DMZ(第3トンネル)&板門店同時ツアー【国際文化サービスクラブ】(2019年)

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土曜日も行ける、第3トンネルと板門店を一度に見学できるツアー!

☆第三警戒所

☆第三警戒所

こんにちは、ソウルナビです。非武装地帯関連ツアーの中でも、今日は第3トンネルと板門店に行く同時ツアーをご紹介しましょう!南北に分断された生々しい現場を訪ね、分断の現実を肌で感じられるツアー!板門店といえば、本会談場と呼ばれるブルーの建物が有名ですが、ここにはそれ以外にも見どころがたくさんあるんです!第3トンネルは、北朝鮮が韓国に侵攻するために秘密裏に掘ったという、薄暗くてちょっと不気味な空間。一触即発の緊張感と危機感が伝わってきます。韓国だからこそ体験できる特別なツアーへいってらっしゃ~い!

◇プレジデントホテルに集合!◇

集合は市庁からも明洞からも近いプレジデントホテル。3階に国際文化サービスのデスクがあります。遅くても出発20分前までにはこちらのデスクで手続きしましょう。こちらではパスポートを提示すればOK!手続きが終わったら、スタッフの指示に従いバス乗り場に移動してください。

◇ツアーコースはこちら!◇


<時間> 8:10~17:30
<日程> プレジデントホテル - 板門店 - 臨津閣 - 昼食 - 第3トンネル - 都羅展望台 - 都羅山駅 - プレジデントホテルで解散
<昼食> プルコギ

◇さっそくツアーへ出発!◇

JSA安保見学館

JSA安保見学館

板門店に行く前に、軍人によるパスポートチェックと軽い服装検査があります。検査後、JSA安保見学館に移動し、ガイドの解説付きで板門店に関するスライドを見ます。説明が終わると国連のバスに乗り換え、共同警備区域の見学はじまりはじまり~!ちなみに板門店を管轄する部隊は韓国軍管轄地域の中で唯一国連軍が管理し、その基地はキャンプボニパスと呼ばれています。

■□■板門店■□■

■本会談場

手前の青い建物が会談場で、奥に見える白い建物は北朝鮮の板門閣(パンムンガク)。板門閣の前には北朝鮮の軍人が立っています。ここには鉄柵があるわけでもなく、20センチほどのコンンクリートで北朝鮮と韓国の領土が分けられ、行こうと思えばいくらでも北朝鮮の領域に行くことができます(実際には行けません)。だから、お酒を飲まれた方や酔っ払った方、お酒を持参している人はツアーに参加することができませんのでご注意を。いい気持ちでふらふら~なんて北朝鮮に入ってしまったら、大変なことに!
本会議場と板門閣

本会議場と板門閣

韓国と北朝鮮の境界にはコンクリートが!

韓国と北朝鮮の境界にはコンクリートが!

本会議場と隣接した建物を含め、1つの建物の両サイドにはマネキンのように微動だにしない軍人が立っています。よ~く見てみると、半身は建物に隠している状態。これは万一の場合に備えているんだとか。
☆韓国側

☆韓国側

☆北朝鮮側

☆北朝鮮側

☆中にも軍人が!

☆中にも軍人が!

☆行事がなければ、本会談場に入ることができます。

☆行事がなければ、本会談場に入ることができます。

■ポプラ事件(8.18斧蛮行事件)の現場

以前、共同警備区域は国連軍と北朝鮮両方の自由な行き来が可能でした。しかし、共同警備区域内にあるポプラの木が視界を遮るため、北朝鮮軍の監視をしていた国連軍が木を剪定しようとしたところ、北朝鮮が抗議。しかし、国連軍は作業を続行し、北朝鮮軍が国連軍を襲撃、国連軍所属のアメリカ軍兵士2名が亡くなり、韓国人兵士も重軽傷を負う事件がありました。ちなみに記念碑の下にあるマル○は、当時のポプラの木の太さをあらわしているんだそう。この事件で亡くなったアメリカ軍所属のボニパス大尉の霊を追悼するため、ここにある基地はキャンプボニパスとも呼ばれます。この事件以降、共同警備区域にも軍事境界線が引かれ、それぞれ別に管理することになりました。
■帰らざる橋

韓国が管理しているこの橋は、朝鮮戦争休戦後、捕虜の交換に使われた場所。捕虜は南か北かをどちらか決めてこの橋を渡り、二度と戻ってくることはできないことから「帰らざる橋」と名づけられました。

