見学地の紹介やツアー条件比較などツアー選びのポイントをチェック!
こんにちは!ソウルナビです。今日は韓国ならではの見所、非武装地帯ツアーについてくわしくご紹介しましょう!韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との間には、実は国境はありません。そこにあるのは軍事境界線(休戦ライン)。1950年に勃発した朝鮮戦争は1953年に休戦協定を結んで以来60年以上がたちましたが、いまだ2つの国は休戦したままなのです。これは世界史上で一番長い休戦といわれています。その戦争の最前線である軍事境界線は総延長240kmに及び、東の日本海(東海)から西の黄海(西海)まで朝鮮半島を南北に分断し、南北分断の象徴となっています。その軍事境界線を中心に南北に幅4kmの地帯がDMZ(DeMilitarized Zone・非武装地帯)、そして、DMZの真ん中にあるのが板門店( JSA:Joint Security Area、共同警備区域)です。この地域では軍の配備は禁止され、一般の民間人も入ることができませんが、観光ツアーなどにより制限的に見学が許可されています。
▼△▼どんな見所があるの?▼△▼
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板門店( JSA:Joint Security Area、共同警備区域) →詳しくはこちらソウルから西北に約50km、開城から約10km離れた朝鮮半島の軍事境界線上にある板門店(パンムンジョム)。共同警備区域JSAという映画に出てきたあの場所です。休戦以来、こちらでは幾度となく軍事会談が開かれ、南北会談の窓口として韓国国民のみならず、世界中の注目を集めている場所の一つ。朝鮮半島の南北分断の悲しみを最も克明に表している民族の悲劇の現場です。ここは個人での見学は一切できません。軍指定の旅行社が催行する観光ツアーへの参加が必須となります。
★見所:
板門店(本会議場、板門閣、JSA安保見学館、北朝鮮と韓国の境界、ポプラ事件の現場、帰らざる橋)
■DMZ(DeMilitarized Zone・非武装地帯) →詳しくはこちら軍事境界線(休戦ライン)を中心に南北に幅4kmの地帯DMZ(DeMilitarized Zone・非武装地帯)はさまざまな形で戦争の痕跡、南北分断の歴史が赤裸々に残っています。見所は地域ごとに分かれていて、北朝鮮を望める統一展望台や南北をつないでいた列車の駅、北朝鮮の工作員が韓国侵攻のために密かに掘ったとされる地下トンネルなどが主な見学地。こちらDMZ内も民間人が立ち入りできないところなので、見所は見学、出入り申請が必要で、アクセスも乗り換えなどが多いため、ソウルからのツアー利用がオススメです。
★見所:
DMZ 、第3トンネル、
都羅山駅 、都羅展望台、
鉄原(チョルウォン)、漢灘江観光事業所、第2トンネル、月井里駅、鉄原平和展望台、
旧労働党舎
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軍管理下の板門店やDMZ以外で、南北統一関連施設や北朝鮮の風景を見られるところ!板門店やDMZなどは軍の管理下にあり、パスポートのチェックがあったり、また外国人専用ツアーでないと行けないなど、気軽にはなかなか行けないところ。ツアーの催行曜日も制限が多いです。そこで、事前チェックが必要なく、韓国人でも外国人でも誰でも簡単に北朝鮮の風景を見ることができるのが、DMZ付近の統一展望台や平和公園など。
★見所:
臨津閣、
オドゥサン統一展望台
▼△▼どんなツアーがあるの?▼△▼
まず板門店内を見学する「板門店ツアー」、DMZのメイン観光地である「第3トンネルツアー」、そして板門店と第3トンネルを1日で見学する「板門店+第3トンネル同時ツアー」があり、そのほかDMZのほかの地域の見所を見学するツアー、そして板門店、DMZには行かないけれど、北朝鮮の風景や南北分断の歴史に触れられる「臨津閣+オドゥサン統一展望台」ツアーもあります。ナビで紹介しているのはすべてバスツアー。日本語のガイド、見学地の入場料などが含まれています。ツアーは旅行社によって催行曜日や集合場所、出発時間、所要時間が違うので確認してくださいね。
■■■■■板門店(共同警備区域:JSA:Joint Securlty Area)ツアー■■■■■
<板門店(パンムンジョム)ツアー>板門店+
臨津閣 (ピックアップなし+昼食あり)(+追加見学地・脱北者同行)
★韓国の安保ツアーの中でも一番の目玉、個人では行けない板門店ツアー!板門店では軍事分界線、本会議場、自由の家、訪問客展望台、帰らざる橋などツアーで特別に許可されているところをピリピリとした緊張感が走るなか指示にしたがって見学します。ツアー時には服装制限もあり、写真撮影が可能なところも限られています。そのほか、韓国半島の平和と統一を願って造られた臨津閣公園(自由の橋、弾痕の残る機関車など)にも寄ります。
★ツアーの違いは出発曜日、出発・解散時間など4つの旅行社でツアーを催行してますが、板門店内の見学地やピックアップ、食事などの条件はほぼ同じ。一部、脱北者同行、見所が一ヶ所追加されるなど特色があります。その他、ツアー選択時に確認が必要なのは出発・解散の時間と場所、所要時間などです。また、板門店ツアーは月曜日、日曜祝日はお休み、土曜日は一部の旅行社のみ催行されるので、予め予約可能日をご確認ください。
【予約はこちら↓】
<第3トンネル+都羅展望台ツアー>第3トンネル+
都羅山駅+都羅展望台+
臨津閣(ピックアップなし、昼食付き)(+追加見学地・脱北者同行)
★DMZの見所といえば、ココ!今まで発見された韓国侵攻用トンネルの中で一番デカイ北朝鮮が韓国侵攻用に密かに掘ったとされるトンネルは今のところ第1から第4トンネルまであり、中でも第3トンネルはもっとも規模が大きく1時間に3万人もの武装兵力が通過できるといわれるほど。ソウルから一番近く、板門店からわずか3kmのところに位置しています。民間人の立ち入り禁止区域内にあり、一触即発の戦争の危機感を肌で感じられる場所です。
★第3トンネルと都羅展望台、臨津閣も見学!場所はソウルと北朝鮮の新義州に続く京義線鉄道が真ん中を走る京畿道は坡州(パジュ)にあり、ツアーではトンネルを中心に北朝鮮が見渡せる都羅(トラ)展望台、京義線鉄道の最北端の駅である都羅山(トラサン)駅、南北の統一・平和を願って造られた臨津閣(イムジンカク)なども見学します。
★基本は午後2~3時に解散、夕方までの脱北者同行ツアーもあり!3つの旅行会社の商品があり、ピックアップ、食事などの条件はほぼ一緒ですが、脱北者同行のツアーはオドゥサン統一展望台での脱北者との対話の時間が設けられ、夕方までみっちりと南北の歴史を学べるツアーになっています。逆に脱北者が同行しないツアーは午後2~3時に終了するので、他の予定がある方は計画が立てやすいところ。また月曜、日曜祭日休み、土曜日に催行されるのは2社のみです。