8月のソウル 【2023年】

夏真っ盛り!!でも下旬には秋の気配が感じられるソウル!

こんにちは、ソウルナビです。いよいよソウルも8月。8月といえばやっぱり夏真っ盛りですよね。朝から蝉の鳴く声が聞こえ、日差しも1年で一番強く感じられる時期。そしてつめたーい夏の食べ物がおいしい時期でもあります。ここ数年は雨が多く、なにかと涼しい夏が多かったソウルですが、最近は連日30℃を超え、真夏のような日が続く夏が多いような。でも8月後半にもなれば朝晩に涼しい風が吹き、秋の気配がいち早くやってきます。そんな8月のソウルを満喫するための情報をいろいろと盛り込んでみました!さっそく、ご紹介しましょう。

-カレンダー編-

8月の公休日は8月15日の光復節。また注目の日は一年で一番暑い時期に3回ある伏日(ポンナル)。夏の暑さを乗り切るために、体に良いものやスタミナの付くものを食べる日です。初伏、中伏、末伏と3日のうち、今年も最後の末伏が8月中にやってきます。

8/ 8(火) 立秋(イッチュ) 暦の上では秋が始まる日。
8/10(木) 末伏 (マルボッ) 体に良い物を食べる日、パート3。
8/15(火) 光復節(クァンボッチョル) 独立を祝う日。公休日でお休みになります。
8/22(火) 七夕(チルソク) 旧暦ではこの時期に。
8/23(水) 処暑 (チョソ) 二十四節気の1つ。暑さもこの日まで。
・・・
9/ 8(金) 白露(ペッロ) 二十四節気の1つ。秋が本格的に始まる時期。
9/23(土) 秋分(チュブン) いわゆる秋分の日。公休日ではありません。
9/28(木) 秋夕連休 秋夕の前後1日が公休日になります。
9/29(金) 秋夕(チュソッ) 旧暦8月15日。風習的には日本の旧盆にあたります。 
9/30(土) 秋夕連休 秋夕の前後1日が公休日になります。

-気になるお天気編-

■■前半は暑~い夏本番!でも末頃になると朝晩の気温が急に下がります

7月の後半~末頃に梅雨が明けて、8月にはいるとソウルはまさに夏本番の暑さ。梅雨明けから2週間くらいが一年で一番暑い時期です。ところが8月の後半~末頃になると、朝晩に急に気温の下がる日があり、夜は半袖ではもう少し肌寒さを感じるくらいになったりすることも。もちろん日中はまだ夏の暑さですが、特に後半以降にいらっしゃる場合は薄手の羽織れるものを持ってきたほうが良さそう。さらにソウルの夏の天気と言えばソナギ(夕立)。晴れていても急に雨が降り出すことが多いので、お出かけの際には折り畳み傘など雨具の準備もお忘れなく。
韓国気象庁の予報によると今年の8月、全般的に北太平洋高気圧の影響を主に受けるが、上旬は蒸し暑い日が多くなり、南西側を通りすぎる低気圧の影響で大雨が降ることも。中旬も大気が不安定の時は大雨が降ることも。下旬は再び南西画を通り過ぎる低気圧の影響で大雨が降ることも。気温は全般的に平年と同じか高め、降水量は上旬と下旬が平年より多め、中旬は平年と同じになる予想。

■■服装は?

皆さん、半そでに短パン、ノースリーブにミニスカートといった露出度の高い若い子も増えてきます。ただ、外は暑いのに、建物の中は冷房がガンガンに利いているところが多いので、冷房が苦手な方は薄手の羽織モノを持ってきた方がいいでしょう。そして8月も末頃になると、昼はまだ暑いですが朝晩急に冷え出すことも。また晴れると日差しが強いので、日傘や日焼け止めクリームといった紫外線対策も忘れずに~!

-8月の予想トピックス-

■■プール、ウォーターパーク大賑わい!

