スポット検索 検索

マイナビ マイナビ

世界のナビ 世界のナビ

トップ 
  • エリア
  • グルメ
  • ショッピング
  • ビューティー
  • ホテル
  • エンタメ
  • 観光情報
  • ツアー・手配
  • わいわい広場
  • わいわい広場

韓国版ロミオとジュリエット「春香伝」の舞台!南原(ナムウォン)満喫の旅

春香伝とチュオタンは聞いたことがあるけれど、南原ってどんなところ?どこにあるの?きっと行きたくなる愛の町へ!


こんにちは、ソウルナビのるみです。韓国の地方旅にはまってあちこちを旅しているのですが、今回は全羅北道(チョルラプット)にある町、南原(ナムウォン)へ1泊2日で行ってきました。南原って聞いたことある!という方は多いのではないでしょうか。どじょうをすりつぶして作ったチュオタン(どじょう汁)の店は必ずと言っていいほど南原って地名がついているし、韓国の古典「春香伝(チュニャンジョン)」の舞台として知られている南原。また韓国の名山のひとつ智異山(チリサン)の玄関口として、山の豊富な資源を利用した木工芸産業が発達し、特に漆器は海外からも注目を集めています。また智異山のふもとで育てられた黒豚がとってもおいしいとか!チュオタンだけじゃない、魅力いっぱいの南原への旅、はじまりはじまり~

南原ってどこにある?

 全羅北道の南東部にある南原は、 ソウルからは高速バスターミナルまたは東ソウル市外バスターミナルから高速バスで約3時間。鉄道だと龍山(ヨンサン)駅から高速鉄道のKTXに乗れば、南原駅まで約2時間。また駅から南原のメイン観光スポットである「広寒楼(クァンハンル)」まではタクシーで約8分ほどの距離。今回るみはツアーバスを利用し、光化門(クァンファムン)を朝8時に出発、昼12時近くに南原につきました。
.

ツアー1日目


■南原市漆塗工芸館

最初に訪れたのは南原市漆塗工芸館。漆塗り一筋40余年の職人でもある館長さん(写真左、右は全羅北道プロガイドのヤンさん)が案内してくれました。中に入るとまず目に入ったが壁一面の丸い木材。スライスされた原木から漆器ができるまでの工程が一目でわかるようになっています。南原市漆塗工芸館ではすばらしい漆器の展示を見ることができ、また気に入ったらその場で買うこともできます。製作に何年もかかるという卵の殻や貝類の殻で飾った美しい漆器はほんとうにため息もの!そしてお値段もまた、ため息もの!漆器は要人の晩餐会などで使われているそう。ちなみに韓国ではチェサ(儒教スタイルの先祖供養)のときにも漆器を使います。
漆器作りの過程が一目でわかります

漆器作りの過程が一目でわかります

ていねいに作られる漆器の数々

ていねいに作られる漆器の数々

シンプルなデザインが並びます

シンプルなデザインが並びます

個性的なデザインのコップ

個性的なデザインのコップ

青瓦台(大統領官邸)に納品された漆器

青瓦台(大統領官邸)に納品された漆器

幸を呼ぶ大作の絵

幸を呼ぶ大作の絵



■柔らかくて甘い!智異山高原黒豚に舌鼓!

お腹ペコペコ、お楽しみの昼食は工芸館のある南原市内から車で約30分、智異山と書かれた高速道路のインターチェンジまで来ちゃいました、インターチェンジを降りたところにあるお店が「「智異山高原黒豚」。こちらのお店では、海抜200~400mの智異山の麓で育てられた、柔らかくて甘味のある高原黒豚のお肉が楽しむことができます。
席に座ると黒豚名品ハンマリ(4人分)と呼ばれる黒豚盛り合わせが。肉のバラが咲いています!サムギョプサル(豚の三枚肉)、モクサル(豚の首肉)、カルメギサル(豚の横隔膜あたりの肉)、ハンジョンサル(豚トロ)、カブリサル(脂身のある柔らかな肉)などいろんな部位を次々と焼いていただきます。
テーブル席、そして窓際に座敷席があります

テーブル席、そして窓際に座敷席があります

セッティングばっちり

セッティングばっちり

きれいなピンク色です

きれいなピンク色です

サンギョプサルの花が咲いています!

サンギョプサルの花が咲いています!

