李朝の正宮の姿を約90年ぶりに取り戻しつつある景福宮!昔の様子を辿ってみよう!パート2
こんにちは、ソウルナビです。景福宮企画写真展の続編の写真がやってきました!パート1では「絵で見る景福宮」と「景福宮の全閣を昔の写真で」をおおくりいたしましたが、いかがでしたでしょうか?さて、今回は「景福宮の毀損」と「景福宮の復元」の様子を鑑賞してみましょう。それでは、ナビについてきてくださいね。!(^^)
景福宮の毀損(Injured Gyeongbokgung)
朝鮮物産共進会:朝鮮を植民地にした日本は「始政」5周年記念事業として景福宮で「朝鮮物産共進会」を開催(1915.9.11~10.31)し、李朝の正宮を完全に破壊した。
共進会場景福宮の地図
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共進会場特設館の全景、共進会場本館、光化門も改造、共進会場の内部
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朝鮮博覧会
朝鮮博覧会場入口として装飾された光化門(1929.9.12~10.21)
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加設場として覆い被された東十字閣
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朝鮮博覧会展示会場のようす
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朝鮮博覧会のポスターとポストカード
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朝鮮総督府庁舎(建立期間:1916~1926)
工事前の景福宮全景
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朝鮮総督府庁舎を建てる前の興礼門(フンレムン)区域 永済橋(ヨンジェギョ)
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地鎮祭:土木工事を行う前に、建物の安全を祈願する意味で執り行う祭祀
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地鎮祭
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朝鮮総督府庁舎の建立工事
景福宮の正門・光化門(南門)が建春文(東門)横に移されたようす
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朝鮮総督府庁舎竣工直後のソウルのようす
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景福宮の復元(The Process of Gyeongbokgung Restoration)
寝殿区域
勤政殿(クンジョンジョン)内部、御座(王座)
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勤政殿上[木梁]分:棟上げを祝う文
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宝蓋天障(ポゲジョンジャン)の七竜(足の指が7本ある黄竜):勤政殿の宝蓋天障に2匹の竜が如意宝珠を弄びながら雲の間を飛んでいる。
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日月五岳図(イルウォルオアット):王の御座の後ろにある屏風。
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東宮区域の復元
元の場所に復元された資善堂
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元の場所に復元された丕顕閣(ピヒョンガッ−勤政殿東側にある東宮の建物で、王子が学問や修養を磨いた場所)
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朝鮮総督府庁舎の撤去(1995.8.15~1997.2.28)
勤政殿をふさいだ朝鮮総督府庁舎
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後ろから見た朝鮮総督府庁舎
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興礼門区域完工のようす
以上で景福宮企画写真展は終わりです。景福宮の昔の様子を写真で見たり、壊された建物の復元写真を見て、皆さんはどう思われましたか?1990年にスタートした景福宮復元事業整備計画は、今後2009年まで続く予定。太祖(テジョ・李氏朝鮮初代の王)創建当時、全部で390間余りにすぎなかった景福宮は、高宗25年(1888年)の再建の時には7,225間まで増築されました。その当時の景福宮の姿(全体129棟、6,180坪)を復元後に見ることができるそうです。約600年もの歴史を持つ李朝の正宮の完全な姿はさてさていつお目にかかれることでしょうか。。。それでは、昔の写真を眺めつつ、しばらく感慨にふけるソウルナビでした。
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記事登録日:2001-12-14