ご当地シャトルで忠清南道の小さな町、舒川(ソチョン)に行ってきました!

こんにちは!ナビです。今日は久しぶりにツアー体験レポートをお伝えします!韓国観光公社企画のご当地シャトルです。ご存知の方もいらっしゃるかも。韓国の地方の主要観光地とグルメが楽しめる日帰りツアー。コースは現在5つ用意されていて、今回ナビが行ってきたのは忠清南道(チュンチョンナムド)の海岸側の小さな町、舒川(ソチョン)です。ソウルからは車で約2時間。渡り鳥がやってくる錦江(クムガン)の河口の位置し、地元では日の出スポットとしても有名。また特産品であるコルトゥギ(ベイカ)+カプオジンオ(甲イカ)のお祭り、コルカプ祭りも全国から人が集まるなど、豊富な海の幸、そして自然に恵まれた地域です。ではさっそく、いってみょ!

忠清南道(チュンチョンナムド)舒川(ソチョン)

忠清南道の南西部にある舒川郡は南は錦江を堺に全羅北道の群山(グンサン)に面し、北はマッド祭りでも有名な保寧(ポリョン)、東は百済の歴史が色濃く残る扶余(プヨ)に接しています。今回の舒川コースは1500年の歴史を誇る「ハンサンモシ(韓山カラムシ)」と「ハンサンソゴクジュ(韓山素麴酒)」という韓山の2大特産品とご当地グルメ、市場、人気観光スポットに寄る、舒川の有名どころをぎゅっと凝縮したコースになっています!


<本日のスケジュール>
8:30 弘大集合
10:30 長項スカイウォークツアー
12:00 昼食(ポリグルビ定食)
13:00 舒川特化市場(水産市場)
14:00 韓山カラムシ館(韓山カラムシ織り体験)
15:30 韓山素麴酒ギャラリー(素麴酒試飲)
ソウルへ出発


8:30 弘大集合

地下鉄2号線・空港鉄道・京義中央線ホンデイック(弘大入口・Hongik Univ. 239/A03/K314)駅の1番出口から出て大通り沿いを200mほど行くとある産業銀行前で待ち合わせ。集合時間に近くなると専用バンが到着~!メルセデスベンツ?!高級車ですネ~。「ご当地シャトル」の文字が書いてあるのですぐ分かります。中はふかふかの足置きも付いたシートでエアコンもばっちり、快適です!

10:30 長項スカイウォーク/ジャンハンスカイウォーク

途中でサービスエリアでの休憩を挟んで、ソウルから2時間ちょっとで着きました。ツアーの最初の観光スポットはココ!長項(ジャンハン)の海岸に面して設置された長さ280mの高架橋。「スカイ」というように、陸からは4階立てのビルの高さになっているんですが、海辺に突き出た展望デッキ部分は潮の干満により水面が上がったり下がったりするそう。ナビはちと高所が苦手なのですが、せっかくなんで気合を入れて歩いてみたいと思います、ファイティング!
先ずはチケット売場の横から階段を上ります。4階まで上ったら、高架橋ウォーキングスタート!床は板になっているところと、鉄の網がむき出しになっているところが交互に。鉄網部分の穴から下を覗くと、はるか向こうに海岸や松の木などが見えます!わわーーーーっ!下を見てはいかん、いかん、いかんです。背筋を伸ばし上を向いて、海の景色や松の木ばやしを眺めたり、海の向こうの島を眺めたり。高さもあるし、周りに邪魔するものは何もありません。ふぁ~見晴らしがイイ。最後の展望デッキで記念写真をぱちっとやって元のところへ。帰りはよちよち歩きの子供も楽しそうに歩いてました。
チケット売場横から、

チケット売場横から、

階段を上ります。

階段を上ります。

お~だんだん高くなります。

お~だんだん高くなります。

高架橋ウォーキングスタート!

高架橋ウォーキングスタート!

これこれ、途中がこんな感じでアミアミに。

これこれ、途中がこんな感じでアミアミに。

ふぁ~見晴らしがイイ!

ふぁ~見晴らしがイイ!

