ソウル競馬場の外国人VIPルームに行ってきました!

韓国の競馬場でVIP体験!日本人騎手も応援しよう!

こんにちは、ソウルナビです。今日はソウル市内から約30分、郊外にあるソウル競馬場までやってきました。競馬場といえばアジョシたちが集って熱くなる場所というイメージ。でも最近、こちらに外国人用の新しいVIPルームができたとか。とってもVIP!という身分ではないけれど、競馬場で馬主のようにふんぞりかえってゴージャスにレースを楽しみたい!それにソウル競馬場には日本人騎手も1人いらっしゃるそう。応援かねがね、やってまいりました。
お馬さんの横を通って
やっぱりおじさんが多い中、地下鉄4号線の競馬公園駅から競馬場に向かいます。競馬場までは歩いて5分ほど。競馬場に入るには本来ならば入場料が必要。でも今日はなんといってもVIP待遇!馬事会スタッフのラーさんに案内され、別の入口から中に入ります。なんとそこは競走馬が通る通路!目の前に馬場があり、すぐ横を競走馬が歩いていきます。間近で見るお馬さん、さすがに迫力があります。でも床は柔らかめで、お馬さんにやさしそう。関係者入口のところから入って、今日走る日本人騎手のカトーさんにちょこっと挨拶。今日は勝って(&もうけさせて)下さいね!と軽くプレッシャーを与えます。
 エレベーターに乗って6Fへ。馬主専用ルームの前を通ります。なんでも韓国で馬主になるには◯億ウォン以上の資産と2年以上、財産税を◯百万ウォン払わないと慣れないとか。まだまだ、馬主になるのは夢の夢の先・・・ということでさらに先に進み、秘密のドアを開けると、ロビーがあり、外国人専用VIPルーム「ペガサス」がありました!
外国人専用VIPルーム「ペガサス」
入口から馬の置物が並んでます。入って右側はソファが。真ん中は丸テーブルがあるカフェテラス風のスペース。横にはコーヒーコーナーもあり。ちなみにコーヒーは無料でした。
入口

入口

インフォメーション

インフォメーション

お馬さんの像

お馬さんの像

ソファ

ソファ

コーヒーのカウンター

コーヒーのカウンター

ソファ

ソファ

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そして、ソファの先を曲がってみると、わーお。巨大な窓一面に、馬場が広がっています。
それから、なんといってもゴージャスなのはテーブルの上にある、馬券票を入れる箱!とても馬券票が入っている箱とは思えません。
さっそく賭けよう!
いよいよ日本人騎手のカトーさんが走るソウル第5レースが始まります。これはカトーさんにかけて、応援しなければ!

ここでレースの賭け方をちょっと説明しましょう。ちなみに馬券票は韓国語のみですが、日本語のパンフもあるので、それを見ながらかけることもできます。
まず、バウチャー(クメクォン)を買ってきます。バウチャーは外国人VIPルームの隣り、ドア1つ向こうの韓国人用のVIPルームの中にある発売所で買うことができます。金額は自由で上限なし。窓口でお金を出せば、その金額で買うことができます。また今日限りではなく、次回持越しもOK。これは熱くなりすぎずに、便利かも。
ホールみたいな韓国人VIPルーム。

ホールみたいな韓国人VIPルーム。

ソウル競馬場の外国人VIPルームに行ってきました!
窓口でお金を差し出せば

窓口でお金を差し出せば

無事バウチャー(クメクォン)ゲット!

無事バウチャー(クメクォン)ゲット!

つづいて、馬券票に、記入します。記入はマークシート式!サインペンで塗りつぶします。
①競馬が行われる場所
ソウル競馬場では釜山やチェジュのレースの模様も中継され、そちらも賭けることができます。
ソウルのレースの場合はソウルにマーク。
左からソウル、釜山慶南、チェジュと並んでいます。

②レースの番号
賭けるレースの番号をマークします。

③賭け方を選択します。
日本と同じように、賭け方もいろいろあります。

単勝式:1着の馬を1頭、当てます。
韓国語ではタンスンシク단승식

複勝式:1着から3着までの馬を1頭、当てます。
韓国語ではヨンスンシク연승식

連勝複式:1着と2着の馬を2頭、当てます。
韓国語ではポクスンシク복승식

連勝単式:1着と2着の馬を、順番通りに当てます。
韓国語ではサンスンシク쌍승식

ワイド:3着までに入る馬を2頭、当てます。
韓国語ではポギョンスンシク복연승식

3連複:3着までに入る馬を3頭、当てます。
韓国語ではサムボクスンシク삼복승식

④金額を選びます。
韓国では100ウォン単位から賭けることができます。100ウォンぐらいなら、遊び感覚でもかけられますよね!ちなみに上限は10万ウォン。競馬で人生が狂わないためにも、このぐらいがいいかも。

