ソウルで食べられる北朝鮮料理!

冷麺にマンドゥ!北朝鮮の名物料理をソウルで味わおう!


こんにちは、ソウルナビです。最近、何かと話題の北朝鮮。いまでは韓国と別の国となって別れていますが、地理的も朝鮮半島の北半分を占めている北朝鮮。この地域にも韓国の地方料理と同じように、さまざまな名産や地域の料理があります。ソウルには北朝鮮の地方出身の主人が初めたお店や、家庭に伝わる北朝鮮の味を再現したお店がたくさんあります。また地理的にも北朝鮮に近いせいか、北朝鮮料理の店がたくさんあるソウル。今回はそんな北朝鮮の料理を紹介しましょう。

<冷麺>

日本でも韓国料理の1つとして人気のある冷麺(ネンミョン)。この冷麺の本場は実は北朝鮮。平壌冷麺や咸興冷麺といった名前を聞いたことをある人もいらっしゃるのでは?この平壌(ピョンヤン)も咸興(ハムフン)も北朝鮮の地名なんです。また冷麺専門店の名前でも有名な「南浦(ナンポ)」も、実は北朝鮮の地名だったりします。
でも平壌式冷麺と咸興式冷麺は、同じ冷麺という名前でありながら、麺もスープもまったく食感が異なります。その違いは麺の材料である蕎麦とサツマイモのでんぷんの割合によるとか。平壌式は麺が少し太めで噛むとすぐにポロっと切れるタイプ。一方、咸興式の麺はとても細く、弾力があるので噛んでも噛んでもなかなか切れないタイプ。どちらが美味しいかはそれぞれの好みによって異なります。
<ナビにあるお店>

<マンドゥ>

日本でいえば餃子にあたる、マンドゥ。もともと中国の北部の料理ともいわれ、中国に地理的に近いからか、マンドゥも北朝鮮が本場の料理。ちなみに北朝鮮のマンドゥは皮も厚く、淡白な味付けで素材で勝負が特徴。仁寺洞にあるマンドゥのお店も多くが北朝鮮系のマンドゥ。またマンドゥがスープに入ったマンドゥグクもあります。
<ナビにあるお店>

<スンデ、チョッパル>

豚の腸詰めであるスンデや豚足のチョッパルも、北朝鮮が本場の料理。北朝鮮の都市名である新義州(シンウィジュ)の名前のついたチェーン店もあります。またチャンチュンドンチョッパル通りも、朝鮮戦争後に北からやってきた人たちが集まってできた通りだったりします。ちなみに北朝鮮式のスンデはよく屋台のスンデで言われるようなくさみがありません。スンデもスープに入ったスンデグクがあります。
<ナビにあるお店>

<ピンデトッ>

チヂミやパジョンと同じく、お好み焼きのような形をして人気のピンデトッ。このピンデトッの焼き方には100%緑豆を水でふやかし何度かに分けて石臼で挽く、北朝鮮に伝わる昔ながらの方法があります。
<ナビにあるお店>

<その他北朝鮮料理>

お肉のジョンであるユッチョンをはじめ、平安道の郷土料理である鍋料理のオボッチェンバン、カレイを発酵させたカジャミシッケなど、北朝鮮の郷土料理を提供するお店があります。またテンジャンチゲ(味噌鍋)やプルコギが北朝鮮式のお店も。
<ナビにあるお店>

いかがでしたか?もともと美味しいことで知られている北朝鮮の料理。特に北朝鮮の冷麺は今年、ニュースでも有名になりましたよね。なかなか行くことができない北朝鮮ですが、政治的なさまざまな思惑とは別に韓国の中に根付いている北朝鮮の味を、せっかく韓国に行かれたら味わってみてはいかがでしょうか?以上、ハムフン冷麺と北朝鮮のスンデが好みのソウルナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-11-02

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