嫌な脂が出てこないとみんなが感動

嫌な脂が出てこないとみんなが感動

旨みがぎゅっと凝縮されたお肉

旨みがぎゅっと凝縮されたお肉

野菜で巻いていただきます!

野菜で巻いていただきます!


■国楽の聖地へ

お腹がいっぱいになったあと、向かったのが「国楽の聖地」と呼ばれる施設。韓国の伝統的民俗芸能であるパンソリ(朝鮮王朝時代の19世紀ごろ人気のあった音楽のひとつ)の保存と伝承を目的に作られ、国楽の楽器や名唱と呼ばれた歌い手や伝統舞踊関連の展示が多くあります。
こちらでは南原市立国楽団の常設公演を見学します。かわいらしい韓服姿のお姉さんが出てきていろいろと説明してくれました。パンソリは歌い手と太鼓奏者の呼吸をぴったりと合わせることはもちろんですが、聞き手の合いの手も大事なんですって。 歌い手が閉じた扇子をこちらに向けたときに「チョッタ(いいね)」「オルシグ」「チョルシグ」(そーれ、えっさーと似たような意味)など掛け声を入れます。歌い手と聴き手が一体化して初めてパンソリが完成するとのこと。でも結構難しかった(汗)
司会のお姉さん

司会のお姉さん

邪気を払うサルプリという踊りでつかみはOK

邪気を払うサルプリという踊りでつかみはOK

パンソリ『春香伝』からサラン歌(愛の歌)という人気の歌を歌ってくださいました

パンソリ『春香伝』からサラン歌(愛の歌)という人気の歌を歌ってくださいました

閑良舞(ハンリャンム)と呼ばれる男性舞踊はどこか艶がある舞

閑良舞(ハンリャンム)と呼ばれる男性舞踊はどこか艶がある舞

よく知っているアリランを歌ってくれたので盛り上がりました

よく知っているアリランを歌ってくれたので盛り上がりました

一通り公演を見た後はミニチャング作りを体験。チャング(チャンゴ)は韓国の代表的な打楽器で、サムルノリ(韓国の伝統芸能の農楽をアレンジした打楽器アンサンブル)でも使われています。桐の木の胴体に牛皮を置き、ひもで固定します。チャング作りまでできるとは思わなかったのでとても楽しかった~
チャングのキット

チャングのキット

ひもを通せばOK

ひもを通せばOK



■実相寺

「国楽の聖地」から、次の目的地である実相寺(シルサンサ)へ。南原郊外の智異山の麓までやってきました。山の景色と澄んだ空気で心も体も軽くなったよう。実相寺は唐への留学から帰国した証覚大師が新羅の時代、828年に禅宗の寺として創建したのが始まり。現在は大韓仏教曹渓宗所属金山寺の末寺。韓国では珍しく平坦な場所にあるお寺として知られています。境内には国宝を含む11もの文化財があり、韓国最多の文化財を保有しているそう。
景色もよくて空気も澄んでいます

景色もよくて空気も澄んでいます

富士山が見える見えないという言い伝えも

富士山が見える見えないという言い伝えも

文化財がごろごろ

文化財がごろごろ


■市内を流れる蓼川(ヨチョン)を散策


お寺から南原市内に戻り、市の中心を流れる蓼川へ。川岸沿いにホテルやモーテルが並び、そして南原の一番の観光スポット「広寒楼苑」があります。『春香伝』にまつわるものがあちこちにありました。虹色にライトアップされた橋は昇月橋(スンウォルギョ)といいます。ところどころに願掛けのメッセージや、永遠の愛を誓った(?!)鍵もありましたよ。ロマンチックの一言。
夕暮れをお散歩

夕暮れをお散歩

お、ここにも春香伝の主人公たち

お、ここにも春香伝の主人公たち

きれいだな~

きれいだな~



■どじょう料理の老舗でどじょうづくし!

冬は日が落ちるのも早いですね。あっという間にあたりは真っ暗。夕食はどじょう料理の名店「セチッ」へ。南原と言えばどじょう料理!南原のどじょう料理の元祖的お店にやってきました。こちらは1959年創業だそうで、2階のお座敷に案内されたのですが螺鈿箪笥がどーん、そして南原の漆器に入ったおかずが置いてあり感動。韓国で(いや日本でも)漆器でごはんを食べるなんてなかなかない!テンションもあがります。
韓国のメディアからもたくさん取材来たみたいです

韓国のメディアからもたくさん取材来たみたいです

こちらは1階の様子

こちらは1階の様子

螺鈿箪笥のあるお座敷でいただきました

螺鈿箪笥のあるお座敷でいただきました

漆器に入ったおかず

漆器に入ったおかず

スッケというめずらしいどじょう料理

スッケというめずらしいどじょう料理

どじょうの天ぷら、美味!

