釜山から行く韓国の世界遺産

釜山から行きやすい韓国の世界遺産!安東河回村や慶州良洞村も簡単にアクセス可能!

こんにちは、プサンナビです。釜山から気軽に行ける韓国の世界遺産は2つあります。プサンナビでも何度も紹介しているお馴染みの場所でもある新しい世界遺産は、「安東河回村(アンドンンハフェマウル)」と「慶州良洞村(キョンジュヤンドンマウル)」。釜山近郊ではないですが、釜山から日帰りでも行ってこれる範囲内なので、釜山旅行の際に世界遺産を観光することも可能!ということで、今日は、新しく世界遺産に登録された2つの場所と、そのほか、釜山からアクセスしやすい韓国の世界遺産「仏国寺(プルグッサ)」、「石窟庵(ソックラム)」、「海印寺(ヘインサ)・八万大蔵経板」、「慶州歴史遺跡地区」を詳しくご紹介して行きましょう!
韓国が誇る世界遺産「仏国寺(ブルグクサ)」
韓国が誇る世界遺産としても過言ではないほど有名な仏国寺。吐含(トハム)山の中腹に位置する仏国寺は大韓仏教曹渓宗第11教区の本寺であり、韓国を代表する寺院として広く知られています。仏様の世界である仏国土を現世に再現することを目的として建設されたと言われています。創建の時期はさまざまな説がありますが、528(法興王15)年に法興王の母、迎帝夫人の発願によって建設されたという記録が『仏国寺古今創記』に出ています。その後、増築、改修を繰り返しつつ約1000年に渡って繁栄を続けましたが、16世紀末に起こった文禄・慶長の役で大半の建物が焼失してしまいました。現在見ることのできる仏国寺の姿は朝鮮時代後期、また1968年の発掘調査を踏まえて1973年に復元されました。
アクセスの仕方
KTXでのアクセスも可能なり、新慶州駅、そして慶州駅、市外バスターミナルからは10番、11番バスに乗って仏国寺下車。普門観光団地からは10番バスで同じく仏国寺下車です。バスの停留所を背にして駐車場を越え、右手に行くと土産屋などが並んだ仏国寺へ向かう道に出ます。歩いて5分ほどで仏国寺の入口に着きます。
統一新羅が生んだ世界の名宝 石窟庵(ソクラム)
仏国寺からさらに山道を上にあがっていくと見えてくるので、こちらの 石窟庵。石窟庵の創建は751(景徳王10)年。 石窟庵は仏国寺と同様に、吐含(トハム)山の中腹に位置します。石窟庵という名の通り、切り出した石をドーム型に組んで作られた石窟寺院です。もともとは仏国寺に付随する庵として建てられました。中央に巨大な本尊を置き、周囲には仁王像、四天王像、菩薩像などを配置。石窟でありながらも通常の寺院が兼ね備える仏国土の条件を立派に満たしています。近くまで行くと木造の前室の後ろが古墳のように丸く盛り上がっているのが見えます。この下に巨大な本尊仏が鎮座しています。
アクセスの仕方
KTXでのアクセスも可能なり、新慶州駅、そして慶州駅、市外バスターミナルからは10番、11番バスに乗って仏国寺下車。普門観光団地からは10番バスで同じく仏国寺下車です。バスの停留所を背にして駐車場を越え、右手に行くと土産屋などが並んだ仏国寺へ向かう道に出ます。歩いて5分ほどで仏国寺の入口に着き、そこからはシャトルバスでさらに山道を登っていくと、あります。
慶州良洞村(キョンジュヤンドンマウル)は慶州の北側に位置!<慶州市>
市内から30キロほどのところに位置する両班(高麗、李朝時代の特権的な身分階級)たちが住んだ村。全国でも優秀な人材を輩出する村として名を轟かせました。民俗村としての保存状態もたいへん素晴らしいため、数々の建造物が文化財指定を受けています。現在まで国家指定の文化財が国宝1、宝物4、重要民俗資料12点、また慶尚北道指定の文化財は有形文化財2、記念物1、民俗資料1、文化財資料1、郷土文化財2点と、合わせて24点の文化財があり、2010年世界遺産に登録されました。
アクセスの仕方
KTXでのアクセスも可能なり、新慶州駅、そして釜山総合バスターミナルから市外・高速バスで約1時間ほどで慶州市外バスターミナルへ到着。そこからバスを乗り換え、良洞村へ向かうバスに乗り、約40分ほどで到着。
新羅の古都の代表的な5つのエリア慶州(キョンジュ)歴史遺跡地区<慶州市>
新羅(B.C57-A.D935)の首都であった古都慶州(キョンジュ)の歴史と文化を伝えるさまざまな仏教遺跡、王京遺跡が保存されている遺跡地区。2000年12月に世界遺産として登録されました。遺跡は大きく5つの地区に分けられ、仏教美術の宝庫である「南山(ナムサン)地区」、王宮がある「月城(ウォルソン)地区」、新羅王朝の古墳群が分布する「大陵苑(テヌンウォン)地区」、新羅仏教の中心である「黄龍寺(ファンニュンサ)地区」、王都の防御施設の中心である「山城(サンソン)地区」に区分され、52の指定文化財が含まれています
南山(ナムサン)地区 南山(ナムサン)地区 南山(ナムサン)地区