道がくねくね単調じゃないのもよし^^

道がくねくね単調じゃないのもよし^^

爽快ですー

爽快ですー

左先に見えるのが展望デッキ!

左先に見えるのが展望デッキ!

近づいてきましたー

近づいてきましたー

「伎伐浦海戦展望台」。

「伎伐浦海戦展望台」。

あともう一息ー。

あともう一息ー。

フォトスポット^^

フォトスポット^^

また、元に戻ります。

また、元に戻ります。

けっこう高いわー

けっこう高いわー

そのほか、海岸沿いには潮干狩り体験場があったり、橋の周りには「松林山林浴場」という松林になっていて、山林浴も楽しめたりするんです。林の中を散歩したり、浜のほうに歩いていって、多数点在する小さな穴から出たり入ったりするちっちゃなカニを眺めたり…自然の中で癒されます~。
小さな穴がぽつぽつぽつぽつぽつ・・・してるけど、カニさんはどこ?

小さな穴がぽつぽつぽつぽつぽつ・・・してるけど、カニさんはどこ?

けっこうちっちゃいカニが出たり入ったりしているんです!でも写真撮るのが難しい…どっかにいるはずっ!

けっこうちっちゃいカニが出たり入ったりしているんです!でも写真撮るのが難しい…どっかにいるはずっ!

12:00 昼食(ポリグルビ定食)

お次は待ちに待ったランチタ~イム!腹減った~。メニューは期待のポリグルビ定食。ポリグルビとは、イシモチを海風で乾燥させたあと、壺の中にポリ(麦)と一緒に入れて熟成させたもの。韓国では高級食材、料理として知られています。旧正月や旧盆のとき、デパートに並ぶ高級贈り物セットの代表格。普段の食卓にはなかなか上らないポリグルビをツアーでいただけちゃいます!

こちらが昼食をいただくレストラン。

こちらが昼食をいただくレストラン。

海の見える個室に案内していただきました。

海の見える個室に案内していただきました。

じゃじゃじゃ~ん!さすが韓国の定食ですね^^テーブルいっぱいにおかずが並びます。メインはもちろんポリグルビ焼き!小皿にはキムチ、ナムルのほか、つぶ貝の辛和え、イカのすり身揚げ柚子ソース、貝蒸しなど、海岸沿いの町だけに海産物のおかずも。
さあ、ポリグルビからいただきましょっと箸をはこぼうと思ったところでテーブルに持ってこられたスープ?!の入った大きな器。参加者たちがキョトンとしていると、スタッフの方が食べ方を説明してくれました。大きな器に入っているのは緑茶で、ここにご飯を入れておいて、コチュジャンをつけたグルビをご飯と一緒に食べるんだそう。これが緑茶ポリグルビ。お茶漬けみたいな感じにして食べるんですネ。うま~い。コチュジャンも手作りなんでしょうか、甘くなく、辛くなく、風味があります。あ~満腹。

13:00 舒川特化市場/ソチョントゥッカシジャン(水産市場)

もともとパンフレットのスケジュールでは最後に市場に行くんですが、食堂から近いということで今日は先に市場へ。舒川特化市場は地上2階、約14500平方mの規模の地元市場。新鮮な海産物を中心に農産物、雑貨、衣類なども扱っています。ツアーでは水産市場のみ見学。1階は販売場、2階は1階で買った魚を食べられる食堂になっているとか。
いろんな魚介類が並びますが、舒川で有名な今旬のモノといえば、コッケ(ワタリガニ)とジョノ(コノシロ)。ジョノはあっちこっちでぴっちぴっち跳ねて買ってくれといわんばかり。そーいえば、さっき市場の入口付近で地元のおばあちゃん&おじいちゃんたちがピクニックシートを広げてこのコノシロの刺身で一杯やってたような…ここで買って食べていたんですねー。お腹いっぱいじゃなかったらちょっと味見したいところですが、残念。
生のものを買うと、移動時間に応じて白い発砲スチロールの箱に氷を入れて包装してくれます。買ったものはとっても小さいのに、箱に入れるとデカイ!日本のお土産には海苔、カムテ(カジメの海苔)、干しダラの皮揚げなどがオススメ。ソウルよりも安くてナビもいろいろ買っちゃいましたっ。

