コーミィの子連れで智異山温泉に行って来ました~全羅南道・求礼編!

全羅南道の名山、智異山のパノラマ絶景を望む智異山温泉で1泊2日デトックスの旅♪


皆さん、こんにちは!ソウルナビのコーミィです。遅ればせながら、セヘボッマニパドゥセヨ~!2014年もみなさんにとって素敵な年になりますように☆ 今年もどうぞよろしくお願いします!2014年最初の旅は家族で温泉に行って来ました~寒い季節には温泉で決まりでしょう^^ 心も体も温まり、なおかつデトックス効果もあるといういい温泉を見つけましたョ。その名も智異山(チリサン)温泉。全羅南道の智異山(チリサン)は国立公園にも指定されている韓国名峰の一つです。山岳信仰や仏教の聖地でもあったため登山客のみならず寺院への参拝客も多く訪れます。コーミィは8年ほど前に親戚との旅行でドライブをしたことがありますが、壮大な景色が今でも脳裏に焼きついています。

☆旅は義母の家から始まり始まり~☆

旅行前日は久しぶりに全羅南道にある義母の家にも立ち寄ることとなり、1泊2日を過ごしたあと、翌日の12時頃にコーミィ家族だけで温泉へGO♪ 高速道路をひた走り約1時間半ほどのドライブです。途中、南原(ナムウォン)休憩所というところでトイレ休憩。この休憩所は智異山を望める絶好の高台にあるビューポイント。残念ながらせっかく壮大な智異山を目の前に、ちゃんとした展望台施設がないのが惜しい~いい場所にあるのにもったいな~いと思うコーミィ。休憩所駐車場付近に石でできたカエルさんを発見。なんだろうと近寄ってみると地下180Mから引き上げているという天然岩盤水を無料開放していました。こんな高台でおいしいお水を飲めるなんてびっくり。
南原(ナムウォン)休憩所

南原(ナムウォン)休憩所

岩盤水

岩盤水

眺めはいいのにもったいない~

眺めはいいのにもったいない~

壮大な智異山を高速道路から

壮大な智異山を高速道路から

☆求礼(クレ)でタスルギ・スジェビを食す☆


智異山温泉がある全羅南道の求礼(クレ)にやって来ました。求礼はサンシュユという初春に咲く黄色いお花の群生地がある地域だと今回初めて知りました。また、蟾津江(ソムジンガン)という清流で獲れる川魚や貝類が有名だそうですョ。それではお昼ごはんを食べに、求礼でマッチブ(おいしいお店)を探しに出かけることにしましょう♪
初春に咲くサンシュユ群生地

初春に咲くサンシュユ群生地

蟾津江(サムジンガン)

蟾津江(サムジンガン)

◆プブシッタン(夫婦食堂)◆
蟾津江(ソムジンガン)ではタスルギ(カワニナ)やジェチョップ(シジミ)が獲れるそうでこれを食べないわけにはいきませんね。さっそく行列ができるというタスルギ・スジェビで人気の「プブシッタン(夫婦食堂)」へ。夫婦食堂なんて定食屋さんにありそうな名前ですが、地元ではかなり名の知れたお店だそうです。お店の前には広い公共駐車場があるので、気兼ねなく駐車できました。すでに午後2時をまわっていたというのに、お客さんは絶えずやって来ます。コーミィ達も列に並んで待つこと15分。お店の奥にある部屋へと案内されて席につくことができました。
ここのメニューは2種類のみ。タスルギ・スジェビとタスルビ・ムッチム。スジェビはすいとんのこと。ムッチムは酢コチュジャンで味付けした和え物という感じでしょうか。コーミィ達はタスルギ・スジェビを2人前注文。このお店は注文してから調理をするため多少時間がかかりますとお店の壁に注意書きがありました。それでは気長に待つことにしましょうかね・・・。
そして待つこと25分、ようやくスジェビが登場!
これがタスルギ(巻貝)

これがタスルギ(巻貝)

おかずもおいしい☆

おかずもおいしい☆

タスルギとは、オルゲンイとも呼ばれるタニシに似た淡水の巻貝のこと。日本ではカワニナと呼ばれているそうです。川の苔を食べているためかエメラルド色をしています。解毒作用があり韓国ではへジャングク(解腸スープ)としてよく食べられていますョ。見た目では分かりませんが、スープの底には沢山のタスルギが!食べても食べても出てきます。あんな小さな貝を一つひとつ殻から取り出す作業を思い浮かべると頭がさがる思いです。噛めば噛むほどタスルギ特有の苦味と甘みが口の中に広がります。青唐辛子がアクセントのさっぱりスープを飲むとどんどん体が浄化されていくよう。ちなみに一緒に出てきたバンチャン(おかず)もすごくおいしくて何度もおかわりをしてしまいました、そして3人ですべて完食!本当においしかった~。ごちそう様でした^^