南山(ナムサン)地区

月城(ウォルソン)地区 月城(ウォルソン)地区 月城(ウォルソン)地区

月城(ウォルソン)地区

大陵苑(テヌンウォン)地区 大陵苑(テヌンウォン)地区

大陵苑(テヌンウォン)地区

黄龍寺(ファンニュンサ)地区 黄龍寺(ファンニュンサ)地区 黄龍寺(ファンニュンサ)地区

黄龍寺(ファンニュンサ)地区

アクセスの仕方
KTXでのアクセスも可能なり、新慶州駅、そして釜山総合バスターミナルから市外・高速バスで約1時間ほどで慶州市外バスターミナルへ到着。それから市内バスやタクシーで各エリアへ。
釜山から北へ3時間ほどの安東河回村(アンドンハフェマウル)<安東市>
年間100万人の観光客が訪れる、安東のランドマーク的な存在。村を囲むように川が流れていることから、河回村と呼ばれるようになり、昔の貴族階級だった両班(ヤンバン)の家屋や、庶民の多様な様式の家がそのままに残り、村全体がテーマパークのようになっています。伝統的な家屋をそのまま民宿にしているところもあり、目覚めたときからタイムスリップしたような気分を味わえるのも観光地として人気。また、ユーモラスな仮面をつけて、支配階級を批判する伝統舞踊なども見られ、韓国の伝統を感じられる村として有名。現在でも、その当時の子孫が生活している場所でもあり、現在と過去が調和された村になっています。2010年に世界遺産に登録されました。
アクセスの仕方
市外バスか鉄道をを利用。バスは釜山総合バスターミナルから安東までマウルバスでています。鉄道なら圧倒的にバスが速いので、時間の制約がある旅行者の方にはバスがおすすめ。ローカルな旅を楽しみたい方は鉄道を使う手がありますが、時間帯が悪いので、よほど時間がある方でないと利用が難しいかもしれません。市外バスターミナル前から市内バスが出ているので、河回村行きにのりましょう。
国立公園内にある世界遺産「海印寺」
新羅第40代哀荘王3年(802年)に新羅王室の寄進を受けて、順応と利貞という2人の僧によって立てられた寺院が海印寺の始まり。その後、何度かの火災に遭い、創建当事のもので残っているものは三重石塔など数えるほどしかなくなり、現在の建造物は李氏朝鮮時代の末期(1818年ごろ)に再建されたものです。世界遺産に登録されている八万大蔵経や蔵経板殿をはじめ、数多くの文化財が収められています。釜山から直接空くセスする方法がなく、ちょっと行きづらくもありますが、大邱から行きやすくなっています。
アクセスの仕方
大邱(デグ)に到着したら大邱西部バスターミナル(地下鉄2号線聖堂池<ソンダンモッ>駅で下車すぐ)へ行き、そこから海印寺行きのバスへ乗り向かいます。(バスは約30分間隔で出ています。)
韓国国内にある世界遺産の半分ほどが釜山から簡単にアクセスできる場所にあります!釜山で数泊して、その間に1泊を近郊の世界遺産まで足を運び、韓国の歴史伝統を垣間見てはいかがでしょうか?以上、プサンナビがお送りしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-01-31

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