14:00 韓山カラムシ館/ハンサンモシ(韓山カラムシ織り体験)

次は韓山カラムシ館へ。舒川といえば、コレ!というほど有名なハンサンモシ(韓山カラムシ)。新羅時代から1500年の歴史を誇ります。韓山カラムシ織りは麻のような夏の布地で、中国のものよりキメが細かく、今でも韓国伝統のサンボク(喪服)によく使われています。昔はこのモシ織りの腕が、良い嫁の基準にもなっていたほど、女性にとってモシ織りは欠かせない技術だったとか。2011年にはムン・ジョンオクという韓山カラムシ織りの名匠がユネスコ無形文化財に登録されてもいるんです!
ここでカラムシ織り体験!木製の器具を使って黙々とくるっと回して、通してを繰り返します。最後はみつあみをして腕輪完成! ここでカラムシ織り体験!木製の器具を使って黙々とくるっと回して、通してを繰り返します。最後はみつあみをして腕輪完成! ここでカラムシ織り体験!木製の器具を使って黙々とくるっと回して、通してを繰り返します。最後はみつあみをして腕輪完成!

ここでカラムシ織り体験!木製の器具を使って黙々とくるっと回して、通してを繰り返します。最後はみつあみをして腕輪完成!

昔のモシ織り器も。

昔のモシ織り器も。

カラムシ織り体験を終えて、モシ展示館へ

カラムシ織り体験を終えて、モシ展示館へ

手作りのモシ餅も販売。色はヨモギ色なんですが、味は素朴で食べやすい^^

手作りのモシ餅も販売。色はヨモギ色なんですが、味は素朴で食べやすい^^

モシの歴史の紹介やモシ織りの展示も。 モシの歴史の紹介やモシ織りの展示も。 モシの歴史の紹介やモシ織りの展示も。

モシの歴史の紹介やモシ織りの展示も。

15:30 韓山素麴酒ギャラリー(素麴酒試飲)

韓山カラムシと同じく1500年の歴史がある舒川の特産品、韓山素麴酒(ハンサンソゴクジュ)。 百済が滅びたあと、残った人たちが悲しみを癒すために城でつくって飲んだというお酒。百済王室で飲まれ、豊かな香りと味の良さで朝鮮王朝の4大名酒のひとつとして知られるとのこと。どんなお酒なんでしょうか?
ツアーではこのギャラリー観覧、お酒の試飲、お酒の購入もできます。お酒の試飲は5種類で、名匠のものだけがアルコール度数が高く、ビンも独自のデザインでサイズも多様。それ以外はすべて同じ蔵で作っているとのことで、アルコール度数も一律16度、ビンもシンプルな同じビン入りです。お酒の色はどれも黄色っぽく少し濁りも。飲んでみると、甘さ、香りなどの味の差はあるけれど、5種とも韓国の百歳酒のような、薬草が入ったような味。おまけでアルコール43度のお酒をちょっとだけ味見(喉が熱いーー)。最後はお好みの味を購入して、今回のツアーはこれでおしまい!
ではでは、気分も良くなったところで、ベンツでソウルへGO~!

移動時間は混み具合により違いがあるとのこと。休みの日だったため混んでいて少し時間が掛かりました。3時間ほどで今朝の集合場所、弘大に到着!両手にこんなに荷物が…買いすぎました(汗)
このご当地シャトル、初めて参加しましたが、個人では行きにくいところにこんなに気軽に行けてしまうんですネ。日本語のガイドさんもいて、専用車で移動、ご当地グルメも楽しめて、観光スポットにもいけるとは、間違いなくお値打ちです。あっとほーむな雰囲気でとっても楽しくて、他の参加者の方もおっしゃってましたが、他のコースにもぜひ参加したいなと思いましたョ^^地方に足をのばしてみたい!という方、ぜひチェックしてみてくださいネ!以上、ナビでした!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-10-04

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