百済の古都、世界遺産に登録された公州に行ってきました!

ユネスコ世界遺産から錦江(クムガン)で楽しむ水上レジャーまで思い切り楽しんできました!


こんにちは!ソウルナビです。三国時代の百済の都があった町、公州(コンジュ)。公州は三国時代の百済(ペクチェ)が一時都を置いたところとして知られ、市内には百済時代の遺跡が点在し、古都の雰囲気漂う小都市。2015年の7月、百済時代の遺跡である公山城(コンサンソン)や宋山里(ソンサンニ)古墳群がユネスコの世界文化遺産に登録されたのを記念し、公州市が日帰りツアーを企画、さっそく参加してきました!お土産つきの盛りだくさんなツアーで、すっかり公州が気に入ってしまいました!それでは、さっそく公州に行ってみましょう~

ソウル高速ターミナルから2時間で到着!

公州は忠清南道(チュンチョンナムド)のほぼ中央にある都市で、ソウルからは約140キロ。ソウルから高速バスターミナル、東ソウル総合バスターミナルから約2時間で行くことができます。ナビが訪れた日は渋滞もなくスイスイ、1時間40分でついてしまいました。
公州総合バスターミナルに到着!地方都市らしいこぢんまりとしたバスターミナルながら、最近リニューアルしたようで、とってもキレイ!バスターミナルにはおしゃれなカフェや食堂、そして公州の特産物を販売するご当地グルメショップもあります。
到着~

到着~

ご当地グルメショップ

ご当地グルメショップ

バスターミナルの出入口

バスターミナルの出入口

待ち合わせは公州韓屋村

公州は錦江(クムガン)という川をはさんで新市街と遺跡が集まる旧市街に大きく分かれています。公州総合バスターミナルからタクシーに乗り、橋を渡って旧市街へと向かいます。ツアーの集合場所は宋山里(ソンサンニ)古墳群の西にある公州韓屋村(コンジュハノンマウル)。ここは公州市が運営する韓屋体験施設で、宿泊もできます。大きな韓屋に家族連れや学生さんら40人ほど集合。ここで簡単に公州の紹介映像を見て、ツアーのスケジュールなどを確認!

まずは公山城から!

まずは公州を訪れたら必ず訪れたい観光スポット、公山城(コンサンソン)に到着!公山城は475年、百済の文周(ムンジュ)王が都を漢城(ハンソン、現在のソウル)から移したときに作られた山城で、538年に都が扶余(プヨ)に移るまで64年間都を守りました。東西に800m、南北に400mの長方形をしていて、東西南北エリアごとに遺跡が集中しています。公山城はもともと土城でしたが、現在残っている石積みの城郭は朝鮮時代のものだそう。西に位置する錦西楼(クムソル)という城門から入ります。
錦西楼まで向かうまでの坂道には朝鮮時代の役人や偉人の功績を讃えた碑や、公州の旧市街を流れる済民川(チェミンチョン)の治水記念碑などがずらりと並んでいます。
南エリアの推定王宮地へと向かいます。ここは百済の都が熊津(ウンジン)と呼ばれていた頃に王宮があったのではないかと推定されている場所。自由時間は10分。まわりをさっと見た後、城壁の道を歩いてもと来た道を戻ります。
王宮があったと推定される平地

王宮があったと推定される平地

城壁をつたって歩きます

城壁をつたって歩きます

公州の街並みを一望

公州の街並みを一望

公州市おすみつきのお店でマンドゥグッ(韓国風餃子スープ)

公山城からバスに乗り、次に向かったのは「黄海道伝統ソンマンドゥグッ」。こちらは公州市が厳選した『おいしい店』に2015年度選定されたお店。黄海道出身のファン・ジョンスおばあさんの味をお嫁さんが受け継ぎ切り盛りしている店。1999年オープン。
今回はツアーのために特別にトゥルチギ(豚肉とキムチ、野菜など煮た辛い料理)を用意してくれました(実際にはメニューになし)。これに公州特産の栗を使ったマッコリ。よく合います!
特別メニューのトゥルチギ