☆智異山温泉へようこそ☆

ゲートの向こうには壮大な智異山がお目見え

ゲートの向こうには壮大な智異山がお目見え

「プブシッタン」を後にして約20分ほどで智異山温泉へと向かうゲートが見えてきました。求礼市内からも割とすぐなのでアクセスがいいですね。智異山温泉はゲートをくぐってからは5分ほどで到着します。智異山温泉は智異山麓のふもとに集まっていて川も流れ自然に囲まれた温泉街という感じで風情がありました。そのままさらにもう少し車で山頂の方に行くとサンシュユ祭りを行う公園があります。智異山温泉ランドは温泉街のすぐ入り口にありました。今夜の宿泊場所であるホテルも併設されていてかなり大きな施設です。写真で見ると温泉ランドとホテルは離れているように見えましたが、中でつながっているので行き来に便利でした。
◆智異山温泉ランド◆
温泉のチケット売り場は2階

温泉のチケット売り場は2階

温泉入り口は3階

温泉入り口は3階

ホテルフロントは4階

ホテルフロントは4階

部屋は山側のオンドル部屋でした

部屋は山側のオンドル部屋でした

窓から野外露天風呂が一望できます

窓から野外露天風呂が一望できます

部屋の浴室でも温泉が出ます!

部屋の浴室でも温泉が出ます!

智異山の天然水がサービス

智異山の天然水がサービス

コンビ二、レストラン、ナイトクラブなどの付帯施設が充実 コンビ二、レストラン、ナイトクラブなどの付帯施設が充実 コンビ二、レストラン、ナイトクラブなどの付帯施設が充実

コンビ二、レストラン、ナイトクラブなどの付帯施設が充実

☆みんなで露天風呂へ☆

お部屋からは野外露天風呂が一望。もういてもたってもいられず、みんなでさっそく露天風呂へGO!こちらの露天風呂はチムジルボッと呼ばれるサウナ用の服を着て温泉に入ります。えっ服を着て温泉!?と不思議な感じ。男女区別なく家族みんなで一緒に野外露天風呂に入れる温泉って言ったら韓国では水着で入るスパだけなので、けっこう珍しいタイプの温泉ですね~♪ 
かな~り広い野外露天風呂ですべてのお湯を楽しむのに時間がかかりました。冬の温泉って最高ですね!こちらの温泉はゲルマニウム温泉なので、体の老廃物を出してくれる効果が期待でき、これまたデトックス効果大◎◎ ちょっと難点だったのが服を着て湯船に入ったあと外に出ると外気で一気に体が冷やされて寒いの何のって・・・湯船から出ることができませんよ、これ。でもご心配なく。室内にはこれまた広~い大浴場があり、同じゲルマニウム温泉ですから、ゆっくり体を温めてそのまま部屋へと戻れます^^

部屋に戻ると、ものすごい疲れと眠気が一気に襲ってきました。ゲルマニウム温泉ってこんなに疲労するもの??温泉に入ると心地よい疲れはよくありますが、あんなに眠くてだるい体験は子供の頃に遊び疲れて目も開けられないぐらいに眠たいあの究極の睡魔がやってくる感じに似ています。もう家族3人布団を敷いてそのままバタン~zZZ

☆コーミィ家族、ようやく復活して夕食へ☆

目が覚めたら、外はもう真っ暗になっていました。2時間近く寝てしまっていたようです。みんなすっきりお目覚めしたら今度はお腹がすいてます(笑) 主人も私も少しお酒が飲みたかったのでホテルから徒歩で行けるお薦めの食堂をフロントの方に教えてもらいました。
テボネ・フッテジ・オリ専門店

テボネ・フッテジ・オリ専門店

◆黒豚サムギョッサル◆
精肉屋さんで経営していると聞いたので、味は期待できそうです。なんで黒豚なんだろう?と気になりながら注文しました。いつもはお店の人に色々聞いてしまうコーミィですが、お店のスタッフは若い女性一人で、あんまり親切ではなかったので、ちょっと聞きそびれてしまいました。サムギョッサルは地方価格にしてはちょっとお高いかも。きっとそれだけの価値があるお肉なんでしょう・・・なんて期待しつつサンシュユのマッコリをいただいてみることに。マッコリは・・・う~ん、普通かな。追加注文したキムチチゲも・・・う~ん、普通かな(笑)チゲではなくてなんだか薄いキムチスープのようなお味でした。お肉は・・・こちらは期待を裏切らずお肉の甘みがあっておいしかったです。いつもならホテルに戻ってもまたビール1杯ぐらいは飲んでしまうのですが、今夜はやっぱり疲れていて10時ぐらいにはもう夢の中へ。
お肉登場!

お肉登場!