お天気はすっきりしないけれど、やっぱり夏は海やプールが恋しくなる?!でもソウルから海は遠い・・・っとなるとやっぱりプールやウォーターパーク!ソウルでもっとも庶民的で気軽に楽しめる漢江市民プールのほか、遊園地やアミューズメントパーク、ウォーターパークのプールもありますョ!天気の良い日は水辺で夏をエンジョイしましょう~

■■夏休みシーズン(7月後半~8月後半)

日本と同じく7月後半になれば学校も夏休みになります。漢江市民公園のプールや遊園地は子供たちで大にぎわいに!大学生も7月、8月は夏休み。またサラリーマンたちにとっても夏季休暇のシーズン。韓国では特に7月末頃から8月中頃にかけての時期にヨルムヒュガ(夏休暇)といってまとまった休みをとることが多く、まさに夏休みシーズンとなります。市場やお店などもこの時期に夏季休暇をとるところも。


■■ファッションビルも市場も夏休み

日本のお盆のような日にあたる韓国の秋夕(チュソッ)は旧暦の8月15日で、毎年9月~10月にやってきます。だから韓国では、お盆休みと夏休みをあわせてとることはできません。そのかわり夏休みは夏休みとして休みをとります。時期としては8月の上旬から3週目頃まで。有名なファッションビルもお休みになるのでご注意を!といっても、すべてのお店や市場が一斉に休むというわけではなく、それぞれのお店や市場が休むのはこの期間に3、4日から長くても1週間くらい。お店の休業情報をよくチェックしておきましょう。また夏休み前は在庫売り尽くし!そして終わりになると早くも秋ファッションも。

 ■■末伏(マルボッ)

日本では暑い夏、土用の丑の日に鰻を食べますよね?韓国でも暑い夏を乗り切るために体に良いものを食べる日が3回あります。それが三伏。7月には初伏と中伏の2回のあり、8月にある末伏はその最後の日!

※2023年の末伏は8月10日(木)です。

■■8月15日は光復節

8月15日は日本では終戦記念日。韓国では光復節といって1945年のこの日に日本統治時代が終わり、独立したことを祝う日。 公園ではイベントが行われ、テレビでは特集番組でいっぱいになります。

■■夏休みも終わり!

実はソウルの子供たちの夏休みは8/31までではありません。8月の終わりにはもう学校が始まります。その分、冬休みが長くなるわけですね。がんばって8月の上旬はあそびましょう!

■■月末には秋の風

日本の多くの地域よりもはるかに短い、ソウルの夏。月末ともなると、急に朝晩の気温が下がり、少しずつ秋の雰囲気が漂ってきます。市場にはマツタケなど秋が旬の食材が並び出し、ファッションビルからは夏物が徐々に消えて、秋の色に一斉に変わります。

-8月・ナビのオススメメニュー-

■■韓国スタミナ料理
韓国では夏に栄養のあるものを食べて暑さを乗り切ろうと参鶏湯(サムゲタン)などのスタミナ食を食べる習慣があります。特に一年でもっとも暑い日とされる伏日には、ランチタイムにサムゲタン専門店の前でサラリーマンが行列をなし、また家庭でもサムゲタンを煮込んだりします。また参鶏湯の他にも、韓国にはスタミナが付くとされる料理がいっぱい。韓国のパワフルスタミナ料理で夏を乗り切ってみませんか?!

・・・ほかにも夏に美味しい食べ物いろいろ!

-イベント・展示・公演・映画-

7月に引き続き、こんなイベントはいかがでしょう?
■漢江フェスティバル・夏(한강페스티벌)
ハンガンペスティボル・ヨルム 

春、夏、秋、冬と1年行われる漢江のお祭り。夏は例年、プールをはじめ渡し船、自転車、こども釣り体験、水上レジャー、紙の船競争、映画上映、ナイトウォーク、伝統公演、アート、サーカス、コンサート、水上芸術公演、夜市(トッケビ市場)などさまざまなプログラムが実施されます。

開催日:2023年7月28日(金)~2023年8月13日(木)
場所: 漢江市民公園
HP: https://festival.seoul.go.kr/hangang