ちなみに1枚の馬券票で3つのタイプを購入できます。組み合わせもいろいろと可能で同時に購入できます。
ついついあつくなる!
まずは日本人騎手カトーさんが出場するレース、ソウル第5レースに挑戦。「今日の競走」というパンフと、今日の各予想紙の予想が書かれた紙を見ながら、カトーさんを含め、どの馬が来るか予想。賭け方によっても倍率が違っているので、直前まで画面に写される倍率を見ながら悩みます。手堅く行くか・・・穴を狙うか・・・いくらかけるか・・・馬券票のマークシートを埋めて行きます。
どんどん変わるオッズも参考に。

どんどん変わるオッズも参考に。

映像のお馬さんもチェックします。

映像のお馬さんもチェックします。

コーヒーを飲みながら悩みます。

コーヒーを飲みながら悩みます。

いざ決まったらマークシートを埋めていきます。

いざ決まったらマークシートを埋めていきます。

パンフにはカトーさんも載っています。今日カトーさんがのる馬は12番、プルコッチャンサ。馬のデータが韓国語で載っています。その横にはカトーさんのデータ。その右は馬の過去の成績のようです。馬の名前も純韓国語の名前から外来語らしいのまでいろいろ。つい名前でも決めたくなります。
また予想紙の一覧には各レースの予想が載っています。一致するレースから、ばらばらのものまで、こちらもいろいろ。みんなが押している馬がやっぱり勝ちそう?
パンフにのるカトーさん。

パンフにのるカトーさん。

予想の一覧。

予想の一覧。

締め切り直前のアナウンスが流れたら、急いで専用の機械へ。さきほど買ったバウチャーと、馬券票を機械に入れると、無事、馬券が発券されます。窓口で買うより緊張しなくていいかも。
いよいよソウル第5レースが始まります!レース場を見下ろす窓の前に駆け寄ります。
下界には一般大衆が。ふっふ。少しだけVIPの優越感。でも下のほうが馬には近いかも。
そして肝心のカトーさんは・・・えっ馬があばれてる?大丈夫?
レース場の中にある大画面でも情報を確認します。
コースの向こう側からレーススタート!第5レースは1300m。レースの模様は大画面で確認します。カトーさんの馬も最初2番手。このままいけるかも?と思ったら直線に入ってあれれ?あー残念。あとでカトーさん曰く「いやあ、直線に入ったら馬が急に失速してしまって・・・」
続いてソウル第6レース1700m。こちらにもカトーさんが登場します。カトーさんのみ応援の単勝式もいいけれど、複勝式、連勝複式、ワイド、いろいろ組み合わせを考えて予想予想。馬のしっぽで決める人・・・予想紙を参考に決める人・・・名前で決める人・・・横のテーブルのおじさんからもアドバイス。

そしてソウル第6レース。こんどこそ!
スタートはいつもドキドキしますね!
最後の直線、がんばれー!
しかし、カトーさんの姿は最初から画面になし・・・応援しに来たのでプレッシャーがかかってしまったのか・・・また残念・・・
このままでは帰れません!続いてソウル第7レース1800m。ラーさんによると、このレースはハンディ戦。馬の体重などでいろいろ調整するそう。このレースはおもしろい!ということでさっそく挑戦することに。お金がなくなったひとは再びバウチャーを買いにでかけます。
そして、運よく!あたったら?またバウチャーを買った窓口へ。当たり馬券を窓口を出せば、そのまま、お金にかえてくれます。さらにそのあたったお金をまたバウチャーに替えることも可能。こうして競馬の無限ループが始まります・・・くれぐれも人生が狂わないように・・・
こちらではソウル以外の競馬場のレースも楽しめます。今日はこのあと釜山(プギョン競技場)の第5レース1600mが。 このレースには釜山にいる日本人騎手のヒトミさんが3番に出場します。ちなみに釜山には3人の日本人騎手がいるそう。もちろん、このレースもヒトミさんを応援。+最後の大穴狙い!といっても掛金は◯百ウォン・・・あたっても少ししか戻ってこない?それでもうれしいかも。

<日本語の競馬場広報ビデオも拝見>
VIPルームはプロジェクター付き。プレゼンにも使うことができます。ぐるっとまるい壁は締め切ることもでき、会議室としても使えます。また、外国人客にはKRAのビデオを見せるそう。

この専用VIPを利用するには?
5人以上で、事前に予約すればOK。馬事会のラーさんまで連絡ください、とのことです。ツアーでわいわいと、または現地に住んでいる方なら何かのモイム(集まり)で?たまに競馬をしながら歓談して過ごす、というのもアリかも。
ラーさんの話では、最近韓国でも競馬場を訪れる女性客が増えてきたそう。全体の1割ぐらいは女性ではないかな、とのこと。また競馬場の中には家族公園のある家族で来る人も増えたそうですよ。ラーさん、今日1日日本語でずっと案内していただき、ありがとうございました。

その他情報

日本人騎手のカトーさんは後日のレースで落馬し、骨折で入院されたそう。お見舞い申し上げます。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-03-19

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