サンシュユのマッコリ

サンシュユのマッコリ

キムチチゲ

キムチチゲ

焼いた熟成キムチとお肉の融合

焼いた熟成キムチとお肉の融合

☆翌日は朝から雪の天気☆

幻想的な霧の朝

幻想的な霧の朝

おはようございます!昨日の疲れはどこへやら、みんな元気に起床です♪・・・とは言いつつも、普段よりも少し朝寝坊。コーミィは起きた早々すぐに朝ごはん場所のリストアップ。昨夜はあんなに食べたのに、朝になるとどうしてこういつも通りお腹がすくんでしょうかね~朝ごはんを南原(ナムウォン)のチュオタン(ドジョウスープ)にするか、全州でコンナムルクッパッにするか、実は昨夜からずっと悩んでいたコーミィですが、主人も娘もお腹がすいて1時間の移動は絶対に無理!!と押し切られ、部屋のチェックアウト後、ホテルの目の前にあった「アチムデンミダ(朝ごはんできます)」という看板につられて「チョンジュシッタン(全州食堂)」へ入ってみました。
◆チョンジュシッタン(全州食堂)◆
メニューに蟾津江(ソムジンガン)名物、ジェチョッグッ(シジミスープ)を発見。これはいただいてみないと!お酒を飲んだ次の日にはシジミ汁がいいと聞きますので、さっそく注文してみました。主人はコンナムルクッパッを注文。こちらのお店ではチュオタンもあり、南原や全州に行かなくてもここで解決できちゃいました(笑) 
ジェチョッグッもコンナムルクッパッも当たりでした。ジェチョッグッは青唐辛子が入ってピリ辛ですが、シジミのエキスがぎゅっとつまった濃く濃厚な味です。コンナムルクッパッも食べた瞬間「シウォネ~」と口に出てしまうほど。半熟卵のまろやかな味がこれまたマッチして、おいしい☆
ジェチョッグッ(シジミスープ)

ジェチョッグッ(シジミスープ)

コンナムルクッパッ(豆もやしスープ)

コンナムルクッパッ(豆もやしスープ)

☆地元のマートでお土産を購入☆

朝食をお腹一杯いただいて、智異山温泉を後にしました~心配していた雪はすでに解けていました。さようなら、また来るよ・・・なんて温泉の余韻に浸って車の窓からボーっと外を眺めていたところ、「智異山林マート」という名前が目に留まりました。車で通り過ぎてしまったので主人にUターンをしてもらってマートに入ってみました。でも入ってみて大正解♪♪ 地元の商品がお得な価格で売られていました! サンシュユのお酒に、サンシュユエキス、地元の乾燥山菜や黒豚まで~☆ これは買わないわけにはいきません!食いしん坊コーミィは、サンシュユのお酒を2種類とサンシュユエキスと黒豚まで買ってしまいました。お土産ゲットでホクホク~♪ そしてそのままソウルまでまっすぐ帰る予定でしたが・・・ちょっと待って!
サンシュユのお酒

サンシュユのお酒

もち米と海苔を用いた伝統スナック??

もち米と海苔を用いた伝統スナック??

サンシュユのエキスは一つ1,200ウォン サンシュユのエキスは一つ1,200ウォン

サンシュユのエキスは一つ1,200ウォン

黒豚思わず買ってしまいました・・・

黒豚思わず買ってしまいました・・・

冷凍シジミスープなんてのも

冷凍シジミスープなんてのも

☆全州に寄り道して噂のチョコパイを購入☆

せっかくの旅行なので、最後にもう一つ何かしたい気分。そしてテレビで見た全州のチョコパイを思い出しました。どうしてもチョコパイを食べてみたくて、家の専属ドライバーさんに頼んで全州に寄ってもらいました。アッパありがとう☆
元祖全州チョコパイのお店は「プンニョンチェグァ(豊年製菓)」といいます。お店を探すといくつか店舗が出てきました。その中でも本店に行ってみようということになり、スマホのナビを使って向かいました。お店には駐車場がないため、コーミィと娘だけ車をおりて店内へ。そんなに大きいお店ではないのですが、沢山の人で繁盛していました。みんなのお目当てはやはりチョコパイ。そしてチョコパイの隣にブッセというお菓子も発見。2つとも購入してみました。
チョコパイとブッセ チョコパイとブッセ チョコパイとブッセ

チョコパイとブッセ

さっそくチョコパイを試食。マートで売っているものとは違った甘さ控えめの贅沢なチョコパイでした。コーミィはチョコパイよりもブッセの方が気に入りました。卵とアーモンドプードルがたっぷり入った生地でスライスアーモンドのアクセントがとってもおいしかったです。ソウルの現代百貨店でも販売しているようなので機会があったら皆さんもぜひお試しを! 

今回のデトックスの旅はいかがでしたでしょうか。デトックスの旅といいながらも食事は相変わらず食べたいだけ食べて、お酒や黒豚、そしてお菓子などのお土産まで付いて、体以上に心がデトックスされたみたいです☆ 以上、ソウルナビのコーミィがお届けしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-02-14

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