[韓国在住者向け] 公的マスク購入情報

公平にマスクが行き渡るようにマスク5部制が始まった韓国!韓国国内に住所がある外国人は同様にマスクを購入することができます。

韓国では新型コロナウイルス感染症の拡散に伴い、マスクの需要過多で購入できない状況が続きました。ネットに聡い人は時々良心的な販売者が、許容範囲内の値段で放出するマスクを素早く購入していましたが、老人や勤労者は全く購入できませんでした。そこで韓国の政府機関、食品医薬安全処では、3月9日より誰にでも公平にマスクが行きわたるように、出生年の末尾の数を5グループに分けて、一週間に一度、指定の販売所でマスクを購入できるマスク5部制を施行しました。

マスク5部制とは?

マスク5部制により、販売されるマスクは公的マスクと位置づけ。出生年の末尾の数字に基づいて,一週間に一度,マスク販売所である薬局と農協ハナロマート,郵便局で購入できます。一人当たり購入できるマスクは2枚まで、1枚1500ウォン。

月:1,6
火:2,7
水:3,8
木:4,9
金:5,0
土・日:平日にマスクを購入していない全ての者。
例)1963年生まれ→末尾が3であるので,水曜日に購入可能

一度、購入すると、システムに登録されるので、2回並んでも購入することはできません。

供給されるマスクはKF94規格

韓国では防疫性の高いマスクを保健用マスクと呼び、食品医薬安全処が段階別に認可して3種類のマスクが存在します。

KF80
 0.6㎛(マイクロメートル)規模の微粒子を80%以上防ぐ

KF94
0.4㎛(マイクロメートル)規模の微粒子を94%以上防ぐ

KF99
0.4㎛(マイクロメートル)規模の微粒子を99%以上防ぐ

公的マスクでは、KF94かKF80のマスクが1枚当たり1500ウォンで供給されています。
※㎛(マイクロメートル)は100万分の1m(メートル)
購入できるのはKF94規格のマスク

購入できるのはKF94規格のマスク

持参物の確認

健康保険公団よりの案内文(ショートメール)

健康保険公団よりの案内文(ショートメール)

韓国に居住して国民健康保険に加入している外国人もマスク5部制のルールに従って購入することができます。薬局で購入する場合は、薬局にて保険加入の是非を確認できるので、外国人登録証のみ持参すればOK.
農協ハナロマートや郵便局では、保険証と外国人登録証を持参してください。
ナビは健康保険公団より薬局なら外国人登録証だけでいいとショートメールを貰いましたが、薬局まで周知されているか微妙ですので、保険証が簡単に持参できる場合は持参していく方が余計な労力を消費しないかもしれません。
※満10歳未満の子供、満80歳以上の方は、家族による代理購入が可能ですが、代理人と購入者の身分証明書、そして同居を証明する、住民登録謄本の持参が必須となります。


マスク5部制 施行当日の様子

公的マスク、到着時間分かりません。毎日入荷時間は異なります。種類数量もわかりませんと案内が出ている。

公的マスク、到着時間分かりません。毎日入荷時間は異なります。種類数量もわかりませんと案内が出ている。

3月9日に公的マスクの販売が始まりました。薬局の前には販売前から長蛇の列になっていました。
薬局には、入荷時間は決まってなく、入荷する量も決まっていないので、並んだすべての人が購入できるわけではないようです。ナビはこの日は何とかゲット、ナビより後に並んでいた人は、残念ながら在庫切れ。
住宅地の薬局は競争率が高いようで、人口密集地でない薬局を探すなどの工夫が必要なようです。
ナビもしっかり並びました!

ナビもしっかり並びました!

その他情報

※この措置はマスクの市場供給が十分になったと判断されたため、2020/7/11に解除され、市場で自由に購入できるようになりました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-03-10

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