ソウルの郊外へ出かけよう!

ソウルからちょっと近郊へ足を伸ばしてみれば、ソウルよりも面白い?観光スポットがいっぱい!

ソウルも観光地として十分面白いけれど、さすがに何度も行くと飽きてきますよね。もうだいたい観光スポットは回ってしまったし・・・でも地方に行くほど日程もない。そんなときはソウル郊外の観光スポットにでかけてみませんか?ソウル郊外にはソウルに劣らず?面白い観光スポットがいっぱいあります。ざっと紹介しましょう!
<各郊外スポット>

★★★港町に出かけよう!★★★

仁川(インチョン)
ソウルから西へ約40km、電車で約1時間の距離にある港町、仁川(インチョン)。朝鮮半島中西部に位置し、市の面積958km、人口256万人。釜山に次ぐ韓国第2の貿易港都市です。2001年3月29日に開港した仁川国際空港によって新しい韓国の空の玄関口して、また東北アジアの交通の核心(ハブ)、国際物流の中心都市として注目されています。月尾島、松島、実尾島、海水温泉、カフェや遊覧船、安くて新鮮な刺身専門店が集中する沿岸埠頭周辺、新浦洞の市場やファッションアーケードなど、自然観光地やグルメ、ショッピングスポットがあり、ソウルからも気軽に行ける海の街です。
<市内の見所>
中華タウン、月尾島、新浦洞、ソレポグ
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<アクセス>
【地下鉄】1号線(市庁駅-仁川駅):各駅約65分

★★★歴史の街に出かけよう!★★★

水原(スウォン)
ソウルから電車で約1時間、南へ46kmのところにある水原(スウォン)は、韓国のほぼ中央に位置する人口94万人の都市。市の中心部には韓国の史跡第3号、1997年に世界文化遺産に指定された水原華城(スウォンファソン)や2002年のワールドカップに合わせて建設された水原ワールドカップ競技場が、また郊外には韓国民俗村などがあり、一年中たくさんの観光客が訪れる観光都市です。都会のソウルを満喫した後は名物の水原味付けカルビに舌鼓をうち、李氏朝鮮時代の城郭や史跡めぐりが楽しめる水原に訪れてみてはいかがでしょうか。
<市内の見所>
水原華城、華城行宮
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<アクセス>
【地下鉄】1号線・各駅(市庁駅-水原駅):約65分
【国鉄】セマウル号(ソウル駅-水原駅):30分/KTX:25分

★★★湖と鶏カルビの街にでかけよう!★★★

春川(チュンチョン)
ソウルから北東へ83.6kmのところにある春川(チュンチョン)は、湖に囲まれた江原道(カンウォンド)の中心都市。北漢江(プッカンガン)につながる衣岩湖(ウィアムホ)、昭陽湖(ソヤンホ)、春川湖(チュンチョンホ)など3つの人工湖と、南怡島(ナミソム)や中島(チュンド)、そしてその周りに聳え立つ山々など、豊かな自然があふれています。そのため、スキー場や周辺の山岳観光の拠点でもあり、レジャースポットや大学のサークル合宿地としても昔から有名なところです。さらに、春川の南怡島が「冬のソナタ」の撮影地として注目を浴び、1年中たくさんの地元&外国人観光客がやってくる一大観光地となりました。そして2010年、ソウルから春川までの京春線複線が開通!今まで鉄道で約2時間掛かっていたものが、1時間ちょっとで行けるようになりました。さらに2012年からは準高速鉄道「ITX青春」も運行開始!
<市内の見所>
昭陽湖、鶏カルビ通り
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<アクセス>
【地下鉄】京春線(上鳳駅-春川駅)約80分
【国鉄】ITX青春(龍山駅-春川駅)約70分

★★★有名なロケ地にでかけよう!★★★

南怡島(ナミソム)
「ナミソム」は清平(チョンピョン)ダムをつくるときにできた、京畿道と江原道の境界は北韓江に浮かぶ半月型の島。ソウルからも1時間ほどで行けるので、学生のサークル合宿や、カップルや家族連れの日帰り旅行などでも良く利用されるレジャースポットです。島の1周は6kmで、じっくり歩いても約2時間。中央には芝生が植えられ、栗の木、ポプラの木、銀杏の木など自然がいっぱい!お散歩にぴったりの夢とロマンの島として知れています。
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<アクセス>
【国鉄+バス+船】ITX(龍山駅-加平駅):約60分+バス(駅-船着場)+船
【シャトルバス+船】シャトルバス(仁寺洞/蚕室-南怡島):約60-90分+船

★★★陶磁器とお米と温泉の町に行ってみよう★★★

利川(イチョン)
京畿道の東南部、ソウルから約60kmほど離れた場所に位置。南漢江の支流が流れる地域で、水に恵まれているため昔からの米どころとして知られています。利川は高麗の王建(ワンゴン)が戦に勝ったことをたたえ、「利渉大川(イソプテチョン)」という言葉から「利」と「川」の字をとったことがその名前の由来。(「利渉大川」の意味は「大きな川を渡り、益を得る」。)市内にたくさんの窯元が集まっているこの利川は陶窯地としても有名で、その数や規模は韓国一と言われています。その他、スパや温泉施設もある上、特産物に関連したイベントが行なわれることも多いので、家族で訪れるのにもぴったり。なお利川には鉄道が通ってないため、ソウルから行く場合は高速バスを利用します。
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<アクセス>
【バス】市外直行バス(東ソウル市外バスターミナル-利川市外バスターミナル):約70分