■保寧マッドフェスティバル(보령머드축제)
ポリョンモドゥチュッチェ

干潟が広がり、ミネラルたっぷりの良質なマッド(泥)が採れることで有名な忠清南道保寧市の大川海水浴場にて、年に一度行われる泥のお祭り!世界各国から多くの人々が参加し、国際色鮮やかな祝祭としても知られています。

開催日: 2023年7月21日(金)~8月6日(日)
場所: 忠清南道保寧市 大川(テチョン)海水浴場マッド広場および市民塔広場
HP: https://mudfestival.or.kr/festival/view
・・・その他のソウルやソウル郊外のイベントは・・・

◯仁川ペンタポート・ロックフェスティバル(인천펜타포트 락 페스티벌)
2023/08/04 ~ 2023/08/06 仁川広域市 松島タルピッ祭り公園
◯仁川開港場文化財夜行(인천 개항장 문화재 야행)
2023/08/26 ~ 2023/10/22 仁川市
・・・その他の地方のイベントは・・・

●保寧マッドフェスティバル(온앤오프 보령머드축제)
2023/07/21 ~ 2023/08/06 忠清南道 保寧市 オンラインおよび大川(テチョン)海水浴場マッド広場
●正南津長興水祭り/정남진장흥물축제
2023/07/29 ~ 2023/08/06 全羅南道 長興郡 耽津江、ヒノキの森、ウッドランドの一帯

◯大邱チメクフェスティバル(대구치맥페스티벌)
2023/08/30 ~ 2023/09/03 大邱市
●奉化鮎祭り(봉화은어축제)
2023/07/29 ~ 2023/08/06 慶尚北道 奉化郡
◯統営閑山大捷祭り(통영한산대첩축제)
2023/08/04 ~ 2023/08/13 慶尚南道 統営市 道南観光団地お祭り会場及び統営市一帯

-予想トピックス(9~11月)-


■■秋夕前はおおにぎわい

秋夕の前には地方に帰る人がそのお土産を用意したり、また秋夕の祭祀で必要なものを準備したり、何かと入り用。デパートや市場は秋夕のお休み前に大忙しになります。

■■民族最大のイベント、秋夕(チュソッ)

秋最大のイベント、といえばやっぱり秋夕(チュソッ)。秋夕は旧暦8月15日で、風習的には日本の旧盆にあたります。この秋夕には各家庭で行われる祭祀にあわせ、都会にすむ市民が地方にある実家に里帰りするため、前後の日に韓国全土で民族大移動が発生します。鉄道は満席、高速道路は大渋滞が当たり前。またソウルにあるお店も30~40%ほどがお休みになります。一方、古宮や博物館では秋夕期間中民俗イベントが行われます。

※2023年の秋夕連休は9/28(金)~10/1(日)


■■マツタケ、市場に登場

韓国の秋と言えばマツタケ。マツタケの旬は8月末から9月半ばまでとか。南大門市場や京東市場に出かけたら、においだけでもかいでみてください。

■■受験生は追い込み!合格飴がちまたに!

毎年11月の大学入試試験(スヌン/修能)に向けて、いよいよ受験生は追い込み体勢。そしてお菓子屋さんにはすでにD−dayの表示も。なぜお菓子屋さんかというと、、、そう、合格飴のシーズンですね。受験生の合格を祈願する合格飴。今年はどんなグッズが売り出されるでしょうか?

※2023年のスヌン(大学修学能力試験=大学入試)は11/16(木)

■■紅葉前線南下!

10月にもなるとソウルにも紅葉前線が南下。ソウル近郊の山も毎年10/20頃には見ごろとなる模様。また市内の見ごろは11月上旬から。
以上、8月から先取り情報までソウルを見て参りましたが、いかがでしょうか?暑い夏、冷たい物を食べ、体に良い物を食べ、夏バテしないでがんばって参りましょう。それでは8月も楽しい話題をいろいろとお届けしましょう。ソウルナビでした。

その他情報

*情報を2022年度版に更新しました。<2022.8.1>

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2023-08-01

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