汝矣島公園・世宗大王銅像

ヨイドコンウォン・セジョンテワントンサン여의도공원・세종대왕동상

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ハングルを生んだ世宗大王の誕生600周年を記念して建立


こんにちは、ソウルナビです。韓国で使われているハングル、誰が作ったのかご存知ですか?それは李朝(1392~1910)の4代目の王様である世宗大王(セジョンテワン・1397~1450)。世宗大王は32年間在位し、数々の優れた功績により、歴代の王の中でも一番という意味で「大王」と呼ばれています。そんなえらい世宗大王、光化門(クァンファムン)の銅像が有名ですが、汝矣島公園(ヨイドコンウォン)にもいらっしゃいます。それでは、さっそく出発~(^^)

世宗大王とは

世宗大王は学者と技術者を優遇し、世界最初の測雨器をはじめとして日時計、水時計、天体観測機など生活に必要ないろいろな器具を発明、製作しました。また活字を改良し、音楽と楽器を発展させました。 でも中でもなんといっても有名なのはハングルの創作。ハングル(訓民正音)は世界の文字の歴史の中でもめずらしく、意図を持って人為的に創造された文字。ハングルは韓国が誇る、また人類の文化の宝でもあるともいえるでしょう。ユネスコが文盲根絶功労者に与えるために設けた「世宗大王賞」も、このようなハングル(訓民正音)を作成したことに由来したものです。世宗大王の墓地はソウル市郊外の驪州(ヨジュ)にあるヨンヌン(英陵)にあります。

銅像の周りのレリーフには

こちらの銅像は世宗大王生誕600周年を記念して、汝矣島公園に建立されました。銅像の周辺には12に及ぶ代表的な業績が文字と絵などで紹介されています。ただし、すべてハングルで書かれているのが残念(~_~;)。なのでナビがいくつかを翻訳してみました。

●訓民正音 頒布図(フンミンジョンウム・パンポド)
世宗大王は1443年(世宗25年)12月、訓民正音を製作した後、さらにそれを改良を加え、1446年(世宗28年)9月上旬、ハングルを世に広く知らしめました。この絵は訓民正音を頒布している光景。

●測雨器(チュグギ)
測雨器とは周尺を利用し降水量を測る器具のこと。1441年(世宗23年)に世宗大王の王子が考案、製作されましたが、何点かの不具合があり、さらに改良を加えた上、1442年(世宗24年)、最終的に設置されました。

●自撃漏(チャギョンヌ)
水が流れるものを利用して作ったもので、自然に動く水時計のこと。1433年(世宗15年)、世宗大王の教えを受けてチャン・ヨンシルらが作った後、不具合を改良、1434年(世宗16年)に景福宮(キョンボックン)の報漏閣に初めて設置され、公式的な使用されました。この水時計はその後、李朝の新しい標準時計となりました。
この他にも書雲観図(ソウンクァンド)、知音図(チウムド)、集賢殿学士図(チッピョンジョンハクサド)などが紹介されています。
書雲観図(ソウンクァンド) 書雲観図(ソウンクァンド)

書雲観図(ソウンクァンド)

知音図(チウムド) 知音図(チウムド)

知音図(チウムド)

集賢殿学士図(チッピョンジョンハクサド) 集賢殿学士図(チッピョンジョンハクサド)

集賢殿学士図(チッピョンジョンハクサド)

渾天儀(フンチョンウィ) 渾天儀(フンチョンウィ)

渾天儀(フンチョンウィ)

六鎮開拓図(ユッチンケチョクド) 六鎮開拓図(ユッチンケチョクド)

六鎮開拓図(ユッチンケチョクド)

鋳字所図(チュジャソド) 鋳字所図(チュジャソド)

鋳字所図(チュジャソド)

田制詳定図(チョンジェサンジョンド) 田制詳定図(チョンジェサンジョンド)

田制詳定図(チョンジェサンジョンド)

仰釜日晷(アンブイルグ) 仰釜日晷(アンブイルグ)

仰釜日晷(アンブイルグ)

実は皆さんも韓国の旅行中、いつでも世宗大王をおがむことができます。しかも入国したその日から、皆さんのそばの守護神に!(^^) というのも韓国の紙幣で2番目に高い1万ウォン札のモデル(?)が世宗大王なんです。以上、汝矣島公園の世宗大王銅像の前からソウルナビでした。

記事登録日:2001-07-02

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スポット登録日:2001-07-02

スポット更新日:2012-11-12

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