★★★世界遺産のある島に行ってみよう★★★

江華島(カンファド)
ソウルからバスで約1時間40分の距離にある「江華島(カンファド)」。この島はソウルの北西約50Km、漢江の西の河口にあり、仁川広域市に属する島。ソウルとは2つの大きな橋でつながり、バスも頻繁に行き来しているので、日帰りの旅も十分可能です。この江華島(カンファド)が観光地として有名なのは、その歴史と深く関わっています。というのも、昔から諸外国からの侵攻を多く受け、島内には当時の要塞が今も残っているほか、韓国最後の伝燈寺(チョンドンサ)や建国神話の舞台として有名な塹城壇(チョンソンダン)など、島のあちこちに多くの史跡が点在していること。さらに、地形を利用した名物や特産物もその理由の一つといえるでしょう。
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<アクセス>
【バス】3000番(新村バス停-江華市外バスターミナル):約100分

★★★分断された歴史の現実を確認しよう★★★

板門店(パンムンジョン)/DMZ
朝鮮半島の南北分断の悲しみを最も克明に表している民族の悲劇の現場。また一方で、ここは分断を克服するために繰り返される対話の窓口として、統一の期待を背負った「希望の地」でもあります。朝鮮半島の中央を貫いている南北境界線によって分けられた韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のどちらにも属しない非武装地帯(DMZ)である板門店は、世界中で最後に残されたイデオロギーの対決の場として、今日も民族分断の痛みという現実をその存在によって私たちに教えてくれています。またその反面、南北を隔てた休戦ライン、250kmにもおよぶ壁のうち唯一南北を結び付ける「開かれた地」として、民族6000万の期待が集まっている所でもあります。
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<行き方>
【ツアー】板門店、DMZはツアーのみ
【鉄道】京義線(ソウル駅-ムンサン):約60分+特別列車(ムンサン-都羅山):約20分

★★★温泉の街に行ってみよう★★★

温陽温泉(オニャンオンチョン)
ソウルから電車で約1時間、バスで1時間半ほどのところにある忠清南道牙山市の温泉街。地下鉄1号線・国鉄長項線の温陽温泉駅前に広がる市街地に温泉ホテルや温泉施設がたくさん点在しています。温泉の泉質は重炭酸ナトリウムを含む弱アルカリ性で、慢性皮膚炎、神経痛、麻痺症状、体質改善、血液循環促進などに効能があるそう。源泉の温度は60℃と高め。主な観光地は、この地に居住していたという朝鮮時代の水軍の名将、李舜臣の功績を称える顕忠祠(ヒョンチュンサ)、温陽民俗博物館、外岩民俗村など。駅前の庶民的な在来市場も活気があり散策するのに楽しいスポット。「市民文化福祉センター」前には無料の足湯もあり。
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<アクセス>
【地下鉄】1号線(市庁駅-温陽温泉駅):2時間20分
【国鉄】セマウル/ムグンファ/ヌリロ(ソウル駅-温陽温泉駅):約1時間30分

★★★その他のプチ郊外スポットに行ってみよう★★★

韓国民俗村
ソウルから少し離れた水原郊外にあり、外国人観光客はもちろん、地元人の間でも人気の観光スポット。また日本の京都太秦映画村のように、映画やドラマの撮影地としても何度も使用されたロケ地。撮影を行われたスポットにはそのドラマや映画のパネルなども取り付けられています。韓流ドラマや映画好きのおば様方はもちろん、お子さん連れのご家族にもオススメの歴史村です。

エバーランド
子供さんのいるご家族はもちろん、ラブラブカップルにもオススメしたい韓国最大規模の野外アミューズメントパーク!1976年にオープンし、100万平方mの規模を誇ります。こちらは遊園地やアトラクションがメインの「エバーランド」と、屋内外プール&スパのあるウォーターパーク「カリビアンベイ」の大きく二つに分かれ、パレードやイベントなども楽しめるアミューズメントパーク!もちろんレストランやカフェ、お土産屋さんなどもあり、一日中楽しめますよ!ソウル旅行の際にどこか家族で楽しめるトコないかなぁと思ってらっしゃった方、また次の休みに家族でどこか遊びにいこう!という韓国駐在員ご家族、または旅行者のみなさんもチャンスがあれば訪ねて見てはいかがでしょうか?

ソウルランド
子供連れのファミリーやソウルに在住しているご家族やカップルにオススメの遊園地、ソウル市の南、京畿道は果川市に位置。こちらは1988年のソウルオリンピック誘致をきっかけに、国民のための総合レジャー施設として建設されたもの。広さは10万坪を超える大規模なもの!ソウル郊外とはあるけれど、実際にはソウルから地下鉄で行けちゃうという便利なアクセスもポイント!

南楊州総合撮影所
2000年の夏に韓国で公開、あの「シュリ」の記録を抜く大ヒットの映画となり、2001年の6月には日本でも上映、ヒットした映画「JSA」が撮影された場所。実際に映画を撮影するスタジオやセットの他に、映画のことに関する展示館や体験館などもあります。

さらには郊外にこんな街も!

坡州(パジュ)
DMZ目の前の街。出版団地やアウトレットがある。

驪州(ヨジュ)
近くにある利川と同じ陶磁器のほか、アウトレットや朝鮮王朝の王陵がある。

議政府(ウィジョンブ)
プデチゲの街。

抱川(ポチョン)
マッコリと自然の街。

一山(イルサン)/盆唐(ブンダン)
ソウル郊外にあるニュータウン。

舞衣島/ハナゲ海岸
仁川国際空港からも近いビーチ。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-06-19

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