初は、食中毒とか不良品を食べさせたとかで醜聞が絶えなかたった学校給食ですが、あっという間に定着してしまったようです。ちなみに給食費ですが、一食1600ウォン程度(牛乳込み)、総額は1ヶ月に食べる日数によって毎月変わりますが、大体30000ウォン前後です。夏休み、冬休み、土曜日も食べさせてくれたらどんなにいいことか。。。韓国の給食大好きお母さん、みぽりんがお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2004-04-19

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