干潟とブドウの島、テブド(大阜島)に行って来ました!

秋の休日、美しい夕日と美味しい味覚を求めて西海へ日帰り旅行~♪


こんにちは!ソウルナビのよこたんです。暑~い夏も過ぎ去り、街中の木々もキレイに色づき秋の行楽シーズン&味覚の季節になりました~こんないい季節に家にいるのは勿体ないっ!青く晴れ渡った秋空の下、どこか景色が良くて美味しいモノがあるところに遊びに行きた~い!!という訳で今日はソウルからも日帰りで遊びに行くことが出来る、京畿道の西海にある島・テブド(大阜島)にやって来ました~!

□■テブド(大阜島)って?■□

まだまだ外国人観光客にはほとんど知られていないテブドですが、美しい景色と美味しい魚介類、そして広いケッポル(干潟)での潮干狩りや海水浴が楽しめる場所として、地元韓国の人には人気の観光地なんです。ソウルからは車で2時間半ほどと日帰りで遊びに行くことが出来るので、週末や海水浴・潮干狩りシーズンには多くの観光客が訪れます。時には本土からテブドへ続く道路は20キロ以上の渋滞になることも!ただこの大渋滞の時期さえ避ければ、ゆ~っくりと時間が流れる、とてもステキな島なんです。海の幸が美味しいのはもちろんですが、テブドでもっとも有名なのはアサリのカルグクスやチョゲグイ(貝焼き)、そしてテブド名産のブドウ。これらの味を楽しむなら9~10月に訪れるのが1番のオススメです。
今日は日曜日なので車は多いけど、渋滞にはならず無事にテブドへ続く1本道、大阜黄金路に進入!両側が海なので、とっても気分爽快~♪
テブドに入るちょっと手前に、世界最大の潮力発電所である始華湖(シファホ)発電所があります。
進行方向の右側には仁川のソンド(松島)新都市が見えます。

進行方向の右側には仁川のソンド(松島)新都市が見えます。

テブドに入るちょっと手前に、世界最大の潮力発電所である始華湖(シファホ)発電所があります。

テブドに入るちょっと手前に、世界最大の潮力発電所である始華湖(シファホ)発電所があります。

□■まずは観光案内所でパンフレットを入手!■□

渋滞ナシに無事にテブドへ到着~!テブドには何度か訪れたことがあったよこたんですが、本格的に観光しに来たのは今日が初めて。なのでまずは島に入ってすぐの場所にあるテブド観光案内所でパンフレットをゲ~ット!
観光案内所では案内のお兄さんが島の見どころを親切に教えてくれました。どこに行っていいのか全くわからないままテブドまで来ちゃったけど、お兄さんの説明で本日の観光コースを決定!まずは観光案内所からも歩いて行ける「海の香りテーマパーク」へ行ってみることに。
観光案内所前にあるこれは一体なんだ?!

観光案内所前にあるこれは一体なんだ?!

無人レンタサイクルでした!こりゃ便利!

無人レンタサイクルでした!こりゃ便利!



◇海の香り(パダヒャンギ)テーマパーク◇

ここは広大な敷地の中に風車をモチーフにした建物があり、四季折々の花や植物が楽しめる場所。10月ごろはススキやサンゴ草、コスモスなどがキレイに咲いています。そしてここはKARAのジヨンや少女時代のサニーが出演したKBSのバラエティ番組「青春不敗2」の撮影地。敷地のあちこちに出演者たちのパネルがありましたよ~!

◇グランコトーワイナリー◇

韓国と言えばソジュ(焼酎)やメッチュ(ビール)が代表的で、ワインってあまり聞かないような・・・でもブドウが名産ならワインも美味しいはず!ならば次は島で唯一のワイナリーに行ってみよう!
島内はあっちも、

島内はあっちも、

こっちもブドウ畑。

こっちもブドウ畑。

これは収穫前ですな。

これは収穫前ですな。

ワイナリーに到着。やっぱりワイナリーの前にもブドウ畑が広がっています。
入口から入って左がショップ、右側はカウンターとテーブル席があって、休憩やゆっくりとワインの試飲ができるようになっています。
オーナーさんがワインの試飲をすすめてくれましたが、実はよこたん、アルコールが全くダメ・・・じゃなんでワイナリーに来たんだよっ!ってツッコミを受けそうですが、ワインを見るのは好きなんです(笑)