特別メニューのトゥルチギ

公州の栗マッコリ

公州の栗マッコリ

クリーミーながらもすっきりした飲み口

クリーミーながらもすっきりした飲み口

そうこうしているうちにマンドゥグッ(韓国風餃子スープ)が登場~ちょうどよいサイズのマンドゥが4つ入っています。豆腐が多めのさっぱりしたマンドゥ。これまた煮干だしのあっさりスープとよく合う!  
おかずは4種類。ごはんもついてきます

おかずは4種類。ごはんもついてきます

ボリュームいっぱい

ボリュームいっぱい

ローカルフードショップでショッピング

おなかいっぱいになったあとは、ちょっとバスを走らせて「農協ローカルフード」へ。こちらは公州の特産物やその日採れた新鮮な野菜を販売するショップ。公州特産品の栗を使った商品が並んでいます。 
農協系マートと併設

農協系マートと併設

入口

入口

採れたての野菜

採れたての野菜

豆や雑穀類

豆や雑穀類

栗ムッってどんな食べ物?

栗ムッってどんな食べ物?

栗のジャムも

栗のジャムも

錦江で水上レジャー

公州市の方からアイスクリームをいただき、再びバスに乗り込みます。市街地からどんどん離れていき、すっかり山と川の風景になった頃、「公州青壁水上レジャー」という横断幕のある駐車場に到着。階段を下りていくと、目の前でモーターボートが水しぶきを上げて行ったり来たりしているのが見えます。
横断幕には「水上レジャー」

横断幕には「水上レジャー」

階段を降りて向かいます

階段を降りて向かいます

こちらでは安全チョッキとヘルメットをかぶり、気軽に水上レジャーが楽しめるとのこと。モーターボート10分、水上バイパーと呼ばれるゴムボート10分と2種類を体験しちゃいました。 
「公州2号」という名のボート

「公州2号」という名のボート

錦江の眺めもなかなか!

錦江の眺めもなかなか!

楽しんでる?

楽しんでる?

船着場の様子

船着場の様子

チョッキはここから

チョッキはここから

こんなボートも!

こんなボートも!

百済時代の王様のお墓を見学

ツアーの最後は公州観光のメイン、宋山里古墳群と武寧王陵(ムリョンワンヌン)にやってきました。百済の第25代王の武寧王(462~523年)や王族のお墓がある古墳群。1971年、宋山里古墳群から武寧王陵であることを記した墓誌が出土し、ここが武寧王の墓であることが特定されました。こちらも2015年7月、ユネスコ世界文化遺産に登録された歴史的価値の高い遺跡です。
古墳群は保存のため内部に入ることはできません。そのため古墳内部を本物そっくりに再現した「宋山里古墳群模型展示館」を見学します。中は暗く、古墳の部屋への出入り口がせまくなっているので足元と頭上にご注意!金でできた首飾りや王冠がシンプルながらもとてもキレイ~
レンガ造りのドーム型の6号墳の模型

レンガ造りのドーム型の6号墳の模型

お墓の壁画には『四神図(サシンド)』という絵が描かれています

お墓の壁画には『四神図(サシンド)』という絵が描かれています

これは蓮の花なのだそうです

これは蓮の花なのだそうです

墓誌について説明するガイドさん

墓誌について説明するガイドさん

武寧王の胸像

武寧王の胸像

お墓にあった宝物

お墓にあった宝物

現在整備中の古墳広場へ

現在整備中の古墳広場へ

古墳だ~

古墳だ~

古墳!

古墳!


楽しい時間はあっという間に過ぎ、解散時間の夕方5時に。公州の旧市街はとてものんびりしていて、公山城や宋山里古墳群も緑が多く、心も体もリフレッシュ!素朴でシンプルな歴史遺産、百済は日本と関係も深かった国。そのせいか、どこか懐かしい風景をたくさん眺めたような気がします。帰りは栗まんじゅうを買い、ソウルへと向かうバスの中でいただきました。時間を忘れて百済の雰囲気を楽しめる公州、ちょっと足を延ばして行かれてみてはいかがでしょうか?以上、ソウルナビがお伝えしました。   

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-09-03

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