ソウルから1時間!カルビで有名な二東カルビ通りで韓牛にこだわり続けるお店!
こんにちは!ソウルナビです。韓国グルメを代表する料理といえばズバリ、焼肉!韓国に行くなら焼肉を食べたい!韓国が初めてのビギナーさんも何度も来ているリピーターさんも、そう考えている人は多いのでは!?牛も豚もいろいろある焼肉だけれど、中でも骨付きの牛カルビは韓国の焼肉では基本中の基本、是非本場で味わってみたいメニューの1つ。今日はソウルの郊外で牛カルビの専門店が並ぶ有名な通りにあるお店をご紹介しましょう!その通りとはソウルから車で1時間ちょっと、京畿道の抱川(ポチョン)市は二東(イードン)にある二東カルビ通り。このカルビ専門店が軒を連ねるこの通りに店を構える「二東釜山カルビ」です。んん?二東なのに釜山!?お店の名前がちょっと気になるけれど、こちらはこの通りでも多くない韓国産のブランド牛、韓牛(ハヌ)にこだわる店。せっかく韓国で焼肉いただくなら韓牛を味わいたい!というグルメさんにもオススメのお店なんですヨ。それでは、さっそくご案内しましょう!
二東カルビ通りの端っこに
お店のある二東カルビ通りはソウルから北東方面へ車で1時間ちょっとのところに位置。山間の集落に伸びる300mほどの通りに、カルビ専門店がずらずらと並んでいます。この辺りはその昔、近くに屠畜場があったことからカルビの焼肉のお店がたくさんできたとか。屠畜場がなくなった現在でもその名残りから名物としてカルビが有名な通りに。二東カルビ通り以外にも周辺の「山道」にはたくさんカルビのお店があったりします。「二東釜山カルビ」は二東カルビ通りの北のほうのちょっと外れにあり。ソウルからは東ソウルバスターミナルから出ている市外バスを利用すれば1時間ちょっとで二東カルビ通りの停留所に到着。お店はこの停留所から歩いて1分ほどで、ソウルからちょっと離れた場所にありながらアクセスは意外と簡単です!
お店の看板には「韓牛のカルビにだけこだわるお店」との文字が。創業は1983年とのこと。この辺りにカルビ店ができ始めたのは1960年頃だから、通りではそんなに古いお店ではないようです。でも30年以上続く老舗。また看板には「ハヌスップルカルビ(韓牛炭火カルビ)」との文字も。それでは、さっそく中に入ってみましょう!
座敷席で川を眺めながらゆっくりカルビを~
テーブルは全て座敷席。お店に入って奥のほうに座敷のお部屋があります。この部屋にはお店の奥に面した側に窓がたくさんあるのですが、窓からは山と川の景色が。実はカルビ通りの裏には通りと並行して都坪川(トピョンチョン)という川が流れていて、通りに並ぶお店ではこの川の景色を眺めながらカルビがいただけるんですヨ!
韓牛の骨付きカルビをリーズナブルに!
こちらのメインメニューは韓牛のセン(生)カルビとヤンニョム(味付け)カルビ、それからテジ(豚)カルビのみ。そのほか、追加注文用に焼肉のシメにいただくテンジャンチゲ(味噌チゲ)やククス(麺)、冷麺、それからアルコール類があります。オススメはもちろん、韓牛のお味をそのまま感じられる生カルビと、韓国のカルビといえば定番のヤンニョムカルビ!ヤンニョムももちろん、韓牛を使用。量は1人前で生カルビは骨付きの長いお肉が3本、ヤンニョムカルビは6本出てきます。生のほうが良いお肉を使うからヤンニョムと比べたら量は少ないけれど、それでもかなりのボリューム!ちなみに、お肉の注文はテーブルの人数分するのが基本。同じ種類じゃなくても、例えば2人なら生カルビとヤンニョムカルビ1人前ずつでもケンチャナヨ(大丈夫)!
おかずは!?
お肉を注文すると、付け合せのおかずもたくさん出てきます。キムチやナムルなど季節のお野菜を使ったものが中心。どれも素朴だけど田舎で食べるような優しいお味!お肉と一緒にいただくパジョリ(細切りネギのピリ辛和え)とトンチミ(大根の水キムチ)は1人一つずつです。
カルビは各自で焼きましょう!
長いカルビは焼きながら各自ハサミで切っていきます。まずそのまま焼いて、一度ひっくり返してからしばらくしたところでジョキジョキ。生カルビとヤンニョムカルビの両方を注文した場合は、生カルビのほうからいただきます。
生カルビは塩だけをつけて食べるのがオススメ。でもネギと一緒にいただいてもOK。霜降りのお肉ではないけれど、赤身の美味しい韓牛の風味を味わうことができますョ!そうそう、骨付きカルビは骨に付いたぎりぎりの部分のお肉も忘れずに!ここが美味しいんですよね~
ヤンニョムカルビは甘すぎない味付けがグッド!こちらはもともとしっかり味が付いているので、サンチュ(葉野菜)で包んでいただくのもオススメです。
二東マッコリも一緒に!
二東といえば、カルビのほかに有名なのがマッコリ!とくに二東ではソウルでも見ることのない100%国産米を使用した生マッコリが味わえるんです。このマッコリ、下の沈殿物と全体を混ぜて飲むのもいいけれど、混ぜずに上澄みの透明な部分だけを飲んでもOK!すっきりフルーティーな味わいを感じられ、ナビ的にオススメです!
韓牛にこだわる釜山出身の女将さん!
ところでこちらのお店、二東にあるのになぜお店の名前が「釜山カルビ」?女将さんにたずねてみたところ、やはり女将さんは釜山出身の方。女将さん曰く「この辺りはカルビが有名だからたくさんの人がカルビを食べにやってくるけど、せっかくここまで来たのに韓国産のお肉じゃなきゃ残念よね。」そうなんです、ここ二東は昔からカルビのお店が多いけれど、現在では輸入牛を使っているお店も実はたくさんあるとか。でもこちらでは、コストは少しかかるけれど美味しい韓牛を食べてもらいたい!という気持ちで、30年ほど前に釜山からやって来て以来、ずっと韓牛にこだわり続けているそう。もちろん韓牛だから、お値段は通りのお店の中では少し高めですが、それでもそんなに差はなく、ソウルで韓牛のカルビをいただくよりも断然リーズナブルな値段設定になっています。
カルビの下準備を見学させていただきました!
炭にもこだわりが!?
こちらのお店は看板にもあるように炭火焼き。実際に炭をチェックしてみると、正真正銘、やはり立派なホンモノの炭が使われています。韓国の焼肉店では肉をより美味しく焼くために炭の種類にもこだわるお店もあります。どんな炭を使うかによってお肉の味はもちろん、かかるコストも変わってきたりします。こんな良い炭を使っているのにリーズナブルなお値段で韓牛が味わえるのも嬉しいポイント!
ソウルにも焼肉店はたくさんありますが、たまには郊外へ小旅行がてら有名なカルビを食べに出かけてみるのはいかがでしょうか!?こちらはソウルからバスで1時間ちょっととアクセスが良く、山や川の景色も楽しめます。またソウルのお店にはあまり置いていない国産米100%使用の二東生マッコリが味わえるのも注目ポイント。自然豊かな山郷で美味しくリーズナブルな韓牛とマッコリをぜひ味わってみてくださいネ!以上、ソウル郊外の二東カルビ通りにある「二東釜山カルビ」からソウルナビがお伝えしました。