落ち着いた雰囲気でワインについて物静かに語るオーナーさんの話を聞いているうちにやっぱりちょっとだけ試飲してみようかという気持ちに。
「オーナーさん、やっぱりちょっとだけ試飲させて下さい」
「うふふ、飲みたくなっちゃうでしょ~?飲んでビックリしますよ~。」

いや~、ホント飲んでみてビックリ!ハッキリ言って、美味いっ!!
オーナーさん曰く、「韓国のワイン文化は日本に比べたらまだまだ」だそうですが、ブドウが美味しければワインも美味しいんですね~まるでジュースのようにフルーティで飲みやすいワインは、よこたんのように全くお酒を飲めない人にもイケます!いかん、クセになりそう・・・
チャ・インピョとシン・エラの結婚式の時にはこちら「グランコトーワイナリー」で特注のワインを作ったそう!
おや?この特注ワインには・・・

おや?この特注ワインには・・・

HAPPY WEDDING チャ・インピョ&シン・エラの文字が!

HAPPY WEDDING チャ・インピョ&シン・エラの文字が!



◇ペンション団地◇

次の目的地へ行く前に、寄り道して「ペンション団地」に。1泊旅行で観光に訪れたり、会社の慰安旅行などで訪れる人も多いため、テブドにはたくさんのペンションがあります。その中でもオシャレなペンションが一か所に集まり、まるで外国の住宅街のようになっているのがここ「ペンション団地」。昼はテブドで思いっきり遊び、夜はペンションで魚介類やバーベキュー・・・なんて想像しただけでも楽しそう☆

◇トンジュ塩田◇

テブドの特産品の1つに塩があります。島のほぼ中央に塩田があるとのことなので、一体どんなところなのか寄って見ることに。
メイン道路から塩田までの道は相変わらず細く、車が2台通り過ぎることもできません。遠~い昔に見た懐かしい田舎の光景が広がります。

トンジュ塩田に到着しました。

「ほほ~う、これが塩田か。」

「・・・、じゃ、次行こうか。」

◇ガラスの島(ユリソム)◇

次に目指したのが「ガラスの島(ユリソム)」。韓国では珍しい、ガラスがテーマの美術館だそう。

駐車場に到着~!施設前の広場に可愛らしくてポップな展示物が見えます。これは期待できるかも~!
でも入場料が1万ウォン(※2013年10月現在)とちょっとお高め。よこたんが今まで行った韓国国内の博物館や美術館の中で一番高かったかも。ええ~い!そのぶん隅から隅まで見てやろう!
入口ではキモかわキャラがお出迎え。
ロビーにある女神像もラインストーンで出来ている・・・
室内展示ではガラスで作られた神秘的なファンタジーの世界が広がっていました。植物も動物も、ありとあらゆる物が全部ガラスで作られています。
ガラスのお皿を作る実演ショーはなかなか興味深くて面白かった~!
実演ショーのはじまりはじまり~

実演ショーのはじまりはじまり~

最初は溶けたガラスが球状になっています。

最初は溶けたガラスが球状になっています。

形も細長くなって、見た目もガラスっぽくなってきた!

形も細長くなって、見た目もガラスっぽくなってきた!

せっかく器の形になってきたのに、

せっかく器の形になってきたのに、

こんなふうに円盤状にしちゃうんだ~

こんなふうに円盤状にしちゃうんだ~

でもちょっと力を加えると、あっという間に皿っぽくなった!

でもちょっと力を加えると、あっという間に皿っぽくなった!

最終仕上げにかかります。

最終仕上げにかかります。

棒から取る時は2人がかり。

棒から取る時は2人がかり。

出来上がりはこんな感じ!

出来上がりはこんな感じ!

