注目の松島新都市、歴史ある仁川中華街・日本人街の魅力的なギャップを子連れで楽しむ近場の旅!
こんにちは!ソウルナビのマユミです。日本がGWでお休みの頃、こちら韓国でも5月5日が子供の日でお休み、5月6日もお釈迦様の誕生日でお休み。つまり土日と合わせて4連休があったんです。連休を前にして遊びたくてウズウズしている我が家の小学生と幼稚園児!でもぐうたらママのマユミは連休があることにギリギリまで気づかず・・・(だって日韓で祝日が違ってややこしいんだもん~と言い訳!)予定を全く立てていなかったため、すでに電車も飛行機もいっぱいで取れない(真っ青~)そこで急遽、一泊旅行を思い立ったマユミ一家!さてさてどこに行こう・・・と数分間考えてみた結果、近場で見どころ満載、おいしいものも食べられて、子連れにも楽しめ、思い立ったが吉日!で気軽に行ける「松島&仁川 子連れ旅行」に行くこととなりました~さてその道中はいかに?
1日目、松島(ソンド)へ
旅行が楽しみで楽しみで早起きしすぎてしまった子供たち。あまりのうれしさに朝から掃除機をかけてくれたり洗濯物を干してくれちゃったり・・・あなたたちちょっとテンション高すぎ~そんな子供たちを連れて、車で新都市・松島(ソンド)へいざ出発~!
「松島(ソンド)って島?リゾート地?自然いっぱい?泳げる?」と想像してしまう方もたくさんいらっしゃるかと思います。マユミはてっきり、仁川の埋立地の中に開発された新都市のことと思ってました~(←いや、それはそれで合ってるって!)ここ松島は仁川の埋立地に最近開発された新都市で、現在もどんどん開発中であり、今後大注目の国際未来都市。政府から経済自由地域に指定されていて、超高層ビルや高層マンションが建ち並んでいます。北東アジアのビジネスの拠点となる国際的都市を目指しているそう。
未来都市のような松島の街並みに圧倒され感動!
そうこうしているうちに、松島の高層ビル群が見えてきました。「うわぁ~まるで未来都市のよう!」存在感抜群の超高層ビルが美しく並んでいる姿に圧倒されたマユミ!街全体が新しくて清潔なイメージで、どこか韓国ではない別の海外の国に来たような嬉しい錯覚におちいります。韓国のドバイやマンハッタンと言われるのもマユミ納得!初めて見た街にひとりドキドキしっぱなしで、感性を刺激されシャッターを切り続けるマユミのかたわらには、興奮して喜ぶ子供たち・・・じゃなかった・・・早起きしすぎたためぐっすり夢の中の子供たち・・・(!)あらら、旅を楽しんでちょーだいーっ!
街中は車道も歩道も広い!韓国の歩道ってバイクが走って来ることがあったり、歩道とお店の間に駐車スペースがある場合が多いため、駐車する車が歩道に乗り上げてきたりして、子供を連れている身としては心配でいつも気をつけているのですが、ここ松島の歩道は、歩道とお店の間に駐車スペースなどがなく、歩道と車道の間にも植え込みなどがあるため、車道から歩道を横切って突然車が乗り上げてきたりすることがない!日々子供たちを守って生活する外国人母マユミはそれだけで感動。ここに住みたくなってしまいました~さすがきちんと計画されている新都市です。
タルギキッズミュージアムへ
ひろびろ~!木のぬくもりも
5月5日はオリニナル(こどもの日)といい、韓国でも子供の日。たまたま朝イチで入場したところオリニナルイベントをやっていました。先着入場者55名まではなんと55%オフになるという、お財布にとっても優しい企画!思いがけない親たちへのプレゼントのようで、子供の日の主旨を忘れて浮かれる庶民マユミ!ソウルにはこのような室内で遊べるキッズカフェがたくさんあるんです。冬の寒さがとても厳しい韓国では、寒い冬の間子供たちを遊ばせてあげられる場所がごく限られます。親たちはこういったキッズカフェに子供たちを連れて行くのですが、雨の日なども便利なのでソウルのキッズカフェなどは1年中混雑しています。でもここ松島のキッズカフェは比較的すいていていました。また木などのぬくもりのある素材がたくさん使われていて、とっても気に入りました。家からは少し遠いけれど、仁川など近くに来た時にはリピートしたいな~
NC CUBEをぶらぶら&ランチ&おやつ!
