東大門市場から市庁まで続く道、乙支路をまっすぐ歩いてみよう!
こんにちは、ソウルナビです。明洞へ遊びに行く際、皆さんはどの駅を利用していますか?乙支路入口(ウルチロイイク)駅?それとも明洞(ミョンドン)駅?そういえばウルチロってなんだかおもしろい響き。でも実は、ウルチロとは道路の名前なんです。東大門歴史文化公園駅あたりから市庁広場までを結び、清渓川ともほぼ平行して走る乙支路(ウルチロ)。東大門から市庁まで徒歩でだいたい30分から40分ほどの距離。東大門市場から明洞へ車やバス、または地下鉄で移動する時も、知らず知らずのうちにこの乙支路を通って移動していることが多いんです。清渓川を挟んで北側を走る鍾路(チョンノ)とともにソウルの中心部を東西に貫き、ソウルを代表する道路でもある乙支路(ウルチロ)。今日はそんな乙支路を歩いてみませんか。それでは街歩き、スタート!
○● 乙支路の由来 ●○
乙支路(ウルチロ)は東大門歴史文化公園駅1番出口の近くにある「漢陽中学校」前の三叉路から、市庁前のソウル広場にぶつかるまで、長さ約3kmの6車線道路。 道路にそって下を地下鉄2号線が走り、東大門から明洞の間を移動する際にも地下鉄やバス、タクシーで通ることが多い道路。この乙支路という地名は、日本の統治が終わった翌年の1946年、日本式の地名を整理する事業のため、「黄金町通り」から高句麗の将軍でもある乙支文徳の姓、乙支から取り「乙支路」名付けられました。通り沿いの町は西から東へ乙支路1街から7街まであり、地下鉄2号線には乙支路入口駅、乙支路3街駅、乙支路4街駅の3つが駅名になっています。ウルチロという名前を旅で耳にした方や駅を利用されたことのある方も意外と多いのでは?地名にまつわるちょっとした知識があると旅行もより豊かなものになりますよね。
○● 乙支路歩きの出発は東大門歴史文化公園駅から! ●○
どちら側から出発しても良いけれど、今回は華やかなゴールにふさわしい市庁前を目指し、東大門歴史文化公園駅側から出発!東大門歴史文化公園駅3番出口または2番出口あたりの三叉路、退渓路(テゲロ)と交わる地点が出発地点。このすぐそばの退渓路沿いに光熙門(クァンヒムン)もあります。ちょっと寄り道観光もできそう!
ここが出発地点の三叉路
こちらに向かって歩いて行きましょう。
奥に見えるのが光熙門(クァンヒムン)。こちらは退渓路(テゲロ)沿いに。
★東大門デザインプラザ(DDP)
ここにはかつて「東大門運動場(京城運動場)」がありました。2008年に撤去されるまでは運動場の周辺に食べ物の屋台があり、夜中まで音楽がガンガン鳴り盛り上がる場所でした。撤去後は長期間に渡った工事の末、2014年「東大門デザインプラザ」として生まれ変わりました。野球場時代のバックライトは一部残され、公園もつくられ、東大門市場の新しい名所になりました。
・・・デザインプラザの交差点にあるファッションビルたち
交差点右側の先はすぐ清渓川
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ハローapm、ミリオレ、ドゥータ。東大門を代表するファッションビル!
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交差点左側を見るとこんな感じ。ずっと先は南山(ナムサン)の方までつながっています。
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「KY-HERITAGE HOTEL」
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交差点を渡ってさらに進みます
★訓練院公園
李朝時代、兵士たちの武術訓練が行われていた場所。東大門の繁華街からも近いので、ちょっとひと休みにいいかも。
なかなか素敵な公園!
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1921年、ここに京城師範学校が開校し、1945年に京城師範大学に昇格。1946年ソウル大に統合されました。
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ウルチスターモールの入口からちょっと地下に下りてみましょう
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割と広めのスペースにお店が並んでいます
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右に行くと乙支路4街駅、左に行くと東大門歴史文化公園駅。この地下道で駅と駅がつながっているんです。このスターショッピングモールをひたすら歩くというのも雨の日や寒い日にやってみたい!