この「ガラスの島」の広い敷地内には遊歩道が整備されていて、屋外展示も楽しめます。この日は広い干潟も広がって、ここでもテブドらしい景色を見ることが出来ました。

◇クボンド夕日展望台◇

今日の観光、最後の目的地は「クボンド夕日展望台」。夕日展望台というくらいなので、あえて夕暮れに合わせて行かなくちゃ!ガラスの島が思ったより広かったので、予定の時刻をを少しオーバーして出発。すると、あちゃ~!もうすでにテブドから本土に帰る車でメイン通りが渋滞しているではないですか~っ!観光案内所のお兄さんが「夕日展望台方面は自転車で行く人も多いですよ」と言っていたので、自転車をレンタルして行こうと思ってたのに~!
結局、レンタサイクルがある場所に寄ると日が暮れてしまいそうなので、そのまま展望台がある遊歩道入口の「クボン公園」まで車で移動。

ここが遊歩道の入口。ここから1.8キロほど歩くらしい。でも、ここってどう見ても自転車で行くのは難しそうな完全な山道なんですけど・・・自転車レンタルしなくて正解だった~
危ないっちゅ~の!

危ないっちゅ~の!


それにしてもこの散策路、観光名所に続く道のわりにはあまりにも整備されていない・・・普通に崖になってるしぃ~!少しでもよそ見をしたら大変なコトになりそう(恐)。完璧に山道なので、スニーカーじゃないと歩くのはしんどいかも。それに体力に自信の無い人は行かない方がいいかも~!

上り坂にギブアップ気味のよこたんの横をハルモニが元気に通り過ぎていきます・・・運動不足を痛感。
でも途中から見える景色は最高!

でも途中から見える景色は最高!

テブドの入口にある風力発電のプロペラが見えます。

テブドの入口にある風力発電のプロペラが見えます。

あ、仁川大橋も見える!

あ、仁川大橋も見える!


こんな道だって知らなかったから、飲み物も持って来なかったよこたん。喉がカラカラで死にそう・・・と、その時!「クボン薬水場」と書かれた看板を発見!お~、救いの水じゃん!もちろん薬水を求めて看板の方向へ。

え?この下なの??これって、降りて行ったらまた上がって来なきゃならないよね?

しばし迷った末、やっぱり下ってみることに。

まさか、あれなの??海の中じゃん!!

どうやら運悪く、満ち潮の時に来てしまったらしい。

それでも降りて行って水を飲んでいる人や、記念撮影をしている人も。

よこたんも何とか濡れずに薬水を飲むことに成功!少し生き返ったよ~!まさに薬水!

薬水場からの上り階段をやっとのことで上りきり、さらに山道を行くと有刺鉄線と小さな小屋がある場所に着きました。

ここは夜間は軍隊が見張りに付き、この有刺鉄線から外側は閉鎖されてしまうんだそう。
展望台まであと400メートル、そろそろ日が傾き始めて来ました!あともう少し頑張ろう!

やっと展望台があるアーチ橋に到着~っ!夕日を見るにはちょうどいいタイミングで着きました。

このアーチ橋がある場所は「ゲミホリ」と言う名前が付けられていて、直訳すると“アリの腰”という意味。確かに島と橋がつながっている様子が蟻の細いウエストみたい!
そしていよいよ日が沈みます。苦労して歩いてきた甲斐!?あって、幻想的でとても綺麗な夕日を見ることが出来ました~♪

夕日が沈み切るまで見ていたいけど、あれ?ちょっと待てよ?早く戻らないと、さっきの山道って街燈が1つも無かったような・・・

案の定、帰り道の途中で真っ暗に。携帯のLEDライトアプリを活用して、何とか駐車場まで戻ったのでした~

ああ、それにしても明日の筋肉痛がコワイ・・・

□■テブドといえば、やっぱりアサリカルグクス!■□

これにて観光の予定は全て終了。この後は美味しいモノを食べに行かなくちゃ~ね~!テブドで美味しいモノといえば、やっぱりアサリのカルグクス!!ところが島内には数えきれないほどのカルグクス屋さんがあります。いったいどこのカルグクス屋さんに入ったらいいのやら・・・

◇ワンハルモニ ソンカルグクス◇

やたらに車がたくさん入って行くカルグクス屋さんを発見!駐車場案内のアジョッシまでいて、なかなか繁盛してそう。入って行く車を見ても、どこのお店に行こうか迷いながら入って行く感じではなく、明らかにそのお店が目的という感じ。う~ん、これは間違いなくマッチッ(美味しいお店)に違いない!よこたんもここで夕食をすることに決定~
白菜とヨルム(大根の葉)キムチと

白菜とヨルム(大根の葉)キムチと

ゴマ油入りの麦ご飯が出てきました。

ゴマ油入りの麦ご飯が出てきました。

混ぜて食べると美味しい!!