どじょうの天ぷら、美味!

どじょうを骨ごとすりつぶしたあとにふるいにかけ、シレギ(干した大根の葉)と一緒によく煮込んだチュオタン(どじょう汁)は一度食べたらクセになる滋味あふれた味!
南原でチュオタンを食べる日が来たのね

南原でチュオタンを食べる日が来たのね

シレギもよく煮込んであって柔らかい

シレギもよく煮込んであって柔らかい

チェンピという山椒のような粉をかけると爽やかな味に

チェンピという山椒のような粉をかけると爽やかな味に

夕食を食べた後、ソウルの青瓦台(チョンワデ)にも似た韓屋風ホテル「春香家」にチェックイン。山と川を眺められる高台にあるホテルです。朝起きたらその景色のよさに驚きました。
堂々とした外観

堂々とした外観

観覧車が見えますね

観覧車が見えますね

くつろぎスペースにあったポットと湯のみ

くつろぎスペースにあったポットと湯のみ

ダブルベッドでした

ダブルベッドでした

ツアー2日目

ホテル「春香家」の周辺は、もともと映画セット場だったという春香テーマパーク、食堂が並ぶ通りがあります。朝ホテルを出発して朝食をいただく店に向かう前に、公演を終えてお疲れ様旅行に出かけようとしている方にお会いしました。パフォーマンスをお仕事でされている皆さんそろって美魔女!
みなさんそろって美人!

みなさんそろって美人!

ご本人の写真の前でポーズ

ご本人の写真の前でポーズ

これ、私です~と教えてくれました

これ、私です~と教えてくれました


朝食はスンデグッ(豚の腸詰入りスープ)チェーン店「新義州チャッサルスンデ」でいただきました。朝からがっつりとスンデ炒めも食べてしまいました。
お店の外観

お店の外観

スンデグッはあっさりして食べやすい

スンデグッはあっさりして食べやすい

スンデ炒めチーズのせ

スンデ炒めチーズのせ

朝からがっつりといただきます

朝からがっつりといただきます


■ 広寒楼苑(クァンハルルウォン)

いよいよ南原ツアーのハイライト、広寒楼苑へ!こちらは韓国の古典「春香伝」の舞台として、またドラマ「屋根部屋のプリンス」の撮影ロケ地として知られるところ。どの季節に来ても美しいという広寒楼苑。紅葉も過ぎて冬だしどうなのかなあと思っていましたが、心配して損しました。門をくぐり抜けると広々とした庭園が広がっていました。どこまでも高い空と見事な巨木、ところどころに建つ美しい建物が作り出す風景の美しさ!
こちらが入口

こちらが入口

韓国の有名な書道家・金忠顕先生の書

韓国の有名な書道家・金忠顕先生の書

高い空と広々とした庭園

高い空と広々とした庭園

広寒楼苑は1419年に作られ、1597年の慶長の役で焼失しましたが1639年、南原府使である申鑑(シン・ガン)が復元させ、現在に至ります。韓国版ロミオとジュリエット「春香伝」では貴族の息子、李道令(イ・ドリョン、夢龍)と妓生(キーセン)である月梅(ウォルメ)の美しい娘、春香(チュニャン)が出会う場所として登場します。若い2人が身分の違いを克服、いろいろな試練を越えて結ばれるまでを描いた「春香伝」は韓国で長く愛されている古典のひとつです。
ストーリーを大きな絵画でわかりやすく説明

ストーリーを大きな絵画でわかりやすく説明

映画も作られました

映画も作られました

記念撮影はこちらで

記念撮影はこちらで

七夕の牽牛と織女の物語にちなんだ烏鴉橋(オジュッキョ)

七夕の牽牛と織女の物語にちなんだ烏鴉橋(オジュッキョ)