東湖路(トンホロ)との交差点を越えたあたりから、照明や内装関係などの雑多なお店が続きます。
★中部市場(チュンブシジャン)
干物などの食品がたくさん売られている大きな市場。
左手に大きな看板が見えます
きれいなアーケード
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干物がたくさん
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こちらは古さが残りますが、味がありなかなかの雰囲気!
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地元の人が多いですが観光にもぴったりのディープ感
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★芳山総合市場(パンサンジョンハッシジャン)
左には中部市場、右には製菓材料の卸売市場である芳山総合市場の大きな入口が。こちらは清渓川入口までつながっている大きな市場。クリスマスやバレンタインシーズンにはものすごくにぎわいます。
ひときわ目立つ大きな看板。レトロな感じがたまらない!
真ん中の看板に「CITY HALL」と書いてありますね。さあ、市庁へ向かってどんどん進みましょう~!
★世運商街(セウンサンガ)
電気街として有名な商店街。清渓川をはさんで鍾路までのびている大きな建物。歴史が感じられる建物です。
有名な電気街「世運商街(セウンサンガ)」
大通りウォーキングは横道をのぞいてみるのが楽しい!
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「ウルチスターモール」の入口はそこかしこにあります
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★忠武路(チュンムロ)、乙支路3街駅
乙支路と忠武路と交わる 乙支路3街駅の交差点まで来ました!このあたりまでが古い雰囲気が楽しめるエリア。この先からはだんだんと近代的なビルが立ち並ぶエリアに入っていきます。歩き進むうちに時代が変わっていくような不思議な感覚!
乙支路3街駅の交差点
★水標路(スピョロ)
細い道。このあたりもまだ乙支路3街駅の出入口があります。
このあたりからいきなり近代的なオフィスビルが建ち並ぶエリアへと入っていきます。いろいろな顔がたのしめるのも乙支路の魅力の一つ!
まるで昔と未来の境目のよう
未来へ到着~
★三一大路(サミルデロ)
大きな通り、三一大路との交差点。
三一大路の交差点
左手・・・明洞聖堂やソウルタワーが見える絶景スポット! そしてここにもウルチスターモールの入り口が。
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右手・・・この先歩いてすぐのところに清渓川にかかる三一橋があります。
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この横断歩道を渡りながら見るソウルタワーが美しい!
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ウルチスターモール
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ちょっと後ろを振り向いてみると・・・
さらに進みましょう
並木道を楽しみながら歩ける美しいエリア!
もうすぐ明洞エリアの乙支路入口(ウルチロイック)
乙支入口地下ショッピングセンターへの入口。地下鉄「乙支路入口」駅とも地下でつながっています
左手には明洞の繁華街への入口が。モスバーガーが見えます
少し進むと・・・
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左手にロッテデパートが見えてきました
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★乙支路入口(ウルチロイック)駅
繁華街である明洞の玄関駅、乙支路入口(ウルチロイック)駅のある交差点に到着。日本人観光客にはおなじみのロッテデパートやロッテホテルもあります。
ロッテが見えてくると安心しちゃう!
南大門路の右手はこんな感じ。この先に清渓川と鐘閣(チョンガク)駅があります。どちらも徒歩圏内~
ロッテホテル前の紅葉は美しい
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蝋人形の「Grevinミュージアム」も立ち寄ってみては?
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・・・ソウル広場へ向かいます。
奥にゴールの市庁舎が見えてきました。
旧市庁舎と新市庁舎。
右手には武橋路(ムギョロ)
こちらの路地に入ると「円丘壇(ウォングダン)」が。
このプラザホテルの前で、乙支路は終点!
乙支路(ウルチロ)歩き、いかがでしたか。今まで東大門市場や明洞、市庁に何度か訪れたことはあっても、こうやって歩いてみると点と点が結びつく感じがしませんか?また一度歩いてみると土地勘もでき、次からの旅がとっても楽しくなります。地下鉄やタクシーの移動だけではなく自分の足で歩いてみて、是非お友達に自慢できるくらいのソウル通になってみてくださいね!達成感も得られるし、旅の充実度が増すかも!?ソウル中心部の大きな道路は意外とわかりやすいから歩いてもあまり迷わず大丈夫!以上、ソウルナビがお伝えしました。