混ぜて食べると美味しい!!


麦ご飯も香ばしくて美味しいけど、このヨルムキムチがまた絶品!もともとヨルムキムチが大好きな大好きなよこたん、メニュー表に「お持ち帰りヨルムキムチ 2kg10,000ウォン」という文字を見逃さなかった!美味しい上にスーパーで買うより安いやん!

お店のアジュンマに聞いてみると、このヨルムキムチ、1年中販売してるんだそう。寒くなるとスーパーの店頭から姿を消してしまうので残念に思ってたけど、これでもう大丈夫っ!
そして、ついにやってきました!アサリのカルグクス~!やっぱりたらいのような器に大量に入っています。これが韓国スタイル!わ~い、美味しそう♪
アサリのよいダシが出ていてスープが美味しい!適度な弾力の手打ち麺もいい感じです!まさにこんなカルグクスが食べたかったのぉ~
辛いのが好きな人は、この唐辛子を

辛いのが好きな人は、この唐辛子を

グクスに入れて食べます。

グクスに入れて食べます。

こちらは数種類の貝がふんだんに入った「モドゥムチョゲカルグクス」と海鮮チジミ。

□■そして最後はブドウ選び~!■□


美味しいカルグクスを食べてお腹もいっぱいになり、さぁ帰路に着こうとした時、何かやり残したことがあるような気が・・・
あ、しまった~!ブドウを忘れていた!

テブドといえば、この時期ブドウを忘れるワケにはいかない!道端でたくさんの箱入りブドウが積まれているのをみると、1箱は多いんだよな~と思いつつも、やっぱり味が気になる!

夜8時を過ぎているけど、間違いなく韓国ならこの時間も営業しておるに違いない。
どこの直売所に入ろうか迷ったあげく、とりあえず車を止めやすい場所に入ってみよう、と、入ってみたのがここ。

◇サンヒぶどう農園◇

箱に入って並んでいるテブドのブドウは、名産と言われるだけあって、大きくてとっても美味しそう♪やはりそこら辺のスーパーで見るブドウとは見るからに格が違います。すぐにお店の奥さんがブドウの試食を持って来てくれました。
ああああああ、甘いっ!おいひ~~~い!これなら1箱でもすぐに食べきっちゃいそう♪

このお店「サンヒぶどう農園」は、実はテブドを含む京畿道に数あるブドウ農家の中でも、代表的なブドウ農家として京畿日報でも紹介されたことがある農園の直売所だったのです。偶然入ったお店だったのに、京畿道の中でも指折りのブドウ農家さんだったなんて、さっきのカルグクスといい、何かとツイてるな~
その後も次から次へと試食が出て来て、しまいには2kgで5万ウォンもするブドウも出てくる始末。オマケにそんな高いブドウなのに「1房持ってっていいよ~」だって。こんなトコが韓国の良いところだよね~!
これがこのお店で一番高いブドウ!

これがこのお店で一番高いブドウ!

いろんな種類の試食が出てきました~

いろんな種類の試食が出てきました~

ブドウの果汁も試飲させていただきました!美味しかった☆

ブドウの果汁も試飲させていただきました!美味しかった☆

すっかりお店の奥さんと話が盛り上がり、来年は農園でブドウ狩りに行く約束までしてしまいました(笑)
粒が大きいのに巨峰じゃないんですって~。右側のブドウはサービス♪

粒が大きいのに巨峰じゃないんですって~。右側のブドウはサービス♪

1箱にこんなにたくさん入ってました!

1箱にこんなにたくさん入ってました!


いや~、今日は本当に1日遊び回って大満足!懐かしい田舎の景色や綺麗な夕日、そして美味しいモノがたくさんのテブド、是非また訪れてみたい場所です。以上、ソウルナビのよこたんでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-11-18

ページTOPへ▲

その他の記事を見る