鏡のような池に映った空もきれい

鏡のような池に映った空もきれい

春香の肖像画が納めてある春香祠堂、広寒楼、玩月亭、「春香伝」のストーリーを説明した絵が並ぶ春香館、瀛洲閣(ヨンジュガッ)など見どころもいっぱい!
春香祠堂

春香祠堂

祠のうさぎと亀の飾りが気になります

祠のうさぎと亀の飾りが気になります

ここにもうさぎと亀が

ここにもうさぎと亀が


■見るものいっぱい!けれども急ぎ足で春香テーマパーク見学

広寒楼苑を見学したあとは春香テーマパークへ。こちらは春香の一代記を出会いからハッピーエンドまで5つの場に分けて紹介しているテーマパーク。27万坪の広い敷地内にはイム・グォンテク(林権沢)監督の映画「春香伝」のロケ地や南原郷土博物館、伝統文化体験館、沈寿官(シムスグァン)陶磁器博物館などたくさん見どころがあります。今回はさらっと見てまわりましたが、じっくり見ると「春香伝」への理解がより深まりそう~


■お昼はやさしい味のピビンパッ

昼食はテーマパークにほど近い食堂街にある食堂のひとつ「韓牛村(ハヌチョン)ウェルビーン家」でピビンパッをいただきます!そぼろのようなお肉と野菜のナムルの入った真鍮の器へ炊きたてのごはんを入れてまぜまぜ。一緒に出てきたテンジャンチゲ(韓国の味噌汁)がまたおいしかった~
おかずや味噌汁も美味

おかずや味噌汁も美味

つやつやのごはん

つやつやのごはん

よーく混ぜていただきます!

よーく混ぜていただきます!


■ご当地パン屋もチェック!

昼食のあとは南原郊外にあるこだわりのパン屋さんへ。こちら「春香園(チュニャンウォン)」は「春香伝」の登場人物の名前をつけたご当地パンが人気で、わざわざ来るお客さんも多いとか。景色もよくお店の雰囲気もどこかほっとする感じ。パンを買うとコーヒー1杯無料、お店の裏にあるバンガローで休憩するのも無料、コーヒーのロースティングも無料と太っ腹サービスが人気の秘密のよう。
お店はちょっとした山の中にあります

お店はちょっとした山の中にあります

美人オーナーがお出迎え

美人オーナーがお出迎え

春香パンや道令(トリョン)パンなどが並びます

春香パンや道令(トリョン)パンなどが並びます

パンのセットはよく売れるんだとか

パンのセットはよく売れるんだとか


■ノスタルジックな旧書道(ソド)駅

パンを食べてコーヒーまで飲んでしまい、このままバスの中で寝てしまいそう~うとうとしていると次の目的地、旧書道駅に到着。懐かしい雰囲気の木造駅舎が出迎えてくれました。旧書道駅は1934年10月、益山-順天間を走る全羅線の駅のひとつとして開業した簡易駅。線路移設にともない2008年7月廃駅になりましたが、現在は映画撮影セット場として、また全州出身の作家崔明姫(チェ・ミョンヒ)の長編小説「ホンブル(魂の火)」の舞台になった駅として、たくさんの観光客が訪れる観光スポットになっています。


■ホンブル(魂の火)文学館

楽しかった旅もいよいよ終わりに近づいてきました。一番最後に向かったのは「ホンブル文学館」。こちらは作家崔明姫の長編小説「ホンブル」の舞台となったところにある文学館で、作品と作家に関する展示を見ることができます。17年間連載された長編小説の時代背景は1930年代、両班(朝鮮王朝時代の貴族)の没落過程を本家の嫁三代を通して描いたもの。湖南(全羅道)地方の伝統や風習の細やかな描写が高い評価を受け、多くの方に読まれているそう。

いかがでしたか?こぢんまりとした市内の雰囲気もよく、何よりも韓国版ロミオとジュリエット「春香伝」がいかに愛されているかがよくわかる旅となりました。また韓国の伝統芸能、伝統工芸にも触れることができるのもよかったです。パンソリは広寒楼苑でもミニ公演をしているそうなので、時間が合うなら是非見ていただければと思います。ゆったりとした時間が流れ、韓国伝統の粋がいろんなところに感じられる南原。同じく全羅北道にある人気の観光地、全州(チョンジュ)からも高速バスで1時間ほどなので、全州からちょっと足を延ばして両方の町を訪れても良いかも!?以上、南原の魅力にすっかりはまってしまい、次はいつ来ようかしらと次の旅を計画しているソウルナビのるみがお伝えしました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-01-05

ページTOPへ▲

その他の記事を見る