■□■臨津閣■□■
ソウルから1時間ほどのところにある臨津閣は朝鮮半島の統一を願って建設された観光地。実際に朝鮮戦争に使われた戦車や飛行機、戦争の被害にあった蒸気機関車、また1953年の休戦協定後、13000人もの捕虜が帰還するときに渡った橋である自由の橋があります。
■自由の橋と望拝壇

望拝壇は北朝鮮の方向に立ち、毎年旧正月と秋夕(チュソク:旧暦8月15日)には離散家族が集まり祭祀を行っているところ。そして望拝壇の後方にあるのが自由の橋です。今は橋の途中で遮られ、そこから先は民間人統制区域のため行くことができません。行き止まりとなった部分には統一や平和を願うメッセージがたくさん残されています。
自由の橋

自由の橋

メッセージがびっしり!

メッセージがびっしり!

■平和の鐘

人類の平和と民族統一を願い、2000年に造られた鐘。この鐘は朝鮮戦争に使われた銃やヘルメットを溶かして造られたんだそう。また21段の階段に21坪の土地、鐘の重さが21トンと、かなり21にこだわっています。これも21世紀が平和であるようにとの願いをこめてのこと。
■蒸気機関車

朝鮮戦争中に北朝鮮の攻撃をうけた蒸気機関車で、攻撃の痕がそのまま残っています。攻撃を受けたあと脱線したこの機関車は長い間非武装地帯に放置されていましたが、その後文化財に登録され、現在は臨津閣に展示されています。

■□■ランチタイム■□■

ランチはプルコギをいただきま~す!醤油ベースの甘い味付けなので辛いのは苦手・・・という方でも安心!そのままご飯で食べてもよし、サンシュに包んでも美味しいですよ♪ 韓国ですから、もちろんおかずはおかわり自由!近くにおかずがのったワゴンが置いてあるので、食べたい分だけいくらでもおかわりできちゃいます!
グループ用

グループ用

おひとり様用

おひとり様用


■□■第3トンネル■□■
ソウルから1時間ほどの距離にある第3トンネルは1978年に発見されました。トンネルの長さは1635m、高さ1.95m、幅2.1m、地下73mにつくられていて、板門店からもわずか3kmしか離れていません。トンネル内部にはヘルメットをかぶり、トロッコに乗って下りていきます。

■□■都羅展望台と都羅山駅■□■

 都羅展望台からは、肉眼でも北朝鮮の開城(ケソン)の町を見ることができます。北朝鮮の風景を写真に収めることは可能ですが、撮影場所が黄色のラインで決められているので、その中で撮るようにしてください。指定外の場所で撮影された場合、冗談ではなく、監視している軍人に注意されるかもしれません。
都羅山駅は韓国最北端にある駅で、次の駅は北朝鮮の開城へと続いています。
都羅展望台

都羅展望台

都羅山駅

都羅山駅

◆◇◆帰りはプレジデントホテルまで!

ツアーはここで終了!帰りは集合場所と同じプレジデントホテルまで送ってくれますヨ♪
☆板門閣

☆板門閣

いかがでしたか?1953年の休戦協定締結後につくられた、軍事境界線から南北にそれぞれ2kmの幅で朝鮮半島を東西に横切る広大な地域、非武装地帯。ここでは軍事行為や敵対行為が一切禁止され、人の出入りもありません。そのため、皮肉なことに生態系が守られ、現在では貴重な動植物たちが生息する場所でもあります。もしかすると非武装地帯で鶴などの貴重な動物たちに出会えるかもしれませんよ!?以上、ソウルナビでした。
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記事更新日:2019-05-16

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スケジュール

区分 内容 食事
8:10~17:30 08:10 出発
移動(自由路)
臨津閣(自由の橋)
統一大橋検問所(パスポートチェック)
第3トンネル・DMZ映像館
都羅展望台
都羅山駅
統一村(車窓見学)
昼食
統一大橋検問所(パスポートチェック)
キャンプボニパス到着
スライドブリーフィング
共同警備区域観光(軍連司令部前方基地・自由の家・本会談場・軍事分界線・第3警備所・帰らざる橋・ポプラの木事件)
キャンプボニパス出発
17:30 プレジデントホテル到着 
プルコギ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2008-08-21

利用日
大人 子供

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