たくさん遊んで次に向かったのは、キッズカフェからもほど近いNC CUBE!こちらは韓国にいることを一瞬忘れてしまいそうになるくらい開放的な広~いショッピングモールです。普通大型のアウトレットモールやショッピングモールって郊外や田舎の方にあると思うのですが、ここはアウトレットモールとビジネス街や高層マンションなどの都市が共存。生活にもとっても便利そう~
スヒャンで韓定食ランチ
家族全員おなかがすいていたので、わき目も振らずに真っ直ぐ向かったのは韓定食の「スヒャン」。ボッサムやカンジャンケジャンなどなど魅力的なメニューの中から、チョングッチャン定食とカルビチムを注文しました。上品でおしゃれなチョングッチャン定食とやわらかカルビチムを堪能~~
サンベッドでくつろぎたくなる
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オリニナル(子供の日)イベント
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食事の後はモール内をぶらぶら。水辺にはサンベッドなどもあり、リゾート地のような雰囲気に癒されすっかり南国ギャルになりきっていた娘・・・モールを歩いているとどこからか甘~い香りがただよってきて、思わず家族全員が引き寄せられた先は「ハートレッチェル」というかわいいお店。あまりにおいしそうな香りの誘惑に一瞬で負けてしまう単純なマユミ一家。さきほどランチを食べたばかりだというのに「そろそろおやつの時間かな・・」などととぼけながら、ワッフルとプレッツェルをおいし~くいただき、極上スペシャル幸せな時間~
モチふわで絶品プレッツェル!
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小さなお店にたくさんの人
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仁川中華街・旧日本人街を散策
「まだまだどこかへ行くわよ、みんな~!」ということで向かった先は仁川の中華街!マユミは10年以上前に友人の結婚式で訪れて以来ご無沙汰でしたが、久しぶりに訪れてみるとかなり変化していて、さらにステキな街になっていて驚き!中華街ですが、ここは異国情緒あふれる港町、なんと旧日本人街もあるのです。韓国で旧日本家屋をみつけてカメラにおさめる趣味を持つマユミ。もう夢中になってシャッターを押しまくっていました。
旧日本人街では日本の領事館、銀行、海運関連の建物、博物館などがあります。また当時のまま残っている日本家屋などもあちらこちらで見つけることができ、おしゃれなカフェになっていたりもします。そして当時の店舗や民家を再現して作られたものまであり、ぷらぷらお散歩するだけでノスタルジックな気分にひたれる場所なのです。ここ仁川には太平洋戦争時には約1万人もの日本人が住んでいたそう。現在からはおよそ想像もつかないですが、確かにそんな時代があったのだなぁ。と感慨にひたりながらお散歩しました。昔の日本の建物がかわいく変身したりして現在も大切に使われている様子を見ると、大事に使ってくれてありがとうと温かい気持ちになります。マユミにもとっておきの場所です。
昔の日本人街の様子
日本家屋がかわいいお店に!
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こちらもかわいく使われていますね。
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ちょうど終わってしまい入館できず残念だった、ジャージャー麺博物館
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もっと知りたい街になりました
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活きのいい海産物に舌鼓「蘇莱浦口(ソレポグ)総合魚市場」
さあ、お待ちかねの夕食は「蘇莱浦口(ソレポグ)総合魚市場」へ!ソウルでは鷺梁津(ノリャンジン)の魚市場が大好きでよく訪れるマユミ一家。マユミは初めてでしたが、夫は子供の頃の思い出があるそう。でもおよそ30年前とは全く変わっていて、昔は本当に何もなかった場所だったのがすごく発展したと驚いていました。
ヒラメの大きさは様々。食べる人数によって大きさを選んでくださいね
ゆ、床に・・・!
ソウルのノリャンジン市場と同じように1階の市場で魚介類を購入し、それを2階の食堂で食べることができます。お刺身などは1階の市場のお店でさばき、他のおかずも添えてくれてお皿にきれいに盛りつけたものを2階の食堂に運んでくれるのです。お魚だけを買ったつもりだったのに、他のおかずまでついてくるのでとってもお得な気分になれます。海産物を買う時にはお店によって言われる金額が倍ほども違い、「さすがにちょっと高いかな~」と思ったので、市場の人の勢いに押しきられずにちゃんと考えてきっぱり断りました。その後さらにいくつかのお店をまわり、納得のいくお店で購入。ちゃんと断れる女、マユミ!けれどそういったやりとりも旅の醍醐味だったりするんですよね~
1F市場のお店でお魚をさばいてお皿に盛り付けてくれます
お楽しみの晩餐用にはヒラメを1匹、サンナッチ用に生タコ、ナマコを購入~そしてヒラメは市場でさばいてもらうため、生タコ、ナマコを持って一足先に2階の食堂「チョルラドコンヒネフェヤンニョムチッ」へ。こちらはこのへんで一番繁盛しているお店のようで、長~い行列ができています。ワクワク~!
人気店のよう!マユミ家も並びました~
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ラララララ~~
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どどーん! ヒラメのお刺身で~す!エンガワもこれでもかとた~っぷり
「全く辛くなく」と注文したメウンタン
こちらではヤンニョムセット代を一人ずつ払うと、1階で買った海産物を食べるために必要なサンチュやお味噌、キルムジャン(ごま油と塩を混ぜたもの)などを持ってきてくれます。ヒラメはお刺身にし、残った頭や骨などのアラでメウンタン(辛い鍋)にするのが王道なのですが、うちは小さい子供たちがいるのでいつもお鍋を「全く辛くなくしてください」とお願いしています。ただ「辛くなくしてください」と注文すると、韓国の感覚では辛味を抑えて少し辛いぐらいにされてしまうので、ご注意を!必ず「全く辛くなく」と言ってくださいね~今回はお鍋の中に違う魚の頭もサービスでプラスしてくれていて、おかげさまで良いおダシが出ました~
ウニョウニョ動くサンナッチはやっぱりサイコーに盛り上がる!
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キルムジャン(ごま油と塩)につけて
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動くナクチをおはしでつかむのも楽しい~
コリコリ歯ざわり系が好きなマユミ一家の子供たちはサンナクチやナマコがだ~い好き!サンナクチとは、韓国のタコを生きたままぶつ切りにし、ウニョウニョ動いているタコにごま油と塩のタレをつけ、おはしから落とさないように一気に口に入れ、その歯ざわりと吸い付き具合を楽しむ豪快な一品。我が家では取り合いの戦いが勃発するほど大人気!戦いの結果、こちらはほとんど娘たちが食してしまいました~(今度からはもう少し多めに買おう!)ナマコも親子で心ゆくまで堪能し、マユミも大好きなマッコリを浴びるほど飲んで、満足満足。
おいしくてたくさんたべたよ~
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安くておいしいコスパの高いマッコリはかかせないでしょ~
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松島(ソンド)に戻りホテルへ
たくさん食べて外に出るともう真っ暗。子供たちの寝る時間に間に合うように、ぴゅーっとまた松島へ舞い戻り、本日のお宿「ラマダ松島ホテル」へ。窓の外を見ると松島新都市の美しい夜景が!しばらくうっとりした後、みんな疲れてすぐに就寝~
2日目、月尾島で遊びまくる!
ウォルミテーマパークへ!
日ごろの行いがよいのか、この日も快晴~!今日のお目当てはウォルミテーマパーク。朝10時の開園時間に間に合うようにホテルを出発~外は潮の香りがしてとっても気持ちいい松島と仁川。開放的なイメージというのかなぁ・・・この何ともいいあらわしがたい空気の感じを味わいに来るだけでもいいくらい、お天気の良い日は最高~な場所!ひたすら海のほうへ海のほうへと車を走らせると見えてきました、ウォルミテーマパーク!
快晴~。楽しそうな乗り物に子供達も期待が高まります!
こちらには小さい子供にも楽しめる乗り物がたくさんあります。まずは子供を水に浮かぶお船でぐるっと一周まわってくる乗り物に乗せてみました~子供たちがキャッキャと喜ぶっと、一周まわっても係のおじさんは止める様子もなく2周目も大サービス!すると、またまた止める様子がないので、子供たちに「もう終わりにする?」と聞いたところ、終わりにしたいと言うのでマユミは係員のおじさんに止めてもらうようにお願い・・・う~ん、日本とはちょっと違うシステム?ま、でも子供たちは楽しかったみたいなのでよかったよかった。
次はメリーゴーランドに乗りたがる幼稚園の娘。娘一人しか並んでいなかったけれど動かしてくれました。ありがとう~とスイッチを入れたとたんに係員さん、娘を一人残して隣りのブランコの方へ・・・まさかのメリーゴーランドを見守っているのはマユミだけ~でもって隣りのブランコには小学生の娘と夫が並んでいる。そして先ほどのメリーゴーランドの係員さんがブランコのスイッチを入れたのを見て、マユミがその係員さんを呼びに行き、下の子のメリーゴーランドを止めてもらい・・・でも上の子のブランコと下の子のメリーゴーランドを1人の係員さんが担当している状態なので、あんまり一方を引き止めると、もう一方にまた係員さんがいなくなるのも心配だったり・・・こちらも子供たちは「とっても楽しかった!」とな・・・結果オーライ?!
小さいメリーゴーランド。大きいものもあります
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ブランコ。おもしろかったそう!
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やはり外国の遊園地だと日本と違うところが多々あるようなので、安全ベルトなども親がきちんと確認するなど、子供から必ず目を離さず、また止めたいときは「止めて下さい!」と遠慮せずに係員にアピールしないと大サービスで何周も何周もしてくれるから、どんどんコミュニケーションをしていくことが重要だということを学びました。でもマユミもゴーカートに乗ったりと、遊園地自体とっても楽しめました~!
「チャッピーファミリーパーク」へ!
ウォルミテーマパークの2Fには室内テーマパーク「チャッピーファミリーパーク」があります。ウォルミテーマパークに入る時に購入した自由利用券で2時間楽しめるそうなので、そちらにも行ってみました~靴を脱いで入り、思ったより広く、遊具も安全そうなので、親もほっと一息リラックス!子供たちも裸足で走り回り、はしゃぎまくり!ココ、とってもいい~~!
月尾島の海辺の美しい風景を見ながらお散歩&ランチ
屋外遊園地でも室内パークでも長時間遊んで遊んで遊んで・・・お昼の時間はとっくに過ぎておなかがすいたので、遊園地のすぐ裏の海岸沿いに出てみました。ここはお店がずら~っと並んでいて、中にはお客さんの呼び込み合戦を繰り広げるお店もありますが、引き寄せられるもよし、固い意志を持ちゆっくりお店を選ぶもよし!また、使われていないモノレールがあったり、海を見渡せる景色も美しく、そこに遊園地とお店・・・なかなかフォトジェニックなスポットです。こちらもマユミは10年以上ぶりでしたが、やっぱり大好きな場所です。
カルグクス3人分が一つの特大器に~。すごいインパクト!
ランチは月尾島でもひときわ目立つ「ホナムイルミチョゲグイ(ホナムクァンジュモッポフェチプ内)」へ。こちらの2階では豪華なお刺身料理もたくさん食べられますが、マユミたちのお目当ては1階で食べるカルグクス!土鍋より大きい?!くらいの大きな器にエビ入りの熱々カルグクスがた~っぷり3人前!大人2人子供2人の家族4人でも多いぐらいのボリュームでしたが、おなかがすいてるマユミ家はもちろん全部おいしくたいらげました~ごちそうさまでした。
遅めのランチでおなかもいっぱいになり、まだ3時ぐらいでしたが、次の日はまた学校や幼稚園があるので、渋滞をさけるために帰路につくことに。外国での子供連れの行動ではこのくらいのスケジュールが安心安全!ソウルは普段から渋滞に悩まされる街ですが、早めの出発のおかげで連休にもかかわらず奇跡的に渋滞に巻き込まれることもなく、無事帰宅できました~
<今回まわったスポットは?>
子連れで韓国内を移動する時は時間にゆとりを持ってゆったりした(ちょっと足りないかな?くらいの)スケジュールを組み、当日余裕があるようであれば足して行くのがベストかなとマユミは思います。最初から大人目線のめいっぱい詰め込みスケジュールを立ててしまうと、後からあれもできなかった~ここも行けなかった~と後悔しちゃいそうですもんね。もともと松島も仁川も日帰りで十分行って来れる場所ですが、1泊することにより子供たちとゆったりペースでいろいろ見てまわることができ、ステキな思い出になりました。韓国旅行でも、地方まではちょっと無理でも近場ならスケジュールに組み込めちゃいそうなのが良いですよね!ソウルからの近場の子連れ旅行、とっても便利だしこれからハマっちゃいそうな予感がする、ソウルナビのマユミがお